交通の便が悪い大学
1、2月は仕事に余裕があり、遠出の大学取材もどんどん入れられる状態です。今日もベストのパターン、昼食後に、電車で昼寝をして行き、元気になったところで取材する流れです。「遠いと企業さんなど来てくれないから」と、東京近郊にありながら都心部にオフィスを持つ大学が増えていますが、オフィス家賃など費用対効果はどうなのかしらん。記者会見の場合はマスコミをとにかく集めたいだろうから、都心部のホテルを借りるなり場所を確保することが必要でしょう。でも、通常の産学連携ならば、その大学なり教員なりに中身があって、ちょっと親切なら、そうマイナスにならないと思うなあ。内容と心遣いと、両方、ですよ。
年末に、通常だとちょっと敬遠する距離にある大学行きを決行しました。電車で15分プラス1時間、バスで15分(私は車に弱いからタクシーはパス)。行き方を尋ねた私に先生は、詳細なウエブを示してくれて。建物の写真も参考になりました。取材内容も充実していて、「来てよかった」と思ったのでした。
ところが、帰りのこと。冬は日暮れが早くて心細い。かつて、この大学の学生が飲み会の後に凍死して見つかるまで時間にかかった、という話を思い出します。「先生、帰りのバスの時刻はご存じですか?」「…20分くらい待てば来ますよ」。この寒空の下、20分、「待ちたまえ!」ってことかあ。「僕らはバスを使いませんから」。分かります、皆さんは自家用車で通勤していることでしょう。結局、バスの時刻を見てから、暖房の効いていない建物一階ロビーで本を読んで待ちました。「やっぱり、この大学への取材は、どうしてもというケースのみにしようか」。取材した内容は魅力的だったんですよ。「不便で申し訳ないね」と一言、いってくれればOKだったのに。人のふり見て我がふり直せ。記者は横柄になりがちだから、気を付けようと思います。
| 固定リンク | 0
コメント
都内から数時間の場所をド田舎扱いしないでほしい。
投稿: IKEBUKURO | 2022年2月 6日 (日) 12時06分