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2011年3月 7日 (月)

人事異動による新しい風

まだですよ、まだうちの一般の人事異動の内示は出ていません。このタイトルで「おっ、科学技術部のメンバーも変わったのか」と思ってしまった方、もう少々お待ち下さいね。

少し前に、他社の出版社の若い女性と懇親をしたときに、「組織の人事異動ってなんでするのかな? それまでの実績をチャラにするだけで、メリットがあまりないと思うのですが」といわれました。その感覚に「若さ」を感じてどぎまぎしつつ(笑)、「私たちみたいな専門職の場合は、そう感じるけれどネ。幹部になっていく人はやはり、異動で多様な部署を経験することはプラスになるのでしょう」と答えました。後は、異動によって部署にも本人にも、新しい風が吹くという効果が大きいかと思います。

それを実感する幹部人事が弊社でもありました。一般人事より一足早く、3月1日付で宇居新編集局長が就任しました。48歳。社内で、団塊世代の後の社員が少ないので、大幅な若返りが近いと思っていましたが、前局長との年齢差はなんと16歳です! 宇居局長は直前が電子メディア事業室長だったので、まさに〔時代〕を象徴するという面もあります。昔、私が化学業界担当をしていた時に、宇居局長が自動車部品担当の記者で、タイヤだけでなく免震ゴムなどの化学品をやっていたブリヂストンなどへ、時に一緒に取材にいっていました。

就任の挨拶では、さっそく「~までに(時期)~をする。その中でとくに△に注目していく」と、これまでさほどは注目されていなかった△という新たな視点での活動を発表。そう、△、私も△が大事だと思っていました。ってゴマスリじゃないですよ。だけど、思っていただけで、社内提案などをしたこともなかった…。それだけに、幹部が△にメスを入れるという発言はちょっとした衝撃でした。【人事異動による新しい風】を実感した次第です。

そしていよいよ、我々一般社員の人事異動の内示が11(金)に迫りました。記者はその分野の担当になってから3、4年で変わることが多いので、「そろそろかも」と思う記者はこの時期、どきどきして浮き足立っちゃうのです~。かくいう私は、大学・産学連携担当で11年目に入る専門記者。そういう状態にはなりません。とはいえ、異動の可能性はゼロではないので、やはりちょっと気になります。「もし異動だったら、挨拶を含めて大急ぎですませるべき事柄」と「もし異動がなかったら、新年度から取り組むべき取材テーマと、どどーんと休む夏休みの予定」と、その両方を頭の中で考えているから。「異動する」「異動しない」のどちらについても期待と不安があって、実のところけっこう【楽しい】気分を毎年、味わっているのです。

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コメント

新局長の「取説」は、どうぞご用命ください(苦笑)

投稿: watoson | 2011年3月 8日 (火) 02時03分

私用メールアドレスにて、
ご返信させていただきました…。

投稿: watoson | 2011年3月30日 (水) 22時44分

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