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2019年7月 5日 (金)

科学技術記者の文理比、男女比は

非常勤講師で科学技術コミュニケーションの話をする中で、学生に「科学技術系の記者の文理比はどんな具合だと思う?」と挙手してもらっています。「理系が7割、5割、3割。さあどれだ?」というわけです。その後の私の答えは「一般にこれくらいですね」「ちなみに日刊工業新聞ではこれくらい」と出すのですが、先週の講義ではこの数値が変わりました。弊社の春の人事異動の結果です。

そう、今春から弊社の科学技術部の記者はついに、「全員が理系」となったのです。もう少しいうと大学院修了が大半で、うち修士号取得者が半々です。すごい変わりようです。私が入社した頃は科技部で2割くらいでした(全社ではごく少数、数%でした)。

男女比も聞いてください、なんと「8割が女性」となりました。私が入社したときは「初の科技部女性」でした。ちなみに工学分野の大学や企業の研究者は現在でも、女性比率が6%。研究職は大変だ~。女性の比率と活躍がうんと増えた企業、ある意味で先進の企業を考えると、少し前にあった「資生堂ショック」が象徴的です。育休やら時短やらをとる女性社員(確か美容部員が中心)があまりに増えて、「育児中の女性だからといって、優遇ばかりしていてはもはや回らない」と、夕方以降や土日のシフトにも入ってもらうように舵を切っています。人を大事にしながら組織が生き残れる仕組みに変えなくちゃいけない…って、これから大変です。

私は授業で余裕があると尋ねるのは、「理系記者と文系記者、どちらがどんなふうにいいか?」というものです。受講生は理系だから、理系がよいと思いがちです。でも、文系記者の方が、記事としてはわかりやすいものが書けるというよさがあります。「情報の発信側(理系の研究者)に寄りすぎても、情報の受信側(弊紙だと企業の企画など文系も少なくない)に寄りすぎてもよくない」と伝えています。「多様性が社会を豊かにする」という観点は、分野によらず大事だなと私も思っています。

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