記者の瞬発力
少し前の話ですが、某大学のネタを別の取材先からつかみました。内容もそのまま記事にできるレベルだったのですが、その大学とは仲良くやっているのでそれも失礼だな、と思って連絡したところ、役員のA先生に「ちょっと待って」といわれました。他紙に話を流されるのではなく、うちが単独でつかんだことを尊重してくれるのなら、相手の都合に合わせてお待ちすることはやぶさかではありません。
ところが、その後、別の件で関連の部署に行ったときに、B先生が「例の件は発表しますから。役員会で決まったので」というではありませんか。えーっ。そんなこと、あり? 大学なのに、そんな品のないことが平気でできるわけ? 混乱しつつB先生とやりとりするも、らちが明かない。こういうときはどうするんだったっけ。企業担当だったときは、N社にリークしようとする悪党広報と戦ったじゃないか、ええっと…。その時、B先生が「私の一存では」といったじゃないですか。そうか!! もっと上の責任者がYesといえばいいんだ! ということですぐに役員室へ。幸いにも在席だったA先生に直談判し、大学のことを思ってあえて書くのを止めていた、という立場を納得してもらいました。「いや、発表の後でもしっかり取材して書くのでよい、というかも、と思って」といわれ、新聞だからそんなはずないじゃない、と思ったのですが、確かに週間の新聞や雑誌ならば、そうニュースの一報性にこだわらないだろうと気づいて。B先生もA先生も、特別に悪どいって訳ではないんだな、と思ったのでした。
この時、感じたのは、記者は何か合ったときの瞬発力が大切だということです。日刊工業新聞社でも、競争の激しい企業担当なら、この手のは日常茶飯事で、すぐ対策が閃くのでしょうけど、大学担当が長いとちょっと、その辺が弱くなっていて〜。常に使うわけでなくても、いざというときには使える、という基礎力をキープしておくことは大事だな、と思いました。
もう一つの同様の話は土曜デスクの当番だった先日のこと。うちは週末は基本的には休みです。ので、土曜デスクには、土曜の朝刊と夕刊の各紙を見てスクープがある場合や、大きな会見設定などが入った時には、担当記者やデスクに知らせる役割があるのです。弊紙は土日付がなくて月付になるけれど、そこで分析記事が書けるよう、記者らが動き出す、というわけです。夕方、「今日は大きな話がなくてよかったな」と思いつつ、一般紙を見ると、おっと一面に某社のトップ退任の記事が。あっ、これってN紙に朝、出ていた?? しまった、連絡しそこねた、私のミスだ。製造業以外の業界だったこともあり、ぼんやりして見逃してしまった。 …結局、N紙は記者もデスクも一般に目にしている新聞でもあり、問題なかったのですが、私の瞬発力が鈍っていたのを改めて感じました。企業担当を離れるとなかなか、ね。それにしても、社長・会長らのトップ交替って、スクープであっても一面に2段とか3段とかの見出しで地味ですよね。だから、見逃したんだ、ってそれは私のいいわけですけど。各紙とも重視しているのに、、なんで記事自体は小さいのかなあ?
ところが、その後、別の件で関連の部署に行ったときに、B先生が「例の件は発表しますから。役員会で決まったので」というではありませんか。えーっ。そんなこと、あり? 大学なのに、そんな品のないことが平気でできるわけ? 混乱しつつB先生とやりとりするも、らちが明かない。こういうときはどうするんだったっけ。企業担当だったときは、N社にリークしようとする悪党広報と戦ったじゃないか、ええっと…。その時、B先生が「私の一存では」といったじゃないですか。そうか!! もっと上の責任者がYesといえばいいんだ! ということですぐに役員室へ。幸いにも在席だったA先生に直談判し、大学のことを思ってあえて書くのを止めていた、という立場を納得してもらいました。「いや、発表の後でもしっかり取材して書くのでよい、というかも、と思って」といわれ、新聞だからそんなはずないじゃない、と思ったのですが、確かに週間の新聞や雑誌ならば、そうニュースの一報性にこだわらないだろうと気づいて。B先生もA先生も、特別に悪どいって訳ではないんだな、と思ったのでした。
この時、感じたのは、記者は何か合ったときの瞬発力が大切だということです。日刊工業新聞社でも、競争の激しい企業担当なら、この手のは日常茶飯事で、すぐ対策が閃くのでしょうけど、大学担当が長いとちょっと、その辺が弱くなっていて〜。常に使うわけでなくても、いざというときには使える、という基礎力をキープしておくことは大事だな、と思いました。
もう一つの同様の話は土曜デスクの当番だった先日のこと。うちは週末は基本的には休みです。ので、土曜デスクには、土曜の朝刊と夕刊の各紙を見てスクープがある場合や、大きな会見設定などが入った時には、担当記者やデスクに知らせる役割があるのです。弊紙は土日付がなくて月付になるけれど、そこで分析記事が書けるよう、記者らが動き出す、というわけです。夕方、「今日は大きな話がなくてよかったな」と思いつつ、一般紙を見ると、おっと一面に某社のトップ退任の記事が。あっ、これってN紙に朝、出ていた?? しまった、連絡しそこねた、私のミスだ。製造業以外の業界だったこともあり、ぼんやりして見逃してしまった。 …結局、N紙は記者もデスクも一般に目にしている新聞でもあり、問題なかったのですが、私の瞬発力が鈍っていたのを改めて感じました。企業担当を離れるとなかなか、ね。それにしても、社長・会長らのトップ交替って、スクープであっても一面に2段とか3段とかの見出しで地味ですよね。だから、見逃したんだ、ってそれは私のいいわけですけど。各紙とも重視しているのに、、なんで記事自体は小さいのかなあ?
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