教員制度が4月に変わりました
4月から全国公私立大学の教員制度が変わりました。私は3月13日付大学・産学連携面で書きました。教授と講師はそのまま。助教授は准教授という名称に全員がシフトです。「助」という表現ではアシスタントみたいでおかしい、というのが理由です。意味的には「準」と同じなのでしょうけれど、なぜあまりなじみのない「准」なんでしょうね? もっとも変わるのは助手です。研究者としてのスタートラインに当たる人の場合は「助教」になります。「助教授」の文字どおりのイメージはこちらですよ、だけど音は助教授の助教だけ使いますよ、みたいな感じで、変な印象ですねえ。それから、翻訳など事務が中心などアシスタント的な立場の場合は、これまで通りの「助手」になります。
私はメーンの取材先が国立大理工系になるため、「助手はすべて助教にシフトするだけで、なにも問題ないじゃん」って当初は思っていたのです。それが、取材に動きだしてみると驚きが次々と出てきて。文系の場合はアシスタントの「事務助手」が多くて、4月からはほとんどが助手になる様子です。もっと驚いたのは早稲田大の場合で、助手はこれまでも、すべて修士・博士の学生が兼務しているというじゃありませんか! 学費を払う一方で、助手として給与を奨学金のような具合で受けているのです。そうか〜。実は、「早稲田は助手の給与がものすごく低い」という話を以前に聞いていたのですが、学生なら当然じゃん、職務に就く時間だってごく一部になるのだろうし、と納得です。で、早大の場合は、4月からは助手をメーンに、一部は授業も持たせて助教にする、という選別を行うそうです。
助教の話は、朝日新聞が28日付夕刊に、日経がさらにその後に書いていました。でも、私の方が早かったうえに内容が濃い、って自慢しちゃう。以前から気になっていた任期制(定年まで働けるのではなく、5年任期などでの雇用)も助手に多いので、その比率(これも大学によってだいぶ違う)も調べて併せて書きました。まあ、うちは業界紙の一種(1業界に絞ってはいないので産業紙と呼びます)だから、一般紙よりしっかりした記事を書くのは当たりまえなのですけどね。難しいのは、こういうシーズンものの記事タイミングです。あまり早く書くと、読者の印象に残りにくい。でも、他社もそのうち書くだろうから、それより遅いとこちらの記事は評価が下がっちゃう。今回のケースでは、その意味でベスト! な掲載日で書けたかな、と思っています。
私はメーンの取材先が国立大理工系になるため、「助手はすべて助教にシフトするだけで、なにも問題ないじゃん」って当初は思っていたのです。それが、取材に動きだしてみると驚きが次々と出てきて。文系の場合はアシスタントの「事務助手」が多くて、4月からはほとんどが助手になる様子です。もっと驚いたのは早稲田大の場合で、助手はこれまでも、すべて修士・博士の学生が兼務しているというじゃありませんか! 学費を払う一方で、助手として給与を奨学金のような具合で受けているのです。そうか〜。実は、「早稲田は助手の給与がものすごく低い」という話を以前に聞いていたのですが、学生なら当然じゃん、職務に就く時間だってごく一部になるのだろうし、と納得です。で、早大の場合は、4月からは助手をメーンに、一部は授業も持たせて助教にする、という選別を行うそうです。
助教の話は、朝日新聞が28日付夕刊に、日経がさらにその後に書いていました。でも、私の方が早かったうえに内容が濃い、って自慢しちゃう。以前から気になっていた任期制(定年まで働けるのではなく、5年任期などでの雇用)も助手に多いので、その比率(これも大学によってだいぶ違う)も調べて併せて書きました。まあ、うちは業界紙の一種(1業界に絞ってはいないので産業紙と呼びます)だから、一般紙よりしっかりした記事を書くのは当たりまえなのですけどね。難しいのは、こういうシーズンものの記事タイミングです。あまり早く書くと、読者の印象に残りにくい。でも、他社もそのうち書くだろうから、それより遅いとこちらの記事は評価が下がっちゃう。今回のケースでは、その意味でベスト! な掲載日で書けたかな、と思っています。
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