4月から大学面が変更に
火・金と週二回で続けてきた「大学・産学連携」面ですが、4月からは金曜のみの1ページに変わることになりました。といっても、火曜はこれまで「科学技術」「大学・産学連携」の2ページだったのを、「科学技術・大学」を2ページにし、その中で大学記事を大いに扱うという形です。そのため、「山本が、大学・産学連携の記事出稿を火金向けに注力するのは変わらない。ただ、大学・産学連携ネタだけで週2ページを維持するのは厳しい。だから、不足分は科学技術の記事を入れてよいことにする」というのが主旨です。これで「えっ、原稿が足りない? あと2本はこれから書くけれど、もうほかにリリースも余っていないよう。この後、超多忙な先生のアポが入っているのだけど、間に合わない!」と目をつり上げて対応する恐怖感が、軽減されることでしょう。
弊紙の大学・産学連携面は2003年10月から6年半、週2をキープしてきました。ところが、この面で載せてきた産学連携の記事数は、2005年をピークに2008年はその7割に。減少ペースが変わらないと推計すると、2009年は6割です。じゃ、残りの4割は何かというと、産学連携以外の大学単独の記事ということです。つまり、大学の国際化とか、大学院教育とか、大学評価とかです。広くは産業界とかかわる研究や人材の話だからと、扱っていますが、産業紙という弊紙の特性からいうとどうかなあ、と。ただ、そのどちらの場合も、法人化当時のように劇的にニュースが出てきて、発表・リリースも目白押し、というわけにはいかないのが現状です。
以前、取材先のキーパーソンの一人が、「大学の産学連携部局は将来、国際化や就職支援の部局みたいに、大学の定常的な組織として根付くことが必要」といっていました。なるほど、とその時は思いましたし、今その形にシフトしつつあるのだとも感じます。ただ、そうなるとニュースはさらに少なくなるわけで…。でもね、まだまだ「今まで手つかずだったところが表面化してくる」面はあると思うのです。例えば先日、電気通信大学主催のシンポで取り上げられた、産学連携で開発したソフトウエアの知財問題(特許とは大幅に扱いが違う)がそうです。「これ、おもしろそうでしょ? 大学人うちうちの普通のシンポと違って、企業の皆さんも、勉強したいと思っているでしょ?」と気持ちを込めつつ、シンポ開催案内を記事にしました。その結果、締め切り(実際は延長中)過ぎで申し込みが途絶えていたのに、記事掲載後に40件ほどの申込が相次いだのだそうです。
以前、「産学連携も一段落して」という表現を使ったら、産学連携の関係者に「産学連携はますます、盛んになっていますよ!!」と怒られてしまいました。そう、ブームは一段落した、けれど実績は積み上がっていて、大型成功例などが出てくるのもこれから。ですよね、すみません、先生。ということで、取材先の皆様も、ぜひ「これは」と皆をうならせる活動を展開して、そして私にお声をかけてくださいね。お待ちしています!
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