« 「若い世代へ伝えたい」という思い | トップページ | 出版、山あり谷あり »

2012年7月13日 (金)

秋山仁の算数・数学おもしろランド

10(火)一面で同タイトルの動画付記事を載せました。個性派数学者、秋山仁先生が、こどもの数学理解促進のために作ってきた500-600点! もの所有教材の中から40点ほどを、東京理科大(先生は4月から理数教育研究センターのセンター長です)の近代科学資料館で展示するという記事です。新聞紙面は、体全体を使って教材を動かしている先生の写真と説明文で、「日刊工業新聞電子版」(PCや携帯端末で見る)では先生が説明する動画も見られる(電子メディアの担当者がビデオ撮影したのを、管理がしやすいユーチューブにアップしてリンク)形になっています。動画は4月スタートの電子版で可能になったもので、とくに私たち科学技術部記者のネタで積極的に試みているところです。

私は理数教育研究センターの取材時に、それらの教材を目にして「これは大人にもおもしろい」と驚き、「こんな被写体が出てくるのだったらカメラを持参するのだった」と悔やみ、「先生はどうやらカメラが入ると思っておしゃれをしてきてくれたようなのに、申し訳ない」と反省です。実は、有名人の取材ってそれまで好きじゃなかったのですよ。取材先はこちらを「タダのライター、ワン・オブ・ゼム」としか見ない傲慢さを時々、感じるから。でも先生は、最初に名刺を渡したあとはそれを見ずに、「日刊工業新聞」とうちの新聞名(日本工業新聞とか間違えられることが多い)も私の名前もちゃんと言ってくれたので、それもまた感激しまして。そのため、夏休み向け展示の企画を知って、「よしっ! 私の初めての動画記事を企画しよう」と張り切った次第でした。

実演・講演に慣れた先生の被写体ぶりに心配はないとして、「どうだろう」と思ったのは取材する私の映り方です。取材前にビデオカメラ担当者に「私も映る? ちらっとか? どれくらいかな?」って聞くの、恥ずかしいじゃないですか。だからそれは聞かず、「なんか張り切っていない?」と揶揄されない服装で行きました。定番の黒Gパンで。結果。ちょっと映っています。ユーチューブ【世界デビュー】。やっぱり次回はスカート姿にしよう。

驚いたのは、先生との会話型の取材音声です。以前、社内協力で大きなシンポジウムのコーディネーター役をしたときのビデオをチェックしたことがあります。その時は「まあまあじゃん」と思ったので、今回はあまり心配していませんでした。でも、大勢を前に気張ったコーディネーター役と、普段の(今回のような楽しい)取材ではこんなに違うのかと…。愕然としちゃいました。「へーっ、へーっ」とか「ほう、ほう、ほう」とか、間の抜けた間投詞が多いし(先生の説明に感心しているのですが)、言葉を発する部分は早口すぎるし。情けない。

ということで、ユーチューブには7点もの画像が載ったのですが、どの部分に私が出てくるかは、皆様にお知らせしないことにします。次回、キャスター張り?の被写体で登場できたら、お教えすることにします。ということで、次の動画ネタを探さなくっちゃね…。

| |

« 「若い世代へ伝えたい」という思い | トップページ | 出版、山あり谷あり »

コメント

やっぱり、動画は一番解りやすくて良いですね。
先生方の生の声を「いつでもどこでも」視聴できるのは、強みです。

ユーチューブがユーストで「にっかんこうぎょうチャンネル」を作って様々な業別にも対応できるといいですね。

投稿: watoson | 2012年7月18日 (水) 20時52分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 秋山仁の算数・数学おもしろランド:

« 「若い世代へ伝えたい」という思い | トップページ | 出版、山あり谷あり »