« 2012年1月 | トップページ | 2012年3月 »

2012年2月

2012年2月27日 (月)

教員退職と団塊世代

本日2012年3月27日(月)付の2面社説で「団塊退職後の国立大教員 女性、外国人など多様化進めよ」をかきました。これ、1.5付の「団塊教員が一斉定年 新陳代謝狙う国立大」で大きく書いた分に、載せられなかったもったいない材料を活用して書きました。私は一般論として、「同じ能力の候補がいる時に、女性とか外国人とか変わった経歴の人とかを採用したり、昇進させたりという組織の判断は、多様化が遅れた日本ではある程度、許される。能力が劣る女性そのほかまで、男性より優遇することはないけれど」と思うので、このような論調で書いてみました。

団塊世代は一般に、1947-1949年生まれの3年間を指します。企業だと60歳定年になる4年ほど前に大量退職で話題になったのですが、国立大は定年が65歳(東大は移行期のため64歳)なので、来年度から3年間、退職者が年度末にどどっと出てきます。教員採用は大学院重点化とか各大学の新学科設立とかのタイミングで、たくさんあったため、採用は新卒メーンの企業と違って傾向が明白ではないのですけどね。

某大学の来年度退職者リストを見せてもらったら、「え、あの先生も退職なの。まああ~こんな有名人も入っている。外部資金の獲得額が多い教員が減ってしまう、と大学幹部が心配するのももっともだわ」って思いました。すでに今年度もなんとなく知り合いの退職教員が多い印象です。学部時代の親しかった先生もそうだし、修士時代の指導教員もそうだし。昨年度、震災があって「最終講義」ができなかった先生が今年度に併せて実施する、なんて企画もあるようです。

それにしても大学の先生は、定年退職時に弟子筋を集めて現役時代の研究(教育も?)を振り返る「最終講義」とか、「退官記念パーティー」とかあって、お祝い金を含めて準備する関係の先生は大変だなあと思います。でも、大学教員ならいずれ回ってくるし、「自分だって華やかにやってもらいたい」と思うから、いいのかも。それに、受賞記念パーティーとか結婚式だとかだと、人によっては何回もあって、周囲の負担の多少に差が出てくる。けれど「定年退職」としては一回だから、目をつむってあげられるのもあるでしょう。ということで、私の指導教員のイベントを盛り上げる一助を担うことにいたしましょう。

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年2月12日 (日)

インフルエンザ厳戒態勢

年度末というのもあるのでしょう、毎年この時期、私はとくに取材以外の予定もてんこ盛りです。文部科学省の記者クラブにおける幹事業務も、まもなく始まります。クラブの各社の担当期間を決めるのは、くじがベースなのですが、どうも弊社は担当期間中に大物事件に当たりやすようです。去年なんて、震災が起きてすぐ、確か3/12からの担当だったのですから。ほかの社が幹事の時にも、それなりに事件があると思ったけれど、何年もおつきあいしている広報さんに「いや、日刊工さんは例年、当たっていますよ」といわれたし。今回は大丈夫かなあ。

現在、クラブ在籍のメンバー間での調整を実施中です。綿密な調整をして、「山本さん、すごいね」っていわれるくらいです。私、実は細かな作業も好きなのですよ。秘書とか事務職も意外と、合っているかもと思うほどです。ところがある人にいわれて気づきました。「インフルエンザで誰か、倒れたりしなければいいけどね」。ええっ! ほ、本当だ。そういえば、インフルエンザで一週間、倒れた人の話を聞いたっけ。仲間の間で発生したら、一体、どーなるんだろう。というわけで、調整の紙に「インフルエンザ厳重注意」って書きました。私が倒れたら笑われると思って、躊躇したのですが、自ら宣言することが大事なんですって。ダイエットを成功させるには、それが秘訣、って雑誌で読みましたもん(笑)。この先、数週間は実際の仕事の忙しさとともに、このプレッシャーとの戦いです。春はまだまだ先だなあ…。

| | | コメント (1) | トラックバック (0)

2012年2月 5日 (日)

駅を何度も乗り過ごす

電車の中で集中して本を読んだり、何かしていたりすると、駅を乗り過ごすがありますよね。「ありますよね」くらいならかわいいもの、ですね。今回は…。

一日3件の予定があり、遠出の取材も入っていたため、職場に上がらない出ずっぱりの日がありました。午前中の記者会見と午後いちの取材の間に時間があったので、移動の電車内と、ゆっくりランチであれこれできるな、と踏んでいました。アイデアを練っている最中の長い文章の原稿や、その関連の本を持って家を出たのは、そのためでした。

目的地まで40分、と目安をつけて各駅停車の電車に乗りました。筆が乗ってきて原稿は順調、いい気分。そろそろ目的地かな、あれっなんだか、車窓がちょっと田舎っぽい気が…。「ご乗車ありがとうございました、次は終点~」とアナウンス。えっ、終点? 駅、4つほど過ぎちゃったんだ? 腕時計をみると、確かにそれなりに時間が経過している。うーん、何駅も乗り過ごすなんて珍しい。

終点の折り返しで、同じ電車に座りました。「ランチの時間がちょっと短くなるだけだから、問題なし」と思いつつ。そうしたら、次に気が付いた時は、目的を一つ過ぎた駅へ到着する直前でした。これ、急行だったんだ…。降りて別のホームに移り、再び乗車。今度は各駅停車で一駅だけなので、本も読まずに、電車内の駅案内表示を改めて見ていました。すると社内アナウンス、「次は△○、△○~」。ええっ! △○って目的の駅のもう一つ向こうじゃない! どうしちゃったの、佳世子! …アナウンスの間違いでした。今回は。

ようやく、「△○」と似た駅名の「△□」で降りることができました。酔っぱらって眠ってしまい、逆方向の電車でいったりきたりで帰宅できない、という話を思い出しました。シラフでこんな私と、いったいどっちが上かなあ?

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年1月 | トップページ | 2012年3月 »