教員退職パ-ティー、昔のあだ名で盛り上がる
修士時代の指導教員A先生が春に退職となり、3月に学内向け最終講義、先日は学外向け退職記念講演会、どちらも懇親会付き、に参加しました。先日の講演会・懇親会の参加者は、半分が卒業生、半分は先生の究者仲間や学会関係でした。そのため、大学改革で何度も取材していた別の大学のある先生と顔を合わせ、A先生のとのつながりをはじめて知ったケースが二つ。「先生、ご専門はこの分野に近いのでしたっけ??」「山本さんこそ、A研究室出身だったの」という会話になりました。
この日、A先生は自身の研究がどう発展してきたかの講演で、その中で「えっ、Bさんの研究が、研究室としてはそんなエポックになっていたの?」とか、「あ、私の研究を引き継いだCさんの成果で、こんな論文になったんだ」とか発見です。学部4年生なんて、たいした研究ができないと思っていたのだけど、偶然にある成果を出し、研究室ではそれを発展させて修士や博士の研究が続々と進んだケースを目の当たりにして、「これが理工系の研究室なんだ!」と実感しました。でも、大学教員になった後輩が、「(先生が助手クラスだったころからの)研究室の代々の歴史をこうして語れるのはこの時代までですね」って。そう、今は同じ研究室で助教から教授までとはいかず、この大学でも昇進するには一度、外部の大学などへ出なくてはいけない規定に、数年前からなっているからです。
A先生の講演では、研究を手がけた学生の当時の写真もPPTに載せて紹介してくれて、自分の番が近づいた時は、どきどきしちゃいました。学年の近い仲間の顔がぱっとPPT映し出されると、「あ、△ちゃん!(男性も、ちゃんが付くあだ名だった)」とあだ名が思い浮かび、「名字は何だったっけ」と思う例も…。懇親会ではあだ名と実名が交差して、その中で私は「お嬢」って呼ばれました。そうそうそうそう! 私の学生時代は「お嬢様ブーム」で、同輩と先輩にはそう呼ばれていたんですよ~。当時、そのあだ名を嬉しはずかしに思っていました。ところが、学部(女子大)卒業後1年後の同窓会で驚きの事実が判明。どの同級生も企業の研究職・技術職で紅一点(雇用機会均等法施行まもないころだった)で、よってだれもが、同じあだ名の『お嬢』と呼ばれていたのです…。
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