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2016年10月16日 (日)

ラグジュアリー女性誌に大島まり先生を見つける

少し前に高級女性ファッション誌をめくっていて、親しい女性研究者を見つけました。東京大学生産技術研究所の大島まり教授、雑誌は「Precious(プレシャス)」 5月号です。もともと流体力学が専門で、私が初めて取材に伺った時にはすでに、独自の脳動脈瘤の血流シミュレーションなどのテーマに取り組んでいました。超レアの東大の工学系の女性教授できれいな人で、もうそれだけで「勝ち組」って思えるじゃないですか。40代に入ってから結婚、そして出産だなんていうのもまた、「すごい~」って思っていました。

それだけに、半生を振り返っての記事は、それまでの印象を覆す、別の観点から心に残るものでした。というのは、独自の研究テーマを見つけて確固たる土台を築くのに時間がかかっていたからです。「(流体力学の)私の分野は歴史が長く、研究者も多いため、続けていけるか自信がなくなって…」といったコメントが出ています。学生時代も、研究者になってからも、留学していますが、「それで道が開けた」わけではありません。悩んで、苦しんで、そして今のテーマに「これだ!」となったのは36歳の時だったそうです。

いいですねえ、こういう話。仕事で「すごいな」と皆から見られる立ち場の人が、失敗したとか辛かったとかいう話をしてくれると、強力に親近感を持ってしまうもの。なかなか表に出てこないものだから、貴重な話だという感激もあるのでしょう。大島先生のこと、さらに好きになってしまいましたよ~。

それで、メールを出しました。そうしたら、「雑誌で紹介されているようなラグジュアリーなブランドも持っていないのに…」と恐縮するお返事が。同感です。私もそのページを開く前は、「ひええ、ワンピース△円、こんな高いモノを買う人がいるのか」と驚いていたのですから。というかもっというと、その雑誌を1000円近い定価で本屋さんで手に取ったのではなく、古書のブックオフで10分の1の値段で置かれているのを立ち読みした(先生の掲載を知って、そのあとちゃんと買いました。100円で)という状況でしたからね…。
それにしても驚いたのは、お金をかけて美と豊かさを追求しているとみられる雑誌でさえ、こういったキャリア女性の半生を振り返る企画がなされるということです。全部で4人のキャリア女性が取り上げられて、こういう場合の定番は「国際」での活躍ですが、もう一つ驚いたのは3人が理系(医療1人の工学2人)だったことです。理工系女性のもうお一人は、パナソニック執行役員の小川理子さん。音響機器のエンジニア出身で、テクニクスブランド復活の総指揮をしてプライベートではジャズピアニストとしても活躍、ということで憧れが集まっちゃいます~。キャリアを積んだリケジョの話は今、大きな企画記事を執筆しておりまして、掲載後にまたご報告いたしますね。

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