10月からの新連載二つ
10月は4月ほどではないのですが、紙面リニューアルのチャンスです。日刊工業新聞の大学面では、21(火)付から「産学官連携 第2幕へ」が始まります。産学官連携の各大学共通の体制整備は、5年間の知財本部事業で終了。これからは各大学が自身の特色や社会の期待を、どう位置づけて取り組んでいくのかがポイントです。文部科学省の「産学官連携戦略展開事業」の採択案件を、支局記者に大いに参加してもらって連載していきます。
一足先に始めたのは同じ火付けの「変革期の大学発ベンチャー 日本型確立へ」の第2部「サポーターの助言」です。大学発ベンチャーを支える会計監査法人や社会科学系研究者、米国でインキュベーションを経験した人などに登場してもらい、応援と注文を出してもらいます。こちらは原則、私が一人で書きます。VCなど金融機関も、ブームに乗っただけのところではなく、しぶとく応援してくれているところを取材しようと思っていたのです。ところが今回の世界危機は衝撃が強すぎて、「大学発ベンチャーどころじゃない」って反応かもしれない…。でも、「上場が適したベンチャーもあるけれど、上場しなくても意味があるベンチャーもあるのでは。投機対象ではない、大学発というベンチャーの特徴は、何?」というのが、私の注目点。だからこの考え方を取材先にぶつけるには、今はちょうどよいチャンスなのかもしれません。
「ブログよブログ。この(へんの)世界で一番、がんばっているのは、だあれ?」「それはもちろん、佳世子さんですよ」「そおお? そうよね~。ノーベル賞に引き続き、社の表彰事業の実務仕事だ、シンポでのアテンド役だ、金付大学面の記事が足りない、火付スタートの新連載のカットはどうなった、一面に回った記事には表作成の注文がきた、あれやこれや…。でもね、私、誉められると木に登るタイプなの。ブログ、誉めてくれてありがと。じゃ、また来週ね」。
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