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2009年11月

2009年11月 9日 (月)

【東京蝙蝠大学】の「リリースの書き方」講座

某地方国立大学の親しい先生に頼まれて、リリースの書き方のミニ講演をしてきました。大学運営ネタと科学技術ネタの2種類で、「記事にしよう!」と記者にその気にさせるのは、こんなリリースですよという事例を用意しました。その時に、リリース元として仮名で使うのに【東京蝙蝠(コウモリ)大学】という名をつくりました。ほ乳類とも鳥類とも違う、その両方を行き来しながら、どっちに肩入れすることもない蝙蝠の立場が、記事を書くには大事だと言ってきましたので、その理念を体現する大学というわけです。ホホホ。

調子づいて、リリース問い合わせ先の教員名も作ってしまいました。【黒木翼】、これは分かりますね、コウモリの形態学的な特徴です。【境征世】、これはコウモリの心得、ほ乳類社会と鳥類社会の両方を見続けるべく、常に境を飛んでいるということです。【矢古宇誠二】、これは本当のコウモリの行動習性、私自身は夜型でなくて朝型なんですけどね。

新聞記事でもコウモリネタを見つけてしまいました。あるテーマに強く感心を持っていると、不思議に情報が集まってきますよね? いつもは熱心に読まないコラム欄なのに、なぜかそのテーマが取り上げられていることに気づく、という具合です。私がひっかっかったのは「世界の話題 イタリア 大量発生する蚊 コウモリで退治」。へーっ、おもしろい、「蝙蝠は一晩に体重の半分の虫、蚊なら2000匹を補食する必要がある」とか。その習性を蚊の駆除に使おうという取り組み紹介でした。

それで気が付きました。私、蚊に異常に食われやすいんです。大学の中庭で、その大学で開かれたシンポジウム出席の先生を捕まえて取材した時など、9月末にもかかわらず一人、脚を4カ所ほどかまれたくらいで。ミニスカートならともかく、パンツスタイルなのに~。もちろん、取材相手には何も起こりません。それくらいひどく蚊におそわれる理由、皆さんも分かりましたね。私は前世がコウモリで、蚊を大量に食していた、だから今の私はその怨念から蚊に激しく攻撃される…。そうに違いありません。

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