「どうかな」と思う集まりにも参加する
仕事関係で声がかかる集まりや懇親会は、仕事の効率性を思案しつつ出席を考えまるものですよね。私のことを個別に知らなくても、「論説委員なので」というセレクトで案内がくることも増えています。もっと上の立場になると出席自体が仕事という式典も出てくるのでしょうけれど、私のように日々の取材現場を担当している立場だと「忙しいので、記事にならないものはちょっと…」という判断が入ります。とはいえ、初めてのチャンスであれば、「どんな感じのところかな?」と探る意味もあって、なるべく時間をつくって出向くことにしています。
少し前にあった賞の授賞式&祝賀会(ランチタイム)もこの判断基準で参加しました。受賞者決定の記事は先に書いたので、大きな顔をして出席です。でも、「来賓に」といわれたわけではないので、1時間ほど時間がとられる授賞式はパス。祝賀会から入りました。そうしたら意外な顔ぶれが。文部科学省の局長クラスが大勢、来ていることが判明しましたのです。文科省が管轄する独法の関連委員会で運営している賞ということは知っていましたが、幹部がこんなに大勢、くるとは予想外。「以前、この独法に出向していたのでね」といった声などを聞き、納得です。国会閉会後の概算折衝本格化前の時期で、ランチタイムというのも、幹部は出やすいタイミングだったのかもしれません。
ちょうど7月の幹部人事があった後ですから、私はこの思わぬ機会によだれを垂らしながら(笑)、名刺交換をしてまわりました。いくつかの名刺は実際に、「新任ご挨拶」の赤い判が押されていましたよ。
一般に初めての懇親会は、「どうも私のネットワーク拡大に役立たない場だな」と判断すると、食に励む決断を下します。でも今回は逆でした。がっついて食べている姿を、名刺交換したばかりの相手の目に焼き付けるのもなんなので(笑)、二皿くらいで我慢しました。でも、今回の懇親会出席は正解だったなと、帰りにサンドイッチ屋に寄る足取りも軽くなるのでした。
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