シンポ案内記事をご希望の時は
年度末ゆえ、駆け込みになるのでしょうか、シンポジウムが目白押し。今週が山場のようです。「シンポジウムの案内を載せてほしい」との声も多くて、調整でけっこうばたばたです。というのは、それをチャンスにちゃんとした記事を書きたいと思うからです。
双方にとって一番、よい形ではないかと私が思うのは、まず、そのシンポで発表される新しいトピックスについて先に取材をする。その内容の記事を、最後に「○日に×で開かれる~シンポジウムで発表する」と付け加えて書き上げ、内容がおもしろいため、大きめの記事で掲載される。日をあけずに掲載案内も掲載する、という形です。そのためには、シンポまで日程的に余裕がなくてはなりません。
今年の一本は少し失敗してしまいました。親しい人の紹介で、ある独法の研究センター長を初めて取材。おもしろい研究成果の一つで記事を書き、一面掲載となり、「~シンポで発表する」と入れたものの、開催案内は載せられなかったのです。この案件に興味を持ってくれた読者から、問い合わせがあったし、同様に関心を持った人はセンター名のウエブ検索でシンポに来てくれるだろうから、いいと思っていました。ところが、取材先のセンター長は、シンポ案内そのものが載らなかったのがご不満で、メールで「期待はずれでした」といわれてしまいました。えーっ、なにそれ、と思ったけど、まあ逆の立場だったとしてみれば分からなくもない。そこで「ご期待に添えず、失礼いたしました。記者は、記事としておもしろい内容のものを優先する習性ですので…」とメールで返しました。もうひとつ、「詳細なご希望がある場合は、広告をご検討くださいませ。××(相手の独法)様にも時々、ご活用いただいております」とオマケを付けて。
一方、地方公立大の健康系シンポのケースは、上手にできました。以前に紹介者がいてお世話になった、医学部の事務職員の方(広報さんではないのにこんなふうに動く職員は珍しい。そのことにも感心しました)がアレンジをしてくれました。「文部科学省に来たので」と久々(2年ぶり)&突然の来訪にちょっとびっくり。でも、「今度のシンポは力を入れているので」とその理由が分かり、面倒なアレンジも厭わずに手がけてくれました。結局、お忙しい研究リーダーに、羽田飛行場で取材をし無事、産学官連携もののトップ記事と、シンポ案内の両方を載せることができました。
羽田での取材も久々でした。「羽田取材なんてかっこいい。ハリウッドスターだと成田で取材かしらん」なんて浮かれかけたりして(笑)。初対面の先生だったので「ごちゃごちゃしたところで、取材がうまくいかなくて、怒鳴られたりしたらどうしよう。医学部の先生はタカビー(高飛車)なのが時々、いるからなあ」という不安もありましたが、すごく感じのいい先生で問題なし。ところが、場所選びは心配したように少し、手こずって。先生が選んでくれていたところから、私が下見していたところに場所を替えたのです。
よかったのは、JAL第一ターミナルの、南北をつなぐ真ん中にある、マーケットプレイスという名前のタワー型の場所。3階のレストランを【夕方の喫茶使い】としたため、テーブルも広いし、わりあいと静かでした。2階にはがさがさしたコーヒーカフェしかないので、そちらはパスするのが正解でしょう。次の羽田取材にも、ここを使いましょうか。ブログに書いておけば、次のチャンスの時には、「どこが便利なんだったっけ? メモなんかどこかにいっちゃったよ~」と迷わずにすみますから、ね。
| 固定リンク | 0
コメント