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2012年7月19日 (木)

JST産学連携担当理事の取材

13日付に「科学技術振興機構理事 小原満穂氏に聞く 産学連携 企業の声、社会ニーズに未来 基礎研究から技術革新へ」のインタビュー記事を掲載しました。JSTは文科省の関連独法なので大学支援が中心だけど、なんとかイノベーションにつなげるべく、企業・社会に耳を傾ける工夫をしている状況を伝えました。小原理事は産学連携担当が10年強とほとんど私と重なっていて、会見などでは時々、ご挨拶していましたが、直接の取材は初めて。「そのうちしなくては」と思いつつ、JSTメーン担当の記者が別にいることもあって、遅くなってしまいました。

実際にお会いしてびっくりしたのは、JST職員出身の理事という背景もあるのでしょう、勉強熱心で、誠実な印象が強かったことです。厚いスクラップブックを抱えて取材に現れて、最後に見せてくれたところもちろん、弊紙の大学面記事も満載で。4月スタートの「大学活用法 企業の産学連携戦略」に対しても、広範な分野の企業に取材へ出向いているからでしょう、「よく(挑戦)できましたね」といっていただきました。イノベーションに向けた予算をJSTは豊富に持っていたにもかかわらず、だれもが「あ、あれは産学連携の大成功だね!」と分かる成果につながっていないことに、本当に心を痛めていました。組織の役員は官庁や企業で実績を積んだ人が就任することも多く、それは外からの視点で改革を推進できる立場という意味で大事だと思っています。でもその分野で長年きちんと活動してきた人が、組織の中から昇進して役員に就くというのも、別の意味でやはり大事だなと思いました。

それから長年、担当をしている我が身を振り返って、気を付けなくてはと思ったのは、長年やっていることにあぐらをかいてはいけない、ということです。JST担当理事のインタビューが初めてなんていうのは感心できる状況ではありません…。先日、特許関連の産学勉強会で講演をした時に、「いやあ私もこの分野に長くて、A社のあとB大学とC大学とD大学にかかわってきたのですが、こんなに活動をしている山本さんみたいな人がいるなんて、知りませんでした」といわれましたのも同様です。私は大学役員だけではなく、知財本部の若手コーディネーターやシニアなど現場とやりとりすることを意識してたはずなのに、記事に署名をけっこう載っているのに、知られていなかったんだと…。現状に甘んじずやってかなくてはいけないですね。

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