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2011年10月 7日 (金)

「週刊誌的ですが、なにか?」

「週刊誌じゃないんだから」という、当社でデスクが、執筆の遅い若手に注意する定番の言葉があります。新聞は新しい話を即、記事にするものだ、のんびり書いているんじゃない、という指導です。でも、ご存じの通り大学面担当の私はそれに真っ向から立ち向かっています(笑)。本日7(金)付には、文科省2013年度概算要求の産学連携、大学改革事業を掲載しました。記者レクがほぼ1週間前にあって、文科省の三役会見があった日に二つの課の課長取材もすませていたのですが、その翌日付掲載という訳にはいきません。

それでも、文科省担当(専任)記者であれば、これが第一優先ですが、私はそうではないのであれこれ抱えてしまいます。その日はほかに技術成果の電話取材(親しい相手なのだけど、学会直前になって急に声をかけてくるから困る…)と、博士教育シンポの懇親会(発表は聞けなかったけど、キーパーソンに挨拶したかった)と、ハシゴが続いたのです。

でも、「文科省の産学連携の予算要求まとめ」という切り口は、ほかの一般紙ではない一方で、弊紙では10年近く継続しているものです。もちろん、ウエブですぐ見られる情報もあるけれど、この手の〔資料満載もの〕は、必要な情報を一般人が探し出すのも難しい。だから、発表から一週間後、週刊誌と同じようなテンポでの情報提供でも大丈夫だと思っているのです。

実は10月から、この傾向をさらに促進しかねない社内事情が発生しました。科学技術部デスクの一部を担当することになったのです。デスク業務をするため本社にあがる時があって、記者として動ける時間は平日5日に比べて、なんと2割も減ることになります。でも、通常のデスクに就任すると、完全に外に出られなくなるので、そのことを思えばこれくらい、我慢できるというものです。それに、「マスコミ人として、デスクを経験することは非常に重要だ。一般紙でも皆、体調を壊すなど大変とは思うけれど…」と私のメンターともいえる人たちが口にしていたので、〔たまにデスク〕は喜ぶべきことかもしれません。

ということで、これまで以上に開き直ることにします。それで、今回のブログのタイトルとしました。この表現、少し前に女性誌などで流行ったもの(たぶん。あまり流行には敏感でないのでよく分からない)。周囲にちょっと批判的に見られる事に対して、上品に「あら、私はこの形に自信があるのだけど、文句ある?」ってタンカ切るというシチュエーションです。一度、使ってみたいと思いつつ、だれかに面と向かってはなかなかいえないワ、というわけでブログで使わせていたえだきました。

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