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2012年6月

2012年6月25日 (月)

タブレット、入手するも進まず

電車の中で電子新聞を読もうと思って、情報端末のタブレットをみっちり調査のうえ購入しました。可能であれば電子書籍もと思うけれど、「やりたいこと」を限定しているので、購入前の調査の項目(利用者の聞き取り含む)と判断は明白です。「スマートフォンは細かくて若い人でないと無理だから、タブレット」、「iPadと同じ9、10はかなり重いから7」、「外で通信しないで、自宅でダウンロードすればいいし、使いづらくて投げ出す可能性もあるから、2万円以下の安い機種」って。ITが得意でないだけに、しっかり考えました。

自宅は無線LAN状態だけど、「ITに弱いので、接続に手こずるかも」という自己認識もその通りで、自分で少しいじった後は詳しい人に来てもらって、最初の段階をクリアしました。その人は友人というほど親しい人ではなく、「そんな人に頼んでいいの?」というような無理無理だったのですが、なんとか。どういう人がは…個別の質問にはご説明しますが、ブログでは内緒です。

日刊工業新聞と、一般紙1紙を使えるようにして、「さあ、毎朝ダウンロードして、電車の中で読もう」と思ったのですが、ここで再び暗礁に乗り上げました。一般紙さんのこれ、高機能すぎません? 「何がどうなっているか分かってから、タブレットを使うことにしよう。どうせ新聞の紙媒体とダブルで取っているので、しばらくは今まで通り、紙を朝、読むことにして」って。いじっていたらまたなんか、わからなくなっちゃったし。そのうち、時間に余裕があるはずだった状況が変わって、ある案件で忙しくなって「ええい、棚上げにしよう」。

一般紙は、「電子版、2カ月無料」という特典が付いていたので、それに併せて6月初めにスタートしたのですが、一日開けただけで、まもなく1カ月がすぎてしまいます。タブレットを購入してからでいうと、すでに2カ月です。毎朝、駅で3新をばさばさと、めくったり破いたりしていて、「何、この人」と思われているだろうなあ、もっと上品にならなくてはいけないよねえ、という苦しさと未だに併走中です。本当はブログにタブレットの話をするのだって、「タブレット、使い始めました!」としたかったのに、あああ~、「入手するも進まず」、こんなタイトルでとりあえず、アップするしかなくなってしまったのでした…。

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2012年6月21日 (木)

分刻みの予定でエグゼクティブ気分

産学連携学会(14、15日、高知市)に出席してきました。今回は1石3鳥とも4鳥ともいえる予定満載の遠出(有休参加)でした。「取材もしますから」とお願いし、発表要旨を皆様より先に入手、スケジュールを組んでいけるのが幸いです。

14木午前フライトでランチをすませ、13時からのポスターにすべりこみ、取材1件。記事にするにはメール確認すべき点が多くてちょっと面倒かなあ。13時半に地元マスメディアの記者と会い、プライベートのとある取材(!)を受ける(内容は…後日、判明しますので今はナイショ)。15時前の発表で2件目取材。産学連携の個別事例ではなく、全体像を社会科学的に分析したもので、「こういう記事をもっと増やしたいのです!」と思わず、発表相手の先生にいってしまいました。16時に部屋(学会会場が宿泊施設も兼ねているので同じところ。超便利)に入って昼寝&珈琲で後半戦のエンジンをかけます。学会の総会(正会員なので)に出席。いったん部屋に戻って着替えます。18時から懇親会(立食)。ここで再び、プライベートでのPR活動にいそしむ(地元紙の取材を受けた案件で)。19時半に部屋に戻ってから外出。地元で有名な経営者で親しい人と懇親。リッチな地元料理を満喫。一日目終了です。

15金、朝食がゴージャスで驚く。学校共済系の会館はやはり、安くておすすめ(普通の人も泊まれる)かも。部屋で自分の発表の練習。10時、狙っていた案件の先生を発見して取材3件目。もうひとつ、去年も取材した先生の発表が、私の時間と重なって、思案している案件がありました。「現地で携帯電話で時間を調整しましょう」というメールやりとりが失敗していたので、「会えるかなあ」と気になっていたのですが、これも適当に入った会場を見渡したところすぐ遭遇。で、4件目取材。「記事には関係ないな」と思っていた部分で、先生の〔ほとばしる熱い思い〕に圧倒され、コラムも書くことにしました。12時半に学会の委員会の打ち合わせ。13時にポスター会場へ行き、5件目取材。後日、厚い冊子を送ってもらって、それで取材の材料は完璧ね。

ランチ。14時半、自分の発表。博士研究のテーマでの発表はこれで最後、食べ尽くした状態です。その後、気になる発表会場2カ所を行き来。大学面の連載「大学活用法 企業の産学連携戦略」に登場してもらいたい企業の発表が、スケジュールが押してぎりぎりに。同じ発表者の2件続く発表の後に名刺交換をと狙うも「かなわないなあ」とあきらめかける。と思ったところでぱっと! 1件目のPPTの最後のシートで、メールアドレスが映し出される。ラッキー! やっぱりメールアドレスのPPT表記って重要かも。これで後日、東京取材を頼むことにしよう。16時、出立。17時前にJR特急に乗り込み、親類のいる地へ移動となりました。

どうです、エグゼクティブみたいではありませんか。秘書がいて調整してくれるのではなく、全部自分で、その場その場で変えながら、というのが違う点ではありますが。これくらい、有意義に時間を使えると大満足です。一年前、学会の開催地が高知と知って、「高知は親類がいて何度もいっているからなあ~。翌日遊ぶ私のいつものパターンからすると魅力不足。参加、止めようかな」と思っていたのです。それが後に、どうしても親類を近々、訪問しないと具合が悪い状態になって。それではと学会参加に変更、さらにプライベートPR活動で大勢の人とのコミュニケーション拡大・強化に学会活用をということになり、喜びいさんでの参加でした。え? どれが一番の目的だったのかって? うーん。そのあたりが、使命が明確なエクゼクティブの出張と、一番違うところかもしれません。

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2012年6月11日 (月)

教員退職パ-ティー、昔のあだ名で盛り上がる

修士時代の指導教員A先生が春に退職となり、3月に学内向け最終講義、先日は学外向け退職記念講演会、どちらも懇親会付き、に参加しました。先日の講演会・懇親会の参加者は、半分が卒業生、半分は先生の究者仲間や学会関係でした。そのため、大学改革で何度も取材していた別の大学のある先生と顔を合わせ、A先生のとのつながりをはじめて知ったケースが二つ。「先生、ご専門はこの分野に近いのでしたっけ??」「山本さんこそ、A研究室出身だったの」という会話になりました。

この日、A先生は自身の研究がどう発展してきたかの講演で、その中で「えっ、Bさんの研究が、研究室としてはそんなエポックになっていたの?」とか、「あ、私の研究を引き継いだCさんの成果で、こんな論文になったんだ」とか発見です。学部4年生なんて、たいした研究ができないと思っていたのだけど、偶然にある成果を出し、研究室ではそれを発展させて修士や博士の研究が続々と進んだケースを目の当たりにして、「これが理工系の研究室なんだ!」と実感しました。でも、大学教員になった後輩が、「(先生が助手クラスだったころからの)研究室の代々の歴史をこうして語れるのはこの時代までですね」って。そう、今は同じ研究室で助教から教授までとはいかず、この大学でも昇進するには一度、外部の大学などへ出なくてはいけない規定に、数年前からなっているからです。

A先生の講演では、研究を手がけた学生の当時の写真もPPTに載せて紹介してくれて、自分の番が近づいた時は、どきどきしちゃいました。学年の近い仲間の顔がぱっとPPT映し出されると、「あ、△ちゃん!(男性も、ちゃんが付くあだ名だった)」とあだ名が思い浮かび、「名字は何だったっけ」と思う例も…。懇親会ではあだ名と実名が交差して、その中で私は「お嬢」って呼ばれました。そうそうそうそう! 私の学生時代は「お嬢様ブーム」で、同輩と先輩にはそう呼ばれていたんですよ~。当時、そのあだ名を嬉しはずかしに思っていました。ところが、学部(女子大)卒業後1年後の同窓会で驚きの事実が判明。どの同級生も企業の研究職・技術職で紅一点(雇用機会均等法施行まもないころだった)で、よってだれもが、同じあだ名の『お嬢』と呼ばれていたのです…。

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2012年6月 4日 (月)

フェルト人形で職業を思う

講演など有休で地方大学へ行った時は、宿泊翌日などの自由時間が楽しみの一つです。少し前のケースでは、ショッピングセンターで「フェルト小物の細工教室」というのを見つけ、「2時間で完成するのなら、帰りの飛行機にも間に合うな」と判断して参加しました。自宅での自由時間を費やすほどではないけれど、ちょっと興味を持った対象の【体験もの】が好きなのです。

お店の人がはずしているようだったので、材料の棚とか人形をみて待ちました。そばのテーブルでシロクマ人形に、お母さんと息子がとりくみ、お父さんがそばで見ていたので、「すぐ戻るだろう」と思って。ところがいっこうに帰ってきません。もしかして…。その、「お父さん」と思った人が、フェルト小物の先生だったのです! そりゃあ男性だって、理工系モノづくりタイプは器用な人が多いし、何もおかしくないのですが、想像外でした。

Cimg4588_6 私は比較的、短時間でできそうな、ウサギ人形に取り組みました。できあがりが左の写真です。これ、羊毛のわたの固まりをぎゅっと巻いて、先にぎざぎざのある針をブスブスと刺していくと、羊毛が絡み合ってフェルト状になるので、その固まりを動物の胴体や耳に使う、というものです。「あらー、このブスブス刺すのがけっこう、ストレス解消かも。憎たらしい相手の顔を思い浮かべるとよさそう」と楽しんだのですが、それにしてもその間中も頭に残ったのは、「フェルト小物の先生は女性」と思いこんでいたことへの反省でした。理工系の女性はかつてと違ってとても増えたし、私は女性として嫌な思いをしたことがほとんどない、ラッキーな職業人だと認識しています。なのに、逆のパターンに偏見を持っていたなんて…。反省です。

どうです、なかなかかわいく仕上げられたでしょう? 私もなかなかの腕ですね(?)。問題は、「置き場所」。合理主義の私にとって、人形を飾ることはなかなか難しい。ほんの6センチくらいの人形なんですけどね、だからこそ半端に邪魔というか。まあ、「ブログにアップしたからいいや」と捨てることはないとして、母への小プレゼントということにして【押しつける】とか考えます。母の干支であるウサギを選んだ時点から、それを考えていました。どうです、この合理主義…。

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