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2008年8月15日 (金)

ブログの移転と毎日新聞・元村記者

このブログを置いている日刊工業新聞のサイト「てくてくjp」が8月末でクローズドになり、10月から交流型のSNSをメーンとする「モノもの」サイトに生まれ変わります。モノづくりの議論をSNSでしよう、という位置づけで、ブログがなくなります。そのため、別の形でブログを継続する方法を調べている最中です。サイト閉鎖を聞いて一瞬、ブログを止めちゃうことも頭をよぎりました。でも、大学・産学連携記者として、紙面には載せられないことを取材先や読者の皆さんに伝える場として、ブログがあることは大きい、とすぐ考え直しました。それに単純にいって、ブログは楽しい。自宅の日記はほったらかしだけれどね…。

我々の科学技術(関連)分野でのブログといえば、毎日新聞の理系白書ブログが知られています。お二人で書いていますがそのお一人で、理系白書の連載リーダーを務めた元村有希子記者(英国留学中)と、7月にスペインであったユーロサイエンス・オープンフォーラム(ESOF)でお会いしました。理系白書ブログによると英国留学を終えるころなので (http://blogs.yahoo.co.jp/rikei55/22425053.html)、 「欧州最大の科学技術コミュニケーションの会議だから、元村さんが来る確率は高いゾ」と考えて連絡を取り、パーティ会場で再会したのです。英国の大学で科学技術コミュニケーションを学んでいるので「英国のその歴史を簡単にレクしてくれません? ESOFの記事に厚みを持たせるのに使わせてネ」とパーティ会場で取材までしちゃいました(笑)。

一緒に会議に出席し、元村さんと初対面だった日本人科学記者を交えておしゃべり。そこで、元村さんに対する各紙科学記者の憧れというかやっかみというかが、私が思っていた以上に強いことを知りました。「理系白書ブログ、(世の)科学記者は全員が読んでいるでしょう」とか、毎日の英文サイトの内容不適切問題で、理系白書ブログにも飛び火したことをうれしそうに話す人(科学記者)がいる、とか…。

実は私も以前は心配したんです。科学技術系記者で同じ女性、年齢も近い元村さんが著名なことに、私が焼き餅を焼くのではないか、って。でもね、そんなことはなかった。なぜかというとたぶん、【私の産学連携】は元村さんの得意とするところとは違う、と思っているから。もう一つ、4年ほど前ですが、弊社の科学技術部に理系出身のきれいな若い女性記者が配属された時(それまで、科技部の女性記者経験者は私だけだった)時も、同じ心配をしたのだけど、まったくもって嫉妬心が生じなかった。こちらは年齢がかなり離れているせいで、「彼女に求められるものと、私に求められるものは違う」と考えやすかったのでしょう。

どうやら私は嫉妬心が薄いらしい。常日頃のブログ愛読者に「負けず嫌いだな。ブログ読んでてよく分かるよ。記者だから当然か」といわれたことがあるけれど、それも実はぴんとこない。例えば夜回りでライバル社記者と鉢合わせになるといったチャンスは少ないから、【だれかと競う】という感覚はないんですよね。うーん、どうしてこうなっちゃんたんだろう。…分かった! いつもうろうろしている(文科省の担当でいうと、科学と文教のどっちでもない)コウモリさんだからだ。コウモリって都合のいい側ばかりに付くずる賢いやつ、というイメージがあったけど、実はただの脳天気なのかも…。

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コメント

山本さんは山本さん、元村さんは元村さん。
どちらも素敵な記者さんです。

ちなみに、元村さんは、学部は理系・文系異なりますが、九大の同窓生(平成元年卒)です。

世間は狭いですよ~。

投稿: 坂本剛 | 2008年9月 1日 (月) 21時35分

コウモリに失礼では?

投稿: 蝙蝠 | 2022年2月19日 (土) 15時59分

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