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2007年5月18日 (金)

大学の「はしか記事」でもめる

18日付大学面で、「はしか休講相次ぐ 文科省が文書通達 (東京工科大など)自宅待機呼びかけ」が載りました。載りました、という言い方は、私が書いたものではないということです。実は、前の日、本社にあがったときに、「はしか、書かない?」といわれ、何のことかとびっくりしたといういきさつがあるのです。で、「私は書きたくないです」と拒否してしまいました。だって、産学連携でも企業が注目する大学話でもなんでもない。つまり弊紙で取り上げる必要はないと思われたこと。「危機管理が得意な△副学長に電話で聞いてみよう」など追加案があるわけではなく、一般紙さんで載っている以上の意味のある情報が取れるとは思わなかったこと。大学担当がたくさんいるなら書いてもよいだろうけれど、私としては取材に動く優先順位が低いこと。それらが理由です。

ところが、今朝、見たら載っているじゃないですか。ふーん? うちの社で定番の、喧嘩の売り言葉・買い言葉である「○さんが書けばいいじゃないですか」と、口にしてしまったからなあ。口調はきつくなかったつもりなんですけど。○さんが書いたのかな? ○さんに直接、確認すると、文科省詰めの別の記者に○さんから連絡が行き、そちらが文科省内の担当部局に聞きにいって書いてくれたとのこと。…すみません、わがままいいまして。

こういう話はうちの場合、よくあるのです。つまり人員が限られている中で、どんな記事を取材して執筆するのか、という重点の置き方の問題です。発表とか一般紙が書くもので、少々うち向きでなくても、なるべく掲載していくべきか。それともそういうものはカットして、うちにしかない記事を載せていくべきか。私は絶対的に後者派なんです。この記事の隣で書いた「清泉女子大 各国企業の環境教育調査 公開シンポなど開催」の方が、意味があると思うタチで。でも、この問題は昔から何度も社内でも議論さrているもの。つまり、正解はないのでしょう。次回、似たようなリクエストが来たときは、どうしようかな…。

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