グローバルCOE 東大惨敗の理由は?
21世紀COEプログラムの後継事業、グローバルCOEの初年度採択が決まりました。日刊工業新聞では19日(火)付大学・産学連携面で「文科省のグローバルCOE 新教育研究の意識高まる 後継型半減、新規9件採択」を書きました。最近、調子づいている私の署名入り解説(短めですが)は「大学院改革の推進力に 国際標準の人材育成が重要」という見出しでした。
毎度のことですが、一般紙は土曜に載せちゃうのにうちは火付掲載、でもそれなりの分量で書きたいと思ったので、どこにポイントを置いて差別化の記事を書くか思案しました。そのために、15日(金)の会見に加え、文科省内の取材もしっかり、1時間もいたしました。土曜日に一般紙を開いてチェック。あらら〜、意外にあまり載っていないですねえ。21世紀COEの時は大学もマスコミも大騒ぎだったのに。今回は、案件が半減だと大学は危機感を持っていたけれど、後継事業だからマスコミ側はクールだった、のかな? 採択数トップは阪大で、東大は申請に対する採択率がわずか3割、という部分で記事はかかれていました。惨敗だった東大の、幹部教員によると今回は、「東大はずしの(恣意的な)逆風が吹いていた」というのですが…。
私が思うのは、博士学生の教育(研究者育成)の意識を強く打ち出した結果ではないか、ということです。21世紀COEでも一応はこれをうたってはいたけれど、採択の教員側でさえその意識は弱くて。世間的には完全に、「採択数の多さは研究力の高さ」とととらえられていたでしょう。大学側もだいぶ、そうPRしたし。でも今、博士の教育は、徒弟制度型による狭くて深い研究者育成から、産業など社会で求められる幅広い能力を持たせられるようにと、大転換の時期にあります。そして、グローバルCOEプログラム委員会の委員長が、あの大学・大学院改革に燃える野依先生ですからね。博士における「高等教育の実質化」意識の強弱を厳しくみたのでは、と思うのです。やっぱり東大は、研究レベルに対するプライドが高いため、教育の位置づけは相対的に低くなっているでしょう。一方、阪大や東京工大は採択成績がよかったけど、この2大学は、文科省の教育GPの大学院版(研究者養成、博士課程中心)である「魅力ある大学院教育イニシアチブ」もたくさん、ゲットしています。博士教育の新しい流れとその重要性が、他大学に比べて、全学で浸透しているのだろうと思うのです。
それにしても、一般紙さんは会見でたくさん質問をしていたことを考えると、やっぱり記事が小さかったなあ。いつもは、一般紙さんのどどーんという大きな記事に動揺させられるだけに、ほっとしたというか、うれしいというか、変な気分です。。でも逆に、専門紙の科学新聞さんにはかなわない。今回だって、大学人にとって必要十分な記事プラス、採択全案件の一覧を載せていますから。やっぱ、学長取材に行って学長の机の上で目にするのは科学新聞、というだけありますね。ま、一般紙と、業界紙と、その間にいるうちみたいな産業総合紙との性格の違いは当たり前のもの。隣の芝生をチェックしつつも、その青さにあせりすぎないように…。
毎度のことですが、一般紙は土曜に載せちゃうのにうちは火付掲載、でもそれなりの分量で書きたいと思ったので、どこにポイントを置いて差別化の記事を書くか思案しました。そのために、15日(金)の会見に加え、文科省内の取材もしっかり、1時間もいたしました。土曜日に一般紙を開いてチェック。あらら〜、意外にあまり載っていないですねえ。21世紀COEの時は大学もマスコミも大騒ぎだったのに。今回は、案件が半減だと大学は危機感を持っていたけれど、後継事業だからマスコミ側はクールだった、のかな? 採択数トップは阪大で、東大は申請に対する採択率がわずか3割、という部分で記事はかかれていました。惨敗だった東大の、幹部教員によると今回は、「東大はずしの(恣意的な)逆風が吹いていた」というのですが…。
私が思うのは、博士学生の教育(研究者育成)の意識を強く打ち出した結果ではないか、ということです。21世紀COEでも一応はこれをうたってはいたけれど、採択の教員側でさえその意識は弱くて。世間的には完全に、「採択数の多さは研究力の高さ」とととらえられていたでしょう。大学側もだいぶ、そうPRしたし。でも今、博士の教育は、徒弟制度型による狭くて深い研究者育成から、産業など社会で求められる幅広い能力を持たせられるようにと、大転換の時期にあります。そして、グローバルCOEプログラム委員会の委員長が、あの大学・大学院改革に燃える野依先生ですからね。博士における「高等教育の実質化」意識の強弱を厳しくみたのでは、と思うのです。やっぱり東大は、研究レベルに対するプライドが高いため、教育の位置づけは相対的に低くなっているでしょう。一方、阪大や東京工大は採択成績がよかったけど、この2大学は、文科省の教育GPの大学院版(研究者養成、博士課程中心)である「魅力ある大学院教育イニシアチブ」もたくさん、ゲットしています。博士教育の新しい流れとその重要性が、他大学に比べて、全学で浸透しているのだろうと思うのです。
それにしても、一般紙さんは会見でたくさん質問をしていたことを考えると、やっぱり記事が小さかったなあ。いつもは、一般紙さんのどどーんという大きな記事に動揺させられるだけに、ほっとしたというか、うれしいというか、変な気分です。。でも逆に、専門紙の科学新聞さんにはかなわない。今回だって、大学人にとって必要十分な記事プラス、採択全案件の一覧を載せていますから。やっぱ、学長取材に行って学長の机の上で目にするのは科学新聞、というだけありますね。ま、一般紙と、業界紙と、その間にいるうちみたいな産業総合紙との性格の違いは当たり前のもの。隣の芝生をチェックしつつも、その青さにあせりすぎないように…。
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