産学連携学会の業績賞を受賞しました!
本当はタイトルに「!」を入れるの、恥ずかしかったのですよ。というのは、表彰式が6月で、だいぶ遅くなったからです。いいわけは後回しにして、まずはその内容から。
第8回産学連携学会学会賞(平成23年度)業績賞 山本佳世子氏 (日刊工業新聞社) 授賞理由 (…学会の総会で承認された文書内容)
「11年以上、日刊工業新聞の記者として産学連携・大学関連の記事を執筆され、その数は1000件以上に及ぶ。この事は世の中に余り知られていないが、日本における産学連携の発展に大きく貢献したと言えよう。また、日本で産学官連携を専門に取り扱う新聞記者として唯一の存在であるばかりか、産学連携をテーマにした博士論文により平成22年度に博士号を取得する等、産学連携に対する真摯な態度を併せ持たれておられる事も、評価しなければならない。以上の事から、同氏は業績賞に値すると考える」
学会の功労者(学会活動に功労のあった個人・団体が対象)と論文賞(産学連携学会論文集に投稿した論文が優秀で、貢献した個人・グループが対象)と違って、業績賞は6年ぶり?くらい、個人では初めてです。産学連携の具体事例で優れたもの向けには、すでに内閣府の産学官連携功労者表彰とか、弊社のモノづくり連携大賞とかあって、そこで表彰事業が行われているでしょう。そのため、「業績賞」はそれらとは違う、もっとユニークな活動を対象にしよう、というのが学会の判断だったそうです。その意味で、私の活動はユニークで似たものはないということで、選んでいただきました。
ちなみに、「授賞理由」のうちの「1000件以上」というのは、産学連携の記事に限ってのものです。産学連携とは別の大学関係(国際化とか教育とか)の記事も、近年は増えていますが、それはカウントからはずしての1000件です。「1000件というのはすごいですね」と何人かに声をかけてもらいました。私も常々、取材先に「数で示せるとアピール度大なのですよ」といっていましたが、自分の場合においても実際に感じた次第です。
この賞が嬉しいのは、「地道に専門性と独自性を高めていくことで、社会にちゃんと評価してもらえる」という一例になるかな、と思うからです。記者に限らず、その分野の本流ではない(今回の場合は産学連携本部の教員など)立場であっても、その人にしかできない取り組みが、きちんと評価される-。そういう前向きな気持ちを、若い人にも持ってもらえればと思うのです。
それで、最初に戻って、ブログアップが遅れた理由を説明します。一つは、表彰式(学会の佐賀大会で6月)の後、送られてきた表彰状の名前表記が違っていて、直してもらったこと。これも、取材先が名前の間違いを気にするように、自分の場合においても実感することになりました。それからブログの写真アップがうまくできるか自信なくて、先送りにしていたこと。結局、とりあえずアップできましたが、レイアウトをもっと工夫をしたいと感じて、次回以降、努力します。そんなわけで皆様、ご報告が遅くなって申し訳ありませんでした!
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