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2007年6月 5日 (火)

教育再生会議に対し、9大学長の意見を記事化

「宿題です」とブログでも公表していた、教育再生会議の記事をようやく掲載いたしました。5日(火)付大学・産学連携面の「教育再生会議が第2次報告 国立9大学長に聞く 賛否交錯する大学改革 『学内進学3割』は大学で差」です。1学長だけの取材では、一人の意見を全体意見と間違ってしまうことがあるけれど、これなら大学長全般の反応が押さえられて、内容的に自信があるし、一般紙より遅い掲載でも読者は読んでくれるでしょう。効率的に仕事をしなくては回らない弊社にありながら、たいへんな時間を割いてしまったのですが、たまにはこういう仕事の仕方も必要だと思うのです。

1日(金)は教育再生会議の総会が昼にあり、夜の会見は知らされていました。が、朝、出勤すると、事前レクの張り出しが。現在、行われている時間で、間に合わない。張り出しは朝7時半とのこと。仕方がない、これは諦めて、出席した内閣府の同僚記者に資料をファクスしてもらう。最終的に挙がってくる項目をチェックしながら、これまでの他社記事のスクラップをひっくり返す。「一般紙は9月入学で騒いでるけど、学長らにとってはたいした関心事ではないんじゃないか」と思案する。名刺を持っている国立大学の学長向けに、メールで賛同を聞くという計画に沿って、質問項目を考える。初めての、官邸入館の手続きも済ます(思ったほど大変ではなかった)。デスクと記事の体裁や写真、表を相談する。ただし、どのくらい返信メールがくるか自信がない。一度しかお会いしていない地方大学長もいるし、大規模著名校大学長はよく知っていても忙しくて対応しきれないだろうし、法人化当時に親しくおつきあいいただいた学長は交替していたりもして…。仕方なく、記事イメージは流動的なまま、とする。

総理官邸の門を入って眼にする外観は、高級和風旅館みたいで美しい。同僚に「首相はここに住んでいるんだよね?」と聞き、おのぼりりさん状態。中も新しくてきれいなのに、エレベーターからすし詰めの記者が吐き出されたりして、少し興ざめ(笑)。会見で、報告書に思っていた以外の項目も載っているのを発見。仕方がない、質問項目の追加を作ろう。「官邸詰めの一般紙社会部記者は、エリート意識が強力だよ」という同僚の話に緊張しつつ、官邸内の記者クラブに寄る。ちょうど、7時のNHKがトップで再生会議のニュースを流していた。複数のテレビの音声が、かなりずれて聞こえるのは、部屋が巨大(何人の記者が詰めているのか?)だからだろうか。文科省記者クラブに戻ると、返信メール到着が2通。「月曜日、たくさん返ってきますように」。追加質問メールを全員に送信して9時ごろ帰宅。

土曜日、一般紙の記事をチェック。朝日には報告のかなりの分量の要旨が載っている。意外にも、日経は初等中等教育ばかり。夜、お願いしていたT1(頭文字T大学の1番目、の意味)大学長のご自宅へ電話をする。週末だけに、どの学長に頼もうかと迷い、最近、向こうから取材の声をかけてくれたこの先生に、わがままを聞いてもらうことにしたといういきさつ。国立大全体としての状況を聞かせてもらい、学長個々の返信メールに対する理解の土台を整える。日曜日、自宅で執筆を約1時間。「会見での野依座長のコメントは、やはり盛り込まないとね」。

月曜は朝9時と早め出勤。10時の定時出勤よりラッシュに当たり、通勤時間も余分にかかってしまう。メール返事で入っているのは…。少ないなあ。名刺を並べて残りの大学長の秘書室に電話をし、「ぜひお返事をいただきたく…。お待ちしています」と下手に出てお願いしてまわる。営業パーソンの気分。他社がまだ出勤していないのが気分的に幸いか。受け取ったメールを見比べて順次、執筆。「今日は東京出張で学長は不在で」という秘書に、「可能でしたらぜひ…」と食い下がったK大学から、返事が入る。「賛同する」といった選択だけで、コメントはもらえなかったのだけど、名前を記事で出せるよう工夫をする。各人コメントが1〜2件と均等になるように調整。地方向けで締め切りが早い、早版(はやはん)用で、6大学長でコメントを活用する。

文科省クラブに、経済財政諮問会議の、大学・大学院改革の議論後の記者レクの予定が入る。たとえ、どんな内容が出てきても、先に書いたこちらの記事に影響しないようになっているか、もう一度、チェック。早版用のゲラを受け取って、赤ペンで修正。S大学の学長から「先ほどメールを見たところ。返答締め切りを待って」と連絡あり。熱意がうれしい。「もちろんお待ちします」。返信メールはその後、3大学から入る。都心部向けの後版(あとはん)用では9大学長にして、原稿を書き直し。T2大学の学長からのメールが時間切れで届く。「重要な課題についt短時間での回答は難しい。しかも名前を引用というのでは無茶苦茶です」と抗議付。申し訳ありません。土日休刊とはいえ日刊紙である弊紙ゆえ、金曜の発表に対しては、このくらいの急ぎで対応せざるを得ないのです…。財政諮問会議の説明レクを聞く。最終ゲラをチェック。仕上がりがうれしく、ゲラを自宅に持ち帰って3回くらい読む。明けて本日、このブログを執筆。お世話になった先生方にお礼メール。合わせて、実情お知らせとなるこのブログをご紹介、で終了。

急ぎメールに応じていただいた学長の皆様!! 本当にありがとうございました。メールは14学長に出して、10学長から戻ってきた(掲載は9大学長)ので、返信率は7割になりますか。時間がなくて「私のツテだけで手掛けよう」と思ったのですが、結局、旧帝大系のコメントの返信が取れなかったのがイマイチでした。考えてみると、地方の旧帝大に取材でよく行っている弊社支社の記者に、「学長のアドレス、知っていれば教えてね」とすれば対応できたのに、と反省です。各記者にも謝まらなくちゃ。それに、都内で会見があった時には、ちゃんと名刺交換をお願いしておこう。読者の皆様、読んでのご感想をお願いします。このうち、もっとも私が興味を持っているテーマについては、大学の研究科長クラスの取材を実施中。今回と同じくらいの分量の読み物記事で、書く予定です。「大事なことは何度でも」と思いますから。ご支援、よろしくお願いいたします!

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