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2017年3月 6日 (月)

東大の投資事業会社、記事は3年越し

「東大VC、活動本格化 大型の技術VB創出 新たなエコシステム構築」を2017.2.28最終面に掲載しました。政府の4国立大出資事業で立ち上がった、東京大学の投資事業会社でベンチャーキャピタル(VC)の東大IPCを中心とした記事です。同社の大泉克彦社長も、これまで表に出るのを控えていた様子で、この紙面でのインタビューも目玉です。

同社のまとめ記事はずうっと以前から頭にありました。4国立大出資の補正予算案が出てきた2014年年明けから、です。なんと、3年越しです。1年前、2016.4.7に1面トップ「東大、新VBファンド 経団連・VCと企業創出」を取り上げた時ももちろん、「今回は東大を主語にしたけれど、東大VCを主語にした記事もぜひ、大きく書きたい」と思っていました。

今回の記事では、東京大学エッジキャピタル(UTEC=ユーテック)についても触れたのですが、こちらも「どこで、どんな形で書こうか」と長いこと、気にしていました。UTECは大学発VBのVCとして、ずぬけた実績で高く評価されていますが、草分けだっただけに当初の資金集めなど、本当に苦労してきました。そのため、政府に巨額の資金をもらってスタートした東大IPCには、複雑な思いを抱いているわけです。週刊誌的にあおった書き方にしたら、読み手は喜ぶけれど、関係者の怒りを買ってしまう。でも、書きたい。読者に伝えたい。じゃあ、どんなタイミングで、どんな表現で? …その宿題に、ようやく区切りを付けることができました。

新聞記者の仕事は、常に次の新しい話を追う短期案件が中心になりがちです。でも、今回のような数年越しの案件も、大事にしなくてはいけない。記者として担当が長いからこそ、深く書ける記事。私、学生時代に「飽きっぽくて、長期の活動が苦手」だから、進路を研究職から新聞記者へ変えたんですよ。でも、そうじゃなかった。大人になって知りました。私ってこんなにも、一途だったんだ、って(笑)。

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