1日の予定6件を軽やかにこなす
先週の某日は6件の予定があって駆け回りましたが、見方によっては【軽やかにこなす】といえなくもない(笑)ので、ちょっとご紹介します。
1.前日夜、大学学長らが集まる席で大臣が挨拶をすることになったとというメールが入って「これ、どういう内容かな」「出ないとマズイかな」と記者クラブの各社で会話した案件に出席しました。結果、ニュースという形ではないものの、「あの席に大臣が出るのは異例。大学改革についてあんな風に強調するとは」というトピックとして、そのうちどこかの記事に使おうと思案することになりました。
2.翌日の文科省の審議会の委員会で扱う内容を、審議会の臨時委員として担当者から説明を受けました。「前回からの流れですけれどこれって、新しい話ですよね?」と確認。審議会は常に公開なので、他社を抜くニュースを書くという形にはなりませんが、ほかの記者とだぶらせずに私が執筆することにしました。一石二鳥。私の場合、取材以外の活動も、かなりの部分で本業にプラスとなる相乗効果が引き出せるのが嬉しいところです。
3.自民党で科学技術イノベーションの委員会があることを朝いちで発見し、「しまった、うっかりしていた、ほかの案件とぶつかっているのにどうしよう」と迷っていました。そこへ幸い、もう一つの案件の対応者が出てきたことから、自民党へ行くことになりました。片道徒歩20分。記者などにもフルオープンで、着席となったのは嬉しいけれど、疲れてうたた寝するのではないかと心配しました。けれども前2人の講演に対し、ラストの某大学名誉教授の内容がおもしろく、「あの案件にこうかかわってくるということね!」と興奮。眠気は吹っ飛び、再び徒歩20分で記者クラブへ戻り、即出稿。小さな記事ですが、これに気づいた方には「いい情報をうちの新聞で得られたでしょう!」と自慢したい内容です。
4.記者クラブでレク。幹事として仕切るのは、かなり以前、クラブ常駐だった同い年のAさんではありませんか。元気そう! 今日は急ぐけれど、明日なら話しかけてみる時間がとれることでしょう。今日は、幹事質問の後にAさんが「各社どうぞ」と振ったところで、すかさず挙手。社名・氏名を名乗ったことから、Aさんにも私がいることが伝わったわネ。回答を受けて、その後の他社の質問が始まったところで席を立ちました。今日は、後ろに案件が入っているので失礼します。実は、同テーマの論説懇談会が先にあって、私は論説委員としてそちらにも出席していました。その時も後の予定が迫っていて、質問を早くしたいと焦っていたのですが、論説懇談会ですからねえ、大御所の論説委員の質問を優先せざるを得ません。で、質問できずじまい。というわけで、似たシチュエーションの2回目でリベンジとなりました。
5.地方大学の産学連携グループの懇親会に途中から参加。地方3大学の学長、副学長らの隣の席をあけておいていただけたのに感謝です。午前中の会議の流れで午後、こちらのグループで集合したのですね。というわけで、「大臣は午前中、あんなふうに強調されていましたが、教育再生実行会議でも…」と【通】ぶってみました。初対面の相手も在席でしたので「なんだこの記者、どこまでわかってるのかい?」とうさんくさげに見られるより、「そのあたりまでわかっているのか」と理解してもらうほうが、その後の会話の深さにも影響するから、というのが理由です。あんまり偉そうに話さないよう、注意しつつですが。実際、地方大学の意外な本音を聞くことができ、「つい、東京近郊国立大学の幹部の話で記事を書きがちだけど、気を付けないといけないな」「大学改革における地方大学の言い分を少し、集中取材してみようか」と思うことになりました。
6.そして最後の予定。美容院行きです。私はヘアカットを、雑誌にも時々、登場する腕のいい美容師さんにもう10数年来、お願いしていて、そこへ向かいます。都心に店を構えていることもあり、カットでもけっこう値が張るんですよ。でも私の髪の毛は多くて癖があって硬くてコンプレックスだったので、その特徴をプラスに転化して上手にまとめてくれるから、この美容院・美容師さんは重要なのです。もう一つ都心美容院のメリットとして、営業は朝遅く夜遅く。曜日によっては21時まで受け付けているんですよ。今回はついに! 長さを短くする方向で髪型の変化に踏み出しました。梅雨なので新しい髪型がうまくはまるかちょっと心配もあります。でもこの日は一日、忙しかったけれどうまく回ったことから、最後を占めるプライベートの活動もきっとうまくいくに違いありません!
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