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2011年11月

2011年11月20日 (日)

宿泊先に悩む

先日、名古屋大学へ講演をしに行ってきました。化学系G-COE関係の大学院科目「社会と科学」で、6回ほどのオムニバス形講演のシリーズでした。ほかの顔ぶれはというと、ノーベル賞受賞者の益川先生とか、東大の黒田玲子先生とか著名な研究者が出ていたので、オファーが来たときは「その先生方と一緒に、私の名前も記されるの?!」と二つ返事で受けてしまいました~。

今回はビジネスホテルチェーンの「ルートイン」を初めて利用しました。大浴場が付いたのが楽しかった(女性側は夜も朝も一人だった)。部屋はリニューアルされてシックな内装だったのに、ユニットバスのドアを開けると「あれ?」という簡素さに驚いたのですが、「大浴場を利用してね」というメッセージだったのですね。

宿泊費用は定額が支払われるので、自分で好きに手配するという大学からのお招きの定番で、このパターンってけっこう嬉しい悩みです。若い頃は安いところを選んで、差額をお小遣いに回していたのですが、ある時、まるで「学生寮」みたいなところに入ってしまって。あまりに情けない気分になったので、「もう大人なのだから止めよう」と転換しました。ここ数年は、部屋で過ごす時間が長い時には、「佳世子、いつも仕事がんばっているからご褒美よ」と自分をほめるために、少しいいホテル&広めの部屋を選びます。キャスターケースにはなくてもいいけれど、ホテルライフを満喫するグッズがたくさん。ティーバック類は紅茶にフレーバーティーにココア系、それからそれから…。最近はさらに大人になって(笑)、今回のように一泊で滞在時間が短い場合は、ホテル備え付けのグッズを下調べしていき、デイパック一つで出かけるようになりました。

今また一件、宿泊先を選ぶ状況にあるのですが、主目的以外にも時間がとれそうなので、実は2件を同時に押さえている状態です。「どうしようかなあ」と嬉しい悩みを、スルメのようにいつまでも味わっています。おっとと、いつまでもひっぱっていたらキャンセル料が発生しちゃうから、気を付けないとね…。

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2011年11月14日 (月)

「アグリビジネス創出フェア」で和牛食べ放題?

農林水産省の産学連携室とつながりができて、同省主催の農林水産・食品の展示会「アグリビジネス創出フェア」へ初参加する予定にしています。1次産業の6次産業化(農林水産業の1次に、関連機器など製造業の2次、流通サービス業などの3次を融合するもので、この数字を足すと6になるという造語)が今、注目されているからです。弊社のモノづくり連携大賞でも毎年数件、1次産業ネタが入賞しますが、今年は上位入賞を含めて多数が入賞したのも、この流行を裏付けているといえるでしょう。11月30日から12月2日、千葉の幕張メッセで入場無料です。

来訪を呼びかける記事を先ほど出稿しましたが、やはり強力な動機付けは、「試飲、試食が多数ある」ことでしょうか。例えば、栃木県で開発された新品種の梨とか麦のご飯があるそうです。うーん、果物好きとしては気になるところです。さらに、福島県の家畜改良センターからはなんと、和牛肉100食分が出るそうです! 試食した人には簡単なアンケートを書いてもらう形にして実施するとのこと。展示会場入り口のイベント告知ボードに、これらの試食スケジュールがあるそうですから、最初にチェックしてから入ることを忘れないようにしましょう。皆さんも和牛食べ放題! じゃなかった、和牛そのほかもろもろの試食に行ってみませんか? あ、取材をすることも忘れないようにしなくては、ね…。

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2011年11月 5日 (土)

世間は私学も公的存在と見ている

かつて広報を担当していて、同世代同性友人となったA大学事務職員のBさん。教員ではなく職員で、担当が変わってからも交流がある唯一の相手とあって、Bさんとランチするために、A大学に取材アポを入れる傾向がある…私です。先日、久しぶりに訪れました。

最初に驚いたのは、A大学の敷地内の芝生で、ちっちゃい保育園児が大勢、遊んでいたことです。ピンクの帽子、赤の帽子で分けている、1歳と2歳といったところでしょうか。それぞれ30人ほど。す、すごい光景ですね。ベビーカーの母子くらいならほかの大学でも見かけていて、「大学も近隣の人に愛されないと、危ない実験をするなとかいわれるから、オープンにしているのだな」と思っていましたが、こんな光景は初めてです。さすが新興マンションが続々と建ち一時期、小学校整備など追いつかないので、マンション新設を制限したという区だけのことはあります。

取材後のランチでBさんにさっそく、その話をしたら、もっとすごい光景を彼女は知っているのだとか。その保育園児たちは、保育士さんの押すリヤカーに、詰め込まれてやってくる。しかも、そのリヤカーが何台も何台も続いてくる…のだそうです。次回の取材ではそれを目撃すべく、取材の時間と調整したいなと思ったほどです。

それから久しぶりにあった友人との定番の話題として、東日本大震災の時、どうだったかという件が出ました。その日は学生500人くらいが大学に泊まって、学会まで開かれていたので出席者までいたのだとか。食堂があるので炊き出しをしてもらえたのはラッキーだったけれど、なんと夜中の2時に、「職員(の一部だったけど)皆さん、起きてください。朝食のおにぎりを握ります。ノルマは1人100個」とたたき起こしたのだそうです。えーっ、100個オ? 私なんて、この10年で5個しか握ったことがないのに。学生も別に怪我しているわけではないし、自分たちで食べる分なのですよ。だからBさんの説明にすかさず、「学生にやらせれば?」というと、「眠っているのを起こして?」というのが彼女の逆の問いかけでした。うーん。国立大と違って、それなりの学費をいただいている私学としては仕方がないのかも…。

ところがもっとありまして、B「学生がツイッターで、○時に炊き出しです、なんて公開したものだから、近くで帰宅難民になっていたビジネスパーソンまで来ちゃって。そのうち、近所の人まで『私たちもいいですか』って。電気が通じているうちは自宅でご飯を炊けばいいだけなのに、断れなくて、『どうぞどうぞ』って」。ひ、ひどいわあ…。私学といえども、世間は大学を公的存在だと見ているようですね。国立大とは段違いながら、私学も国のお金を受けているとはいえ…。区民館か何かと同じ感じ。気の毒です。そうそう、それでいうと国のお金の受け方が断然、違っている公立大学の取材を先日しました。では、これについてはまたいずれ…。

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