大学教育の行政事業レビュー
【府省版事業仕分け】の文科省・行政事業レビュー第1弾に本日、午前中に出席し、明日6月4日付の大学面で記事を書きました。70行の分量で写真入り。大学教育改革関係だけで、この分量での即日記事という情報発信は、ほかにないでしょう? 2時間強のネット中継を見るほど、時間に余裕がなかった方は、ぜひ私の記事をどうぞ!
そこでも書いたのですが、各事業は、「新しい教育の手法に取り組む大学を選定し、5年かけて確立してもらう。その後はその大学独自資金で自立してもらうと同時に、他大学への普及を図る」という設計です。それに対して、評価者は「修士2学年の学生が対象で、もう3年実施してきたんでしょ。だったら、採択大学の取り組みが他大学に普及して、他大学の学生の参加がどれだけ向上したか、数値を示してほしい」って注文をするという具合なのです。これはギャップが大きいですう~。
もう一つ、「それじゃあ大学関係者が全員、泣きますよ!」と驚いたのは、「新しい教育手法の取り組みは、大学の本来の役割。通常の経費で行うべき。よって、このような事業は必要ない」という発言がいくつかあったことです。そんなこといったって、基盤的資金である運営費交付金はガンガン減らされて、「競争的資金で配分するので、皆、知恵をこらしてくださいよ」と、法人化のころからやってきたのではないですか! もし、そのように主張したら(私が? って訳にはいかないけれど)…、評価者は「それはそうかもしれませんが」「でも、ここは、この事業についての、予算措置の適性さを評価するのが目的ですから」っていうのだろうなあ~。
とり急ぎのブログ執筆、今日はここまで。というのは、明日、菅直人氏が首相と決定する可能性が高いため、東工大関係のコメント思案などで、ばたばたなのです。今週はまだブログをアップしていなかったから、「明日、菅直人氏の決定のあとに、行政事業レビューのブログを書いても、ねえ」と思って、急いで書いたという背景があるのです。【東工大関係者の盛り上がりは如何に】、これが来週のブログテーマかな。そう思いつつ、本日のブログを閉じることにします。
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