« 東大の投資事業会社、記事は3年越し | トップページ | 割り勘負けからの脱出 »

2017年3月12日 (日)

北見に出向いてこそ実感した、地域の思い

ブログで「日記」といっておきながら、1月末の話で恐縮です。もっとも寒さの厳しい時期に、北海道の北見工業大学へ出向いたときの話です。産学連携で以前から親しい教員がいて、学長取材も春に東京で実施してつながり、遠出の企画となりました。いえね、あまり深く考えずにね、「どれくらい寒いか、体感してみたいな」なんていっていたんですよ。もし本当に行ける可能性がその時点で高かったら、もっと慎重に発言したと思うのすが。で、最高マイナス5度C、最低マイナス20度Cとなる頃に行く羽目になりました。ちなみに現地での会話では「マイナス20度C」というのを「20度」といっていました。「マイナスなのが当たり前」だからですね…。

そりゃあもう、行くにあたって緊張しましたよお。「いったい何がどれくらいなのか」わからないから。飛行機を降りてのバスの中から、「すごい雪が積もった道路(北見は寒さに比べ、積雪はさほどではないけれど、その日は多かったのです)」を目にし、「スーツケース(長期でないのに、かさばるイヤーマフとか、乾燥対策のミストスプレーとか、重ね着のためのベストとか、用心して荷物を多く持って行った)なんか、道で押して動けるのだろうか」と不安に思っていました。が。その場になってみると周囲は皆、ごく普通。「ちょっとそこまで」ふうに歩いています。除雪もばっちりでスーツケースも難なく押せる。こ、これって普通なのね?

それで思いました。この地に限らず、「不便なところは町が廃れていっても、しょうがないんじゃない」って気持ちを、東京暮らしのおこがましさを、知らず知らず持っていたんだなって。地元の人にしてみれば「冬なんだから、これくらいは普通」であって、なのに生まれ育った大好きな町が、人口流出で元気がなくなってきている、というのは悲しい。地方創生で皆が声を大きくする、その気持ちに思い至ることができました。

飛行機だって、便変更が効く正規料金で、往復9万2000円! 「こんなにするんだ」って驚きました。同じ国立大の教職員でも、東京開催が多い充実したイベントや会議に、地下鉄数百円で行けるケースと比べたら…。参加のチャンスが限られてしまいますよね。そういうことも考えずに、日本全国、大学は一斉に競争だ、みたいなのはいけないなって、反省しました。

やはり、現場に出向くとこは大事なんですね。頻繁なのは難しいとしても、時々のチャンスは、大事にしたいと思いました。

|

« 東大の投資事業会社、記事は3年越し | トップページ | 割り勘負けからの脱出 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/521576/65005028

この記事へのトラックバック一覧です: 北見に出向いてこそ実感した、地域の思い:

« 東大の投資事業会社、記事は3年越し | トップページ | 割り勘負けからの脱出 »