地方大学の東京取材に感謝
4月から始めた連載「転換期の大学発ベンチャー 日本型確立へ」が15日に終了しました。ベンチャー輩出校トップ10に加え、最後のまとめと11回すべて、私が手がけました。火曜掲載なので月曜が締め切り、「まあ多少大変でも、毎週末に自宅で執筆する時間を捻出すればいいのだから、やれないことはないだろう」と当初、考えていました。結果は、ほぼ毎週末自宅執筆ということに。とはいえ大事な休みの日。リラックスしている昼間から手を付ける気分にはなりません。夕方から始めるのはいい方で、多くは「じゃ、月曜朝に早起きして書く。替わりに日曜夜は早く寝ることにして」という選択で(笑)。かろうじて、締め切り時刻ぎりぎりではなく、月曜朝に自宅から送信とすることができました。
今回、本当に感謝しているのは、多くの地方の大学の先生に多大なるご協力をいただいたことです。弊社は全国に支局があるため、「支局に取材を頼むべし」となって、地方への出張は自由自在にまいりません。でも、「全大学のことを把握したうえで、その大学の特色を浮かび上がらせたい」と思い、今回だけは私が『通し』で担当したかったのです。そこで多用したのが、「先生、大変申し訳ないのですが、上京のチャンスはありませんでしょうか。1〜2カ月の余裕を見て取材を組んでいますので、急がないのですが。こちらからおうかがいするのが当然のところを、勝手なことを言って申し訳ありません」というお願いでした。地方の先生は意外に頻繁に上京されていて(週一程度という人もいました)、結局、すべての大学でこの形で取材が実現できたのでした。
支局にお願いすることもありますよ。とくに文科省内などで聞いた地方大学のネタは、「これ、新しい話だから」と回すと、支局も比較的、喜んで対応してくれます。ある意味、支局にネタを『あげる』わけですから。ニュース記事はネタを取ってくるところが一番、大変なのですから。それに企画記事では「この質問と、この点を聞いて」と伝えて、数支局で手分けして情報を集めてもらうこともあります。でも、今回のようのもののほか、「大学・産学連携の専門記者である私が書いたほうが絶対、記事の中身が濃くなる」と判断したケースで、こういったわがままをいってしまいます。地方の大学の先生、私のずうずうしい依頼を受けていただけること、感謝しています!
でも今回、実は一つだけ「これは諦めざるを得ないか」という大学がありました。ものすごく忙しい先生で、「急遽、夕方から会議が入ったので、その日は所用を済ませた後、すぐ帰らなくてはならなくなりました」というドタキャンが2回ほど。「では次のチャンスに」などと記した私からのメールは、お会いするまでで12通ほどになりました。ショックだったのは、「金曜に11時から文科省行政官にアポなので、その前に」と約束し、それが時間を過ぎても連絡がなく、「もしかして用事が終わった後に、ごめんごめんと電話があるかも」と携帯電話を握りしめて待っていたのに、音沙汰なしだった時です。私のこと、いいかげん、腹を立てたのかしらん…。数日後、こちらが下手にでてメールしたところ、金曜というのはもう一週あとの設定で、私が勘違いしただけだったと判明したのでした…。一番、迷惑をかけたのはこの先生ですね。当日も、私の取材のために朝7時の飛行機を手配してくださったとのことで、まったく頭が上がりません。そこでお礼のメールは、こんな感じ、かな。『先生、本当に申し訳ありませんでした。でも最後の最後にお会いして、連載記事だけでなく、一面ニュースまで書かせていただけて、私もうれしかったですし、先生のお役にも立ったのでは、と思いました。内容が充実していたことからもう一件、読み物記事を計画しています。楽しみにしていてくださいね…』。
今回、本当に感謝しているのは、多くの地方の大学の先生に多大なるご協力をいただいたことです。弊社は全国に支局があるため、「支局に取材を頼むべし」となって、地方への出張は自由自在にまいりません。でも、「全大学のことを把握したうえで、その大学の特色を浮かび上がらせたい」と思い、今回だけは私が『通し』で担当したかったのです。そこで多用したのが、「先生、大変申し訳ないのですが、上京のチャンスはありませんでしょうか。1〜2カ月の余裕を見て取材を組んでいますので、急がないのですが。こちらからおうかがいするのが当然のところを、勝手なことを言って申し訳ありません」というお願いでした。地方の先生は意外に頻繁に上京されていて(週一程度という人もいました)、結局、すべての大学でこの形で取材が実現できたのでした。
支局にお願いすることもありますよ。とくに文科省内などで聞いた地方大学のネタは、「これ、新しい話だから」と回すと、支局も比較的、喜んで対応してくれます。ある意味、支局にネタを『あげる』わけですから。ニュース記事はネタを取ってくるところが一番、大変なのですから。それに企画記事では「この質問と、この点を聞いて」と伝えて、数支局で手分けして情報を集めてもらうこともあります。でも、今回のようのもののほか、「大学・産学連携の専門記者である私が書いたほうが絶対、記事の中身が濃くなる」と判断したケースで、こういったわがままをいってしまいます。地方の大学の先生、私のずうずうしい依頼を受けていただけること、感謝しています!
でも今回、実は一つだけ「これは諦めざるを得ないか」という大学がありました。ものすごく忙しい先生で、「急遽、夕方から会議が入ったので、その日は所用を済ませた後、すぐ帰らなくてはならなくなりました」というドタキャンが2回ほど。「では次のチャンスに」などと記した私からのメールは、お会いするまでで12通ほどになりました。ショックだったのは、「金曜に11時から文科省行政官にアポなので、その前に」と約束し、それが時間を過ぎても連絡がなく、「もしかして用事が終わった後に、ごめんごめんと電話があるかも」と携帯電話を握りしめて待っていたのに、音沙汰なしだった時です。私のこと、いいかげん、腹を立てたのかしらん…。数日後、こちらが下手にでてメールしたところ、金曜というのはもう一週あとの設定で、私が勘違いしただけだったと判明したのでした…。一番、迷惑をかけたのはこの先生ですね。当日も、私の取材のために朝7時の飛行機を手配してくださったとのことで、まったく頭が上がりません。そこでお礼のメールは、こんな感じ、かな。『先生、本当に申し訳ありませんでした。でも最後の最後にお会いして、連載記事だけでなく、一面ニュースまで書かせていただけて、私もうれしかったですし、先生のお役にも立ったのでは、と思いました。内容が充実していたことからもう一件、読み物記事を計画しています。楽しみにしていてくださいね…』。
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