産学官連携の「モノづくり連携大賞」第2回公募始まる
○産学官連携をどういう手法、どんな仕組みで工夫をしたのか、が焦点
○自薦での応募。地方大学と中小企業など小規模でも特色があればOK
○コーディネーターや技術者など実務担当者を応援
○記事(切り口を替えて何度も)や展示会での講演などメディアミックス
といったところです。
私はこの賞の昨年の立ち上げから関わってきました。思えば一年前の今頃、中心となった弊社業務局の担当者と、何度も(共催相手様と)行き来してできあがったパンフレットを前に、大変な日々でした。「ご紹介にあがる機関のリストアップはこれでOKか」「ご説明に出向くのは事務局、山本、それとも支局記者?」「何を審査基準にし、どういう点数配分にしたらいい?」「こんな問い合わせが来たらば」等々。応募の中から上位を絞り込むガイドライン作成のため、簡単な統計の本(はるか昔の学部生時代に学んだきり)までめくりました。おかげさまで、昨年度は105件の応募をいただき、予想以上に幅広い個性的な案件を選定できました。社内事情ですが、編集局と業務局の連名で、社長賞の端っこの方をいただくこともできました。今年は2年目なので、新しい賞を定着させるという意味で重要な年だと思っています。
詳細はぜひ、こちらをご覧ください。
http://www.nikkan.co.jp/sangakukan/index.html
昨年度の受賞事例と、それをどんな形で取り上げたか、も見られます。審査基準も昨年度は公開していなかった(というか、パンフレット配布の時点ではまだできていなかった)のですが、今年は具体的にお示ししています。応募検討の際はぜひ、これを参考に戦略を練ってくださいませ。ちなみに昨年、応募いただいたグループでも、その後の新しい展開があれば再応募OKです。
さっそくお声をかけてくださった例をひとつ。ある地方国立大の研究企画の人が、「昨年は応募できるレベルでなかったけれど、今年は進んだから検討しますよ」と、私がお願いする前に声をかけてくれました。受賞案件を弊社記者で分担して連載した記事をHPでみて、「山本さんの署名記事では、この賞を通じて何を社会に訴えたいのか、どういう試みを評価する賞なのか、よく分かりますね」といってくれました。さすが、一流企業の研究企画のご出身だなあ。おっとと、相手からの誉め言葉に顔を緩めてばかりいてはいけません。公平な賞の選定の一端を担う立場としては、気を付けなくては。
それにしても、通常のニュース記事とは違う、表彰事業という形で、産学官連携の推進を弊社が担えることは、本当にうれしいのです。 正直いって、よく弊社がこの賞をできたと、今でもしみじみと思うほどです。審査にかかわる某先生は、「産学官連携で一番、大切なのは、新しいやり方を皆で開拓していくこと。それを実感しているから、僕らも(手間のかかる)この賞(の選定)に協力しているんだ」といわれました。その重要性を感じている皆様、ぜひ応募のご検討を、よろしくお願いします!
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