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2008年8月

2008年8月26日 (火)

新しいブログURLをよろしく

(旧ブログサイトでの執筆記事です)
日刊工業新聞のサイト内で2年間、手がけてきたブログが、月末をもって終了するため、引っ越し先に移りました。個人でやっているニフティの「ココログ」というブログサービスです。月315円という究極の安いプロバイダー契約をしている(ネットは職場でしか使わない)にもかかわらず、ブログがタダというのがすごい。夏休みを終えてから手続きを始めたのですが、そのままブログ記事の移転ができる形式ではなかったため、コピー&ペーストで月末までに動かす【肉体労働】に突入しています。この概算予算関係で忙しい時期に…。それで、「しまった、新しいアドレスを早くこれまでのブログでお知らせしておかないと、皆さんに伝えられない」とさっき、気づいた次第です。移転先URLは 
https://bat-journalist.cocolog-nifty.com/blog/ です。どうやらコメントまでは異動させる余力がありません。watsonさんほか、ごめんなさい、そしてありがとうございました。

URLは一部、自由に設定できるので、私は「bat journalist」というのを使いました。つまり、コウモリ記者です。記者はほ乳類にも鳥類にも、どちらにもどっぷりはまらない姿勢が必要だ、ということで最近、気に入っている考え方なので。ブログのタイトルは「産学連携取材日記」と同じものにしました。ところが、検索サイトで「産学連携取材日記」を入力すると、新しいブログは、ページを繰っても繰っても(つまり、検索結果の上位から下位へ進んでいっても)まったく出てこない。だ、大丈夫かなあ。これってまだほとんどだれも、検索していないための現象ですよね。うん。そうとしか考えられない。というか、そうでなかったとしてももう、時間がない…。皆様、今後もどうぞよろしく。皆様の検索&ご愛読により、まもなく検索トップに躍り出てくることを祈っています!

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2008年8月22日 (金)

著名人の身内と会う

「著名人の身内」の人と、仕事で同席&取材という機会がありました。私はミーハーではないのですが、たまたま、両件とても興味がある著名人で、相手にその著名人の話をしてよいかどうかけっこう、迷いました。

一つは仕事での同席で、何回かチャンスがあると分かっていたので、タイミングを「狙って」いきました。つまり、最初は普通の軽い会話をしておいて、親しくなったところで持ち出したわけです。「身内が著名だと、ご自身の仕事(身内の方と同業ではないが近しい職業だった)にプラスがありますか」「マイナスはいかがですか」「こんな風に、著名人だからという関連で話をされるのはお嫌いですか」「私が前に、その身内の方にお会いしたときは…」といったあたりで。意外にも、著名人身内としての周囲の反応に対しては「可もあり不可もあり」と飄々と捕らえているのに感心しました。まあ、思春期の若い人というわけでもなし、双方大人であることを考えると、一般にこんな具合なのかもしれません。

もう一件は取材相手。5年ほど前かなあ、私のとある知恵袋から情報を得て、担当支局の若い記者に「□さんは○さんの身内なんだって? そのうち取材に行きましょう」と伝えたのです。でも、取材先としてあまり適切でなかったため、迷っているうちに担当変更などがあり、自然消滅。ところが最近、取材対象として私が行ってもおかしくないところへ、その□さんが復帰されたんです! 今度は担当支局の記者も、私のかなり親しい人だったことから「取材に行こう。手配してくれる?」と強力にお願い。対面が実現しました。でもね、取材時にその著名人の件は持ち出せずに終わりました。相手のご機嫌を損ねるのでは、というのが一つ。もう一つは取材しているうちに、本人も魅力的で「いいな」と思っただけに、ミーハーな記者だと見下げられたくなかった、というのが理由でした。「今日はありがとうございました」の時点で持ち出そうかと、かなり思案したのだけど(取材時に気が散っていたかも…)結局、持ち出せなかったなあ。写真を自分の知人に見せて「似ていると思う?」「口のあたりが似ているんじゃない」と会話する楽しさでとどめました。

両件とも「これなら失礼がないかな」と判断する方法は、「もし自分がその立場だったら」と仮定して、「身内と自分の職業関係がまったく同じではないので、このくらいの話なら嫌ではないだろう」と考えるものでした。これに対して私が常々、「きつそうだな」と思っているのは、同じ職業で、それも1企業人というより、個人の顔がわりと目立つ職業での身内関係です。研究者でも時々、いますよね。 「兄弟そろって○大学の教授」とか、「○分野の研究者同士で夫婦」とか。もちろん、同じ育ちだから同様の分野に進んだとか、職場が一緒だったから結婚したんだとか、背景はよく分かるのだけど…。私だったらライバル心から、けんかしちゃうのでは、と思うのです。このへんもそのうち、取材相手に聞いてみることにいたしましょう。

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2008年8月18日 (月)

ブログ、新しい【住まい】へ

これまでのブログの【住まい】が08年8月末にクローズドになるので、新しい住まい(別のブログサービス)で【お試し】を始めました。

今までになかった機能で一番、楽しみなのは、どの記事がどのくらい読まれているかチェックできるところ。日刊工業新聞でも一部の記事はHPのニュースページに掲載し、アクセスランキングを出しています。週のトップは3000件クラス。すごいですねえ~。上位で目立つのは車とエレクトロニクス、大学の研究成果ニュースも時にトップ10にランクインします。いいなあ。

残念ながら私の産学連携ものはそこまでは一般産業人の注目度は高くない。ので、取材裏話のブログで皆様の注目度をチェック、刺激を受けて、本業記事の質アップにも励みたいと思います。

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2008年8月15日 (金)

ブログの移転と毎日新聞・元村記者

このブログを置いている日刊工業新聞のサイト「てくてくjp」が8月末でクローズドになり、10月から交流型のSNSをメーンとする「モノもの」サイトに生まれ変わります。モノづくりの議論をSNSでしよう、という位置づけで、ブログがなくなります。そのため、別の形でブログを継続する方法を調べている最中です。サイト閉鎖を聞いて一瞬、ブログを止めちゃうことも頭をよぎりました。でも、大学・産学連携記者として、紙面には載せられないことを取材先や読者の皆さんに伝える場として、ブログがあることは大きい、とすぐ考え直しました。それに単純にいって、ブログは楽しい。自宅の日記はほったらかしだけれどね…。

我々の科学技術(関連)分野でのブログといえば、毎日新聞の理系白書ブログが知られています。お二人で書いていますがそのお一人で、理系白書の連載リーダーを務めた元村有希子記者(英国留学中)と、7月にスペインであったユーロサイエンス・オープンフォーラム(ESOF)でお会いしました。理系白書ブログによると英国留学を終えるころなので (http://blogs.yahoo.co.jp/rikei55/22425053.html)、 「欧州最大の科学技術コミュニケーションの会議だから、元村さんが来る確率は高いゾ」と考えて連絡を取り、パーティ会場で再会したのです。英国の大学で科学技術コミュニケーションを学んでいるので「英国のその歴史を簡単にレクしてくれません? ESOFの記事に厚みを持たせるのに使わせてネ」とパーティ会場で取材までしちゃいました(笑)。

一緒に会議に出席し、元村さんと初対面だった日本人科学記者を交えておしゃべり。そこで、元村さんに対する各紙科学記者の憧れというかやっかみというかが、私が思っていた以上に強いことを知りました。「理系白書ブログ、(世の)科学記者は全員が読んでいるでしょう」とか、毎日の英文サイトの内容不適切問題で、理系白書ブログにも飛び火したことをうれしそうに話す人(科学記者)がいる、とか…。

実は私も以前は心配したんです。科学技術系記者で同じ女性、年齢も近い元村さんが著名なことに、私が焼き餅を焼くのではないか、って。でもね、そんなことはなかった。なぜかというとたぶん、【私の産学連携】は元村さんの得意とするところとは違う、と思っているから。もう一つ、4年ほど前ですが、弊社の科学技術部に理系出身のきれいな若い女性記者が配属された時(それまで、科技部の女性記者経験者は私だけだった)時も、同じ心配をしたのだけど、まったくもって嫉妬心が生じなかった。こちらは年齢がかなり離れているせいで、「彼女に求められるものと、私に求められるものは違う」と考えやすかったのでしょう。

どうやら私は嫉妬心が薄いらしい。常日頃のブログ愛読者に「負けず嫌いだな。ブログ読んでてよく分かるよ。記者だから当然か」といわれたことがあるけれど、それも実はぴんとこない。例えば夜回りでライバル社記者と鉢合わせになるといったチャンスは少ないから、【だれかと競う】という感覚はないんですよね。うーん、どうしてこうなっちゃんたんだろう。…分かった! いつもうろうろしている(文科省の担当でいうと、科学と文教のどっちでもない)コウモリさんだからだ。コウモリって都合のいい側ばかりに付くずる賢いやつ、というイメージがあったけど、実はただの脳天気なのかも…。

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2008年8月 4日 (月)

科技部史上、最強メンバー

先週、科学技術部の暑気払いがありました。毎夏の大企業R&Dアンケートの記事執筆を終えて、お疲れ様会を兼ねてだったのですが、最近は当部からのスクープも多くて好調です。文部科学審議官(次官が留任だったので、実質のトップ人事)の抜きとか。産学連携協定のスクープ(企業名のほか業種・分野などが特徴あって、注目度が格別だった)とか。連携協定は、産業界担当から移ってきた記者が、得意の夜回りをして確証をつかんだとのことで、「科技部でも夜回り」というのに驚きました。そんなこんなで現在、当部は「史上最強メンバー」となっているのでは、と思うのです。

6月中旬のある土日は、とくにすごかったようです。岩手・宮城内陸地震あり、洞爺湖サミットに先立つG8科学技術大臣会合あり、星出さんの宇宙行きあり、内閣府の産学官連携推進会議あり。これらは他紙も同様ですが、担当外の記者も大阪支社、部長、デスク含め、なんと全員が週末仕事をしていたのだそうです。私も、「テレビが取材にきているらしいので、急ぎ掲載で」と自宅執筆した件があって、幸いでした。「休みはちゃんと休むべし」派なんだけど、たまたまかもしれないとはいえ、一人だけ休養、というのでは、格好がつかないからねえ。

部のメンバーの話は、身内自慢になるので、うーんブログを開始してから初めてかもしれない。日本人は身内自慢をあまりしないですからね。息子の話をするのに「愚息」という表現を使うこともあるくらいで。米国人なんか、自分のことも身内のこともbほめまくりなのに。え、私? ブログは身内じゃなくて自分の自慢ばかりだろうって? ま、まあそういう面も多少はあるかもしれない…。

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