学会懇親会でネットワークを拡大する
「新年度が始まりました」というか、「旧年度が無事、終了しました」というのが私の真の感想です。3月中下旬はほとんど毎日、予定が3件。送別会を含めて5件という日もあったほどです。実は年度末の追い込み状態に加えて、学会の春の年会(メーンの研究発表会)シーズンなので、これまで(技術担当時代など)にかかわりがあった学会や、各種懇親会に参加することにしたのが、忙しさの要因でした。
とある学会で、学会自身の活動のネタを、まとめ役のA先生に取材することになったのですが、取材予定の前日に懇親会があって、先にA先生と名刺交換、です。いったん別の先生との交流を挟んで、A先生は終了間際にわざわざ、別の大学のB先生のところへ連れて行ってくれまして。B先生と名刺交換をして即、「あ、こちらのプロジェクト機関、取材したいしたいと思っていたのですよ!」と声を挙げてしまいました。文科省の中間評価も高く、ユニークな取り組みをしているので気になっていたのですが、まったく知った人のいない遠隔地の機関に取材というのはなかなかしづらくて。でも、ツテがひとつ、できてしまえば大丈夫です。A先生、ありがとうございます~。
話はこれだけではありません。A先生のキーパーソンぶりを翌日、再認識することになったのです。A先生の取材は、「30分だけ」と聞いていたので手際よく片づけて…、と考えていたのですが、なんと予定されていたもの以外に、ネタを2本もいただいてしまったのです。「先生、お時間は…」「うん? いいよ、そっちは(発表を聞くのを諦めた)」って…。助かります~。さっそく、A先生が教えてくれたメールアドレスで関係者にアポを取り、それぞれ取材。産学連携ものと大学もの、いずれも「新年度から」という話だったので、さっと記事掲載となってハッピーです。A先生、これからも強力なキーパーソンとして、どうぞよろしくお願いします!
仕事の担当は長くなるとどうしても、マンネリになってしまいますよね。私の場合、産学連携担当者の集まる席では、よく知った取材先との情報交換になってしまうのが実情です。それだけに、この3月の作戦は大成功でした。「そのお話、ぜひ聞かせてください」と何度、口にしたことか…。今までと違うフレッシュな取材先から、フレッシュな情報をお届けしますので、紙面を楽しみにしていてください。
ちなみに懇親会では、「あの人、会ったことがある気がする…。どこの人だったかなあ」と思うこともしばしばです。そういうときは、さりげなーく、前を行き来して名札をチェック。「あっ、△大学の○先生だ!」と思い出して、声をかけるのです。「何年前だろうね、覚えているよ。採り上げてもらった記事、ちゃんと取ってあるから」と返してもらうのもまた、うれし、です。でもね、先の紹介してもらっていった機関で、取材後に「私、△さんに以前、お会いしていないでしょうか?」と聞いたところ、相手に首をひねられて。出身を聞くと、私の経歴とはつながりのない業界で、どうやら無関係のようでした…。でも、そんなやりとりもまた、「一回の取材、それでおしまい」ではない、継続的な関係を築いていくうえで、きっとプラスのはず。勇気を出して話しかけることにいたしましょう!
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