新年の目標リスト
新年の各紙の記事を眺めていて、「うーん、新聞全般ではやはり今年は、洞爺湖サミットがらみの環境がイチオシなんだな。それから北京オリンピックかあ。でも私は専門誌記者ですからネ、社会にとって必要なものを、短期的な流行に惑わされずに書いていきましょう」と思いました。とくに今年は、大学知的財産本部整備事業が終わり、いったんチャラにしたうえでの産学間連携の支援新事業が始まります。各大学とも「産学官連携の第二ステージ」にどう取り組んでいくかという転機の年になりますから、それが第一テーマです。それから昨年来の大学発ベンチャーを新視点で捉えていくのが第二テーマ。それらを、新年の目標としてリストアップしたのでした。
新庁舎への引っ越しも済んで(これについては後日のブログで執筆予定。今、内容アイデアを練っているところ)、気分よく新年の仕事に取りかかり始めた時のこと。ちょっとショックなことを言われたのです。「山本さん、行数がちょっと足りないんだよ。ここのところ」といわれたのです。「ええっ、この数値、うそでしょ!」という驚き方は、我ながら珍しいもの。取材先とのトラブルなどと違って、まったく想定していないものでしたから。
弊社は記者の原稿の行数管理を取り入れています。もちろん、執筆行数が多ければ内容はどうでもいいというものではないし、記者たるもの、自由に動き回ってこそスクープが取れるという面もあります。けれど他の仕事と違って、記者は自己管理の部分が非常に大きいだけに、「目安」として行数を出す仕組みは、あってもいいのではないか、という私も思っていました。私の担当の場合、「大学面で原稿が足りなくならないように出稿するのが最低限。行数はsosoでOK。それより、発表ものではないオリジナル(独自)原稿で、中身の充実した記事を」と意識してきました。そのため行数はずっとsosoだったのですが、今回、示されたのを見ると、予想以上に記事執筆という仕事の「量」が少なくなっていたのです。確かに、この秋はモノづくり連携大賞関係での調整に明け暮れていました。忙しいため「大学面の原稿は足りてるよ」とデスクにいわれると、これ幸いと出稿の手を緩めてもいましたね…。ほかにもいくつか思い当たる点があって、反省。同時に、おかしな話ですが、「(営業職でないだけに、なじみが薄い)数値で示されて、初めて実感する」という経験に感動してしまったのです。
そこで、通常だと手を付けない(記事の価値としては△)のリリースを、「とりあえず保存箱」から引っ張り出しまして。おおお、やってみると、ちょっと電話確認を入れるだけで、どんどん書けるじゃーん。アポをして取材に行かなくて済んじゃうわ、と再び感動。しかし、調子に乗ってだらだら書いて出稿したところ、翌日、「こんなに長く書くべき原稿じゃないでしょ」とそれにも注文が付いてしまった。これもまた当然のことであって、再び反省。年始めから情けないことです。
でもね、記者という、比較的希望者が多い職業において、プロでいられるのは本当に幸せなことです。それを思えば、これくらいの努力は求めあられて当然ですネ。というわけで、「新年の目標リスト」に、「質と量と両方を(バランスも含めて)追っていく」というのを追加することにしました。なんか30歳くらいの目標レベルのような気もするけれど。ま、「初心忘れず」ということで前向きに捕らえて、今年も明るくまいりましょう。
新庁舎への引っ越しも済んで(これについては後日のブログで執筆予定。今、内容アイデアを練っているところ)、気分よく新年の仕事に取りかかり始めた時のこと。ちょっとショックなことを言われたのです。「山本さん、行数がちょっと足りないんだよ。ここのところ」といわれたのです。「ええっ、この数値、うそでしょ!」という驚き方は、我ながら珍しいもの。取材先とのトラブルなどと違って、まったく想定していないものでしたから。
弊社は記者の原稿の行数管理を取り入れています。もちろん、執筆行数が多ければ内容はどうでもいいというものではないし、記者たるもの、自由に動き回ってこそスクープが取れるという面もあります。けれど他の仕事と違って、記者は自己管理の部分が非常に大きいだけに、「目安」として行数を出す仕組みは、あってもいいのではないか、という私も思っていました。私の担当の場合、「大学面で原稿が足りなくならないように出稿するのが最低限。行数はsosoでOK。それより、発表ものではないオリジナル(独自)原稿で、中身の充実した記事を」と意識してきました。そのため行数はずっとsosoだったのですが、今回、示されたのを見ると、予想以上に記事執筆という仕事の「量」が少なくなっていたのです。確かに、この秋はモノづくり連携大賞関係での調整に明け暮れていました。忙しいため「大学面の原稿は足りてるよ」とデスクにいわれると、これ幸いと出稿の手を緩めてもいましたね…。ほかにもいくつか思い当たる点があって、反省。同時に、おかしな話ですが、「(営業職でないだけに、なじみが薄い)数値で示されて、初めて実感する」という経験に感動してしまったのです。
そこで、通常だと手を付けない(記事の価値としては△)のリリースを、「とりあえず保存箱」から引っ張り出しまして。おおお、やってみると、ちょっと電話確認を入れるだけで、どんどん書けるじゃーん。アポをして取材に行かなくて済んじゃうわ、と再び感動。しかし、調子に乗ってだらだら書いて出稿したところ、翌日、「こんなに長く書くべき原稿じゃないでしょ」とそれにも注文が付いてしまった。これもまた当然のことであって、再び反省。年始めから情けないことです。
でもね、記者という、比較的希望者が多い職業において、プロでいられるのは本当に幸せなことです。それを思えば、これくらいの努力は求めあられて当然ですネ。というわけで、「新年の目標リスト」に、「質と量と両方を(バランスも含めて)追っていく」というのを追加することにしました。なんか30歳くらいの目標レベルのような気もするけれど。ま、「初心忘れず」ということで前向きに捕らえて、今年も明るくまいりましょう。
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