1500字でなくて15000字
知的財産関係の協会の冊子に原稿を頼まれました。数カ月前に連絡のあった字数なら、比較的すぐ書けると思って安心し、締め切り一カ月前に確認の連絡をとったしたところ、「前回は間違えて1500字といいましたが、15000字です」との返事が。15000字?! ちょっとまって、最初の話では、新聞でいうところの「寄せ付け」1回分イメージだったのに、その10回分だなんて!! 新聞では、毎週掲載するような連載を除くと、まず書かない分量です。
たしかに、これまでのその冊子をみると、知財の訴訟の解説など、論文に準ずるような長い原稿が載っています。ま、まちがいない…。ワードの行数と字数設定、ミスするとこれまた辛いので3回くらい計算し直したのですが、やはり膨大な量です。先方に愚痴ったところ、「10000字でもいいですよ」と譲歩案が出て、少しは気楽になりましたが。
この量になると、日々の取材活動から感じたことをまとめるのでは絶対に到達しません。ので、以前の研究の論文と本を活用して、昨日の週末は在宅だったものの7時間も費やして(ちなみにその前の週も使っている)ようやく完成です。
「こんな大事なことを間違えないでください!」と叫びたいところですが、自らの身を守る意識も大事です。最初の段階で「新聞記事だと、紙面の端に載せた読み物記事の一回分ですねえ?」とかなんとかいって、念のための確認をしておけばよかった、次回からそうしようと反省です。
もう一つ反省が。実は最初に示された原稿料が、「へえっ、弾んでいるわね」という高めの金額だったのです。慎重な人だったらその時点で「これはおかしい」と気づいていたことでしょう。「さすが大学関係とは違って企業ベースの協会はリッチ」だなんて、いい気になっていたことを反省します…。
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