少子化時代の大学戦略を各紙が…
新聞の紙面リニューアルなどがある新年度、朝日新聞さんは新設の大学面を週一でスタートしました。メーン企画のタイトルは「全入時代」。内容は慶応義塾大と共立薬科大の統合話でした。読売さんは3月に、同じグループ内ですが武蔵工大と東横学園女子短大の統合を抜きましたね。その前に、これもグループ内ですが東海大が北海道東海大、九州東海大と統合する件は、私がマスコミでは最初に書きました。すでにHPにも出ていたので、あまり威張れないのですが、まあ普通の人は東海大のHPをしょっちゅう見てはいないだろうということで…。統合話は少子化時代の大学生き残り戦略の話として、皆がこぞって(たとえ現状は受験生数も財務も問題のない共立薬科大であっても)興味を持って読む記事ですよね。対慶応大で、「早稲田大は東京女子医大を吸収するのか?」と、いったい何回、書かれていることか。うーん、これから各紙のスクープ合戦になってくるのかしらん、不安だなあ。
日経新聞さんは先日、夕刊の一面トップで6女子大が連携した教職大学院の記事を書いていました。社会面での解説スペースも大きくて、学長コメントも6人すべて収容していました。一般紙というよりビジネス紙である日経さんでもここまで書くのか、とびっくりです。そもそも、女子大は生き残りがかなり厳しくて、女子学生が望む教員など資格取得関係は強化したいけれど、単独では新しい教職大学院を持つ体力はないから連携で、という具合でしょう。ちなみに、私も持っていますよ。中学と高校の化学の教員免許を。
実は、日刊工業新聞は産業に視点を置いた新聞なので、大学の「入り」にかかわる内容、つまり入試・入学関係はほとんど記事を書いていません。一方で、私は大学・大学院の「出」の部分には注目します。職業人として卒業生に活躍してもらうために、どんな人材育成をしているか、などです。でも、取材先である大学にとっては、産学連携の研究や教育を重視してはいても、PRとしてはやっぱり入りの部分が大事ですよね。18歳人口が減る中、優秀な高校生とその親に、自分の大学をいかに選んでもらうか? と。お正月の新聞広告で、某大学長とマイクロソフト社長の対談が一般紙に大きく載っていて、「うーん、やはりうちではなくて一般紙か」って、寂しくも納得なのでした。
日経新聞さんは先日、夕刊の一面トップで6女子大が連携した教職大学院の記事を書いていました。社会面での解説スペースも大きくて、学長コメントも6人すべて収容していました。一般紙というよりビジネス紙である日経さんでもここまで書くのか、とびっくりです。そもそも、女子大は生き残りがかなり厳しくて、女子学生が望む教員など資格取得関係は強化したいけれど、単独では新しい教職大学院を持つ体力はないから連携で、という具合でしょう。ちなみに、私も持っていますよ。中学と高校の化学の教員免許を。
実は、日刊工業新聞は産業に視点を置いた新聞なので、大学の「入り」にかかわる内容、つまり入試・入学関係はほとんど記事を書いていません。一方で、私は大学・大学院の「出」の部分には注目します。職業人として卒業生に活躍してもらうために、どんな人材育成をしているか、などです。でも、取材先である大学にとっては、産学連携の研究や教育を重視してはいても、PRとしてはやっぱり入りの部分が大事ですよね。18歳人口が減る中、優秀な高校生とその親に、自分の大学をいかに選んでもらうか? と。お正月の新聞広告で、某大学長とマイクロソフト社長の対談が一般紙に大きく載っていて、「うーん、やはりうちではなくて一般紙か」って、寂しくも納得なのでした。
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