概算記事の抜きに満悦で、電車を乗り過ごす
今年は民主党政権に替わるかということで、役所の概算取材も難しいようで。各紙とも、あまり出ませんでしたよね。それに経産省なんて1週間も早く発表して、「こんなに早く会見するとは思わなくて、夏休みの予定と当たっちゃったんですよ~」と仲間がいっていました。私は取材を数カ所に当たるも、補正予算で大物案を出しちゃったのもあるのでしょうが、「ま、粛々とやるだけですよ」とかいってつれない対応が多くて。それだけに、25(火)付の一面トップ、「産業界が開発テーマ 基盤研究の大学公募 文科省 【共創の場】構築 年6件、30億円 10年間支援」を載せられてうれしかった。
この日はたまたま、ほかの面にも自分の記事が多数、掲載となって。大学面は東工大の人件費圧縮策がトップ、段モノで弁理士会のデザインコンテスト(発表もの)。3面に「現場最前線 夏に負けるな」で、早稲田大学の技術職員の読み物を載せました。それらを確認したあと、もう一度一面に戻ってみると、おっと、下のコラム「産業春秋」も私のではありませんか。大学は創立周年事業の年数を好き勝手に決めて、寄付金集めに奔走しているけれど、というちょっとだけ皮肉も込めたもの。先週半ばまで休みを取っていたわりに、順調に出稿・掲載できたなあと悦に入っていました。
とと、そこでちょっと失敗。電車を乗り過ごしてしまったのです。私は直行取材ではない日は、自宅から日刊工業新聞と、ほかに2紙を持って出勤します。最近は通勤時に広げている人はめっきり減っていますけど、新聞同士がぶつからなくなってよい(ぶつかった数人が同じ新聞で、「3人で一緒に読むかな」と密かに笑ったことがあった)面もある。私は電車を3本、乗り継ぐ(合計の通勤時間は1時間ですが)ので、乗り換えまでにこれを読んで、次の電車ではこっち、という流れができています。それがこの日は、自分の記事がうれしくて、日刊工業だけ何度もねちねち読み直していたために、その流れが変わってしまった、という具合でした。電車内で、自分の新聞を食い入るように見ている私がいたら、声をかけてください。「乗り過ごしますよ」って…。
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