話しかけた△先生の反応が悪かったのは…
先日、ある技術移転会社の設立10周年記念パーティに参加しました。技術移転だけでなく、コンサルティングなど広範な事業を手がけるのが功を奏して、会社型TLOながら急成長した特異な存在です。設立まもないころ、私が初めて訪問した時にはお二人しかいなかったのに、今や陣容は20人近く! これだけ事業を拡大してきたのだから、挨拶に立つ人の多いことは致し方ありません(笑)。でも、こちらも同社に紹介してもらってきた、たくさんの人と一度に再会できるよいチャンスでした。以前、私のミスで迷惑をかけたけれど、電話で謝ったきりだった相手も、会場で探してもらって改めて、お詫びできてヨカッタです。
食事もけっこう豊富で。さすが会社が「これまでお世話になりました、これからもうんとお世話にならせてください」と開くパーティは違うなあ。と、料理テーブルの影にひっそり一人でフォークを動かしている△先生を発見。先生も以前と立場が変わって、話相手がちょっと減っちゃったかな、と思いつつ、「お久しぶりです、日刊工業新聞の山本です」と声をかけました。「先生が以前、主張されていた~の件はその後、注目されましたよねえ。今、どこの大学も取り組むようになりましたし」。ところが反応がいまいちよくない。おかしいなあ、もっとしゃべる先生だと思ったのに。「~はどうなりましたか?」。うーん、これにも乗ってこない、テーマがハズレらしい。そこで攻め方を変えて「最近のお仕事では、どんなことをされているのですか?」。そうしたら「□の○を…」というじゃないですか。□の○?! そ、それって…。私、間違っていました。△先生ではなくて、□の○で取材した別の先生だったのです。
というわけで、同社にいかにアレコレ取材先紹介でお世話になってきたかを、改めて実感したのでした(自らの至らなさは棚に上げて…)。次の10年も(?)どうぞよろしくお願いいたします。
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