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2019年6月10日 (月)

親が大卒でない学生への奨学金&ヘリウム危機で、記事の反響が大

ウエブ時代になってビジネスモデルが変わって大変なのは、伝統的的などの産業にも共通する点です。新聞メディアももちろん大きな影響を受けていいますが、私の立場で最大のメリットと感じるのは、記事の読者反響がウエブの閲覧数やコメントによってよくわかるようになったことです。先週は二つのヒットが続きました。いや、これだけの反応なら「ホームラン」といってもいいかもしれません(自画自賛)。

一つは2019年6月6日付大学・産学連携面の「親が大卒でない学生支援 東工大が給付奨学金」です。
https://newswitch.jp/p/17916
最初、話を聞いたときにはあまりピンと来なかったのです。科学技術分野で取材していると、この問題に
悩む人がいるってあまり想像できなかったためです。むしろかつて、田中真紀子元文科大臣が「大学が
多すぎる」と息巻いて大変だった事件とか、少子化時代にまだまだ新しい大学や学部が出てくることの
不思議さの方が身近だったためです。ところがデータをみると、今の18歳人口のうち大学進学は53%と知って。
「半分しか大学に行かないんだ。これでは『行きたいのに親が賛同してくれない。一因は、親自身が大学教育の
価値を実感していないから』というケースが少なくないな」と気づき、姿勢を転換しました。

ヤフーニュースやニューズピックスのコメントを見ると、「うちは親が大卒でないけれど/だから」というのが
結構多くて、改めてそのことを感じました。あと、女性の社会的活躍に
絡むあれこれ(学びもその一つ)って、東京にいると「今のような風が吹いている時に、そんなことをいう
人、いないでしょ」と思うようなことが、コンサバティブな地方や家庭だとまだあるわけで。「女子は地元の短大で十分」と
いわれちゃうんだ、と。だからこの記事で、元気を出してほしいなと思ったのでした。

もう一つは6月7日付科学技術面の「ヘリウム調達危機 研究機関が悲鳴 JAXA、実験変更 東大、産業用の再生検討」です。
https://newswitch.jp/p/17928
これは最初、話を聞いた時には「ヘリウムが足りない、という話題か。書いてもいいかな」というくらいでした。
でも、東大生産研究所のプランが面白くて、「これは紹介しなくちゃ」と途中からがぜん、乗り気になったものでした。

こちらは、私が思っていた以上に、大学・研究機関としては幅広く気にしている問題だったと判明しました。
そしてウエブのコメントを見ると、アヒル声になるヘリウム缶とか、キャラクター風船とかで、
「一般の人でもヘリウムって身近なんだな」というのを発見。「核融合で
つくれないの?」といった発言もありましたねえ。

というわけで前回のブログに続き、仕事が絶好調。今週からは政府関係の盛り上がりがありますからね。張り切ってまいります!

 

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