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2013年11月

2013年11月27日 (水)

コラムにもニュース性を忍ばせて

科学技村術振興機構(JST)の中村道治理事長のコラムを、13年11月26月付の科学技術面に載せました。20日付で同面に書いた「新たな研究開発法人制度創設 文科省・有識者懇が最終提案」を受けて、その後のメディア定例記者会見で中村理事長が触れたのをすくい上げました。

これは最先端の研究を行う法人を、通常の独立行政法人とわける新制度で、「来年の通常国会に法案提出をぜひともしたい」と下村文科大臣と山本科学技術担当大臣は意気込んでいます。行政改革推進本部などでは「研究のためだから、とお金の使い方が野放図にならないか」と反対論が根強く、どうなるのだろうという状況ではありますが。

「じゃあ、どんなところが、これまでとは別格の研究開発法人になるの」というと、理化学研究所や産業技術総合研究所の名が挙がっています。先端的な基礎・基盤研究の研究者を多数、抱えて、研究成果を出し続けているところですから、なるほどと思いますよね。それに対して、JSTは「ファンディング(研究資金配分)によって、全国の大学の優れた研究者らをバーチャルネットワークでつないだプロジェクトを多数、運営する」とういう活動が中心です。先の文科省の有識者懇談会で、中村理事長は講演しているので、「対象かも」と思うものの、JSTは研究者を直接、雇用しているわけではないから、「対象外かも」と考えます。JSTは、どうなるかもっとも微妙な法人といえるかもしれません。

よって、その渦中のJST理事長が、新制度の対象となることを望んでいる、というコラムは、ある種のニュース性を持っていますよね。「JSTが新制度の対象となることが決まった」というニュース記事とは違います。でも、重要な当事者が話題の案件についてどう思っているか、というのは報道する意味があるでしょう?。 それでコラムを活用したのです。このコラム、楽しい息抜きの内容が好ましいと普段は思っているのですが、たまにはこんな使い方もするのです。

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2013年11月18日 (月)

windows8.1ユーザーを探しています

自宅PCの買い換えを検討しています。windowsXPで8年半、それも博士研究と本執筆でフルに活躍してくれたPCもついに、卒業の時なのです。

自宅PCに私が求めるものは明確で、「自宅では週末しか使わないので、しまっておけるノート型」「外出先ではしないけど、自宅の部屋(冬は日差しのある部屋へ…)では動かすので、やはりタブレットでなくノート、中くらいの重さ」「映画も写真も音楽もほとんどしないので、スペックは低くて安いもの」となっています。ので、週末にお店に下見に行き、1メーカーにつき、最適機種は一つという感じだとわかりました。こんなに選びやすいとは予想外です。

しかし。現在、販売されているPCの基本ソフトの中心は「今までと違いすぎて使いにくい」といわれるwindows8か8.1しかないとのこと。ほかに選択肢がないので、これを使うしかない…。でもやはり「実際はどう?」と気になります。このブログを読まれて、私に助言してあげてもいいと思う優しい方。ご連絡をお待ちしています~。

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2013年11月11日 (月)

文科省ロビーのオススメ

文科省の受付がある2階は人が大勢、出入りするからでしょう、大学の成果展示とかポスター張り出しとか、よくなされています。でも、場所をとるわりに見られていない気もしていました。その中で、私が「おっ」と思って【活用】(展示を見る、ではなく)しているのが、書き損じ葉書の寄付ボックスです。

書き損じた(まだ送っていないけど、使えなくなった)葉書は、50円分切手分の印刷がされていて、郵便局では+5円で新しい葉書とか切手とか別のものに買い替えられることは知っていて、以前は使っていました。つまり、一枚45円分の価値があるわけです。それを、自分用に買い替えるのではなく、寄付するというもの。「ユネスコの世界寺子屋運動」だそうです。「寺子屋」って、海外での活動では違う表現と思いますが(笑)、子どもの就学支援ですね。

手元にあるものとして、返信を出し損ねたシンポジウム・懇親会の出欠返事を数枚、ボックスに入れました。おおお、いいことをした~。もともと、自分のお金で買ったものではないし、寄付に回すのはリーズナブル。それに、郵便局窓口で替えるものも昨今は、あまり使いませんよね。葉書も切手も。切手なんて、自宅にいまだに、お年玉年賀葉書で当たった数年前の干支の絵のが残っているくらいですから。今度は自宅から持ってこよう。というわけで、文科省に在席の方(来訪者ももちろん歓迎です)、ぜひご一緒に。

あ、ただ置き場がちょっと目立たないんですよね。受付の女性や守衛さんがいるのとは、エレベーターをはさんで逆側になります。もっと目立つところにおけばいいのに。私が箱を首にさげて「お願いしま~す!」って叫ぼうかしら。昔、ガールスカウトで赤い羽根の共同募金をやっていたから、上手にできるかも~。

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2013年11月 5日 (火)

髪の毛で2題

まずは自分のことから。親しい取材先ら(年長者中心)との懇親の席でいわれました。「山本さんの髪、黒すぎないかって話していたんだけど」と。むむむ。私の髪の毛は基本、多くて堅くて真っ黒なのですが、さすがに10本くらいは白いモノが混じるようになっています。茶髪よりもっと目立つので、少量対応のコーム形の染髪剤をちびちびと使っていました。ので、この場の質問に対して「染めていますよ、白いのが10本ほどありますから」と言おうとしたわけです。

ところが、考えが浅かった。「染めていますよ」といったところ、相手は大きくうなずきました。しまった! 「ほとんど白いのに、真っ黒に染める努力に努力を重ねた結果だ」との印象を持たせてしまったのでは? 慌てて後を続けましたが、もう何をいおうとも相手の耳には届いていない様子。けっこうおしゃべりな相手なので気になります。変な噂ってこうして広がるのかしらん。科学技術コミュニケーションについていろいろいっている私ですが、普通のコミュニケーションでの失敗です…。

もう一つは久しぶりに訪ねた親しい取材先のA先生のことです。トップが薄くなっていたはずなのに、あれ、増えていません? まあ私は、広告のPR写真を見ても「こんなに素敵になるのなら構わないんじゃないの」「さらに、人工的なんだ、と公言しているならなおさらOK。嘘でもなんでもないし」と以前から思っていたので、暖かく見守ります。

取材後、A先生の方からおしゃべりしてきました。「いやあ、髪が増えてきちゃってね。△△(有名な塗り薬)と、飲み薬はインドからの並行輸入なんだけど、効くねえ~」と。インドからの並行輸入…、知的レベルの高い科学技術系の先生のご判断ですから、問題ないことをジックリ確かめてなんでしょうけれど。帰る途中、同席した同僚が「カミングアウトは珍しいですね」って。私は「うーん。でも、以前からつきあっている相手の場合、必ず『あれっ』って思うわけだから、それなら言った方が自然かもしれないね」と返しました。

それで、再び自分のことに戻りまして。今の悩みは、10本を染めるかどうか。染めて、A先生にならって会う人ごとに「10本を染めたんですよ」といってまわるのもおかしいし、どうしたものか…。

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