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2019年6月23日 (日)

オリンピックチケットの競争率

オリンピックのチケット抽選、ため息が日本中に蔓延しましたね。私も「全滅」でした。他社含め記者クラブ周辺などで、当たったという人は見かけません。「まあ、競争率を計算すると、仕方がないと思えるね」というのが一つ。一方で「チケットの枚数や配分を、主催者側が明らかにしていないままだなんて失礼なこと。実はスポンサー企業向けが大量にあったら、『税金は使わないでスポンサーだけで勝手にやってください』といいたくなるよね」というのと感想は両方です。

自分流に計算してみました。新国立競技場は6万8000人収容、増設で8万人とのことです。一方、今回のID取得者数は約750万人と報道で知りました。おらく開会式は全員が応募しているでしょう。ということから、「席は7万5000あって(席の種類はここでは無視して)、750万人が応募した」という概数でやってみます。これだとわかりやすい。つまり「席一つに100人が応募」「当選確率は1%」です。でも開会式は1人で2人分の席を求めたケースが大半(みんなで応援チケットなどはもっと大勢も可だけど、他は2人までだった)と思うので、「当たりは200人に1人」「当選確率は0.5%」というわけです。これで計算、間違っていないよね?? で、これは全席が、今回の購入希望者に開かれていたとしての話です。今回以外の販売分、海外購入者向け、関係者席、スポンサー席がどれくらい取り置かれているのかによって、ぐぐっと厳しさが高くなるというわけです。

今回、私はこの騒動に関わる新聞記事を、文科省の記者クラブの回覧(著作権処理されているもの)で全部、確認していました。スポーツ庁案件ですから、文科省チェックに漏れはないでしょう。それで思ったのは、「もっと情報を持っている担当記者が、推定競争率を出すという記事は、なんでないのかな?」ということでした。推測記事を出すのは自信がないとできないから、そこまで突っ込めないのでしょうか。「数字を明らかにしていないのは、おかしいのではないか」という意見表明のコラム(記者名入り)はあったのですが、それもごく一部。最近の記者は、凄みを聞かせたかつてのブンヤ(新聞屋)稼業と違って、発表相手を追求する気迫が薄いからなあ。…と、業界コミュニティーのためのメディアで、社会部すらない日刊工業新聞の私がいうのもなんですが。スポーツ関連の記事なんて、ほとんど読まない私にしてこの有様です。さて、来年の本番に向かって国民の関心は、報道に対する熱意は、どうなっていくことでしょうね?

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