« 偏差値と思い出による母校の評価 | トップページ | 国会弁当と幹事6年目 »

2014年5月10日 (土)

〔理系営業〕の本がおもしろくて

「営業マンは理系思考で売りなさい」という本を読みました。とってもおもしろくて、お勧めです。きっかけは、理系と文系の考え方の違いを比較する用事があったためで、でも大手書店での店頭検索ではそういう発想の本は少なく、その中でのヒットです。著者の菊原智明さんは機械出身のハウスメーカーの営業マンになり(今は営業コンサルタント)、営業成績が最悪だったのを理系の考え方・やり方で転換したところトップになった経験から、この本を書いています。例えばこんな内容(表現は私流に変えています)です。

営業の現場では明るく元気な体育会系文系が活躍する。ひらめきや感覚が優れていて、それに従って勢いで契約をとってくるタイプ。理系はそれを見習ってもうまくいかない。もの静かな理系は頭を使い、科学的に考えて、行動するべし。

・相手(お客様)をみること。相手はどのような状況、環境にあり、営業するモノ・サービスに対してどのような希望を持っているか想像して考える。そのモノ・サービスの必要性を密かに感じている相手に、役に立つ情報をそっと定期的に提供するといった対応をすると、助言を求めて相手の方から前向きな反応を示してくれる。すぐ契約に結びつく相手に目が向きがちな営業マンが多い中で、理系の営業マンは誠実で、ねばり強く、長く付き合うことでよさがにじみ出てくるタイプとなる。

・どういうアプローチが自分の場合は功を奏しているか、逆にうまくいかないのか。試みての結果をデータで集め、失敗と成功のパターンを把握。それにより、口べたで人見知りは変わらないものの、自分がうまくできる方式を著者は見つけた。その分析に基づいて、計画を立てて実行するのも理系に合う。文系は好調・不調の波が大きいが、理系は冷静にデータを見て、早い段階で問題に気づき、対応し、調子を取り戻せる。

とこんな感じです。おもしろいですね。私自身も理系出身の文系就職という感じですので、関心を持って楽しめました。

また後日、ゴールデンウイークにブックオフにも行き、リサイクル本をいくつも購入してきました。もうすぐ文科省記者クラブ幹事業務が始まるから。…つまり、幹事業務に従事するため外取材をぐっと減らす予定で、それでいてクラブ在席の拘束時間は長いから帰りはぐったり、となるでしょう。せめて帰りはわくわくする本でも手元にないとネ~。それも重いのも嫌だから文庫で、でも字はあまり小さくないものを、というわけで、低価格の古本にもかかわらず、店頭でねちねちと読み比べて7冊も選んできました。

ゴールデンウイークは一般には6(祝)で終わりと認識されているようです。ですが、実際はそのあとの数日ですぐ週末でしたから、この週末が本当の一区切りといえそうです。さあ、来週はエンジンをしっかりかけ直して、まもなくの幹事業務にも備えます!

| |

« 偏差値と思い出による母校の評価 | トップページ | 国会弁当と幹事6年目 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 〔理系営業〕の本がおもしろくて:

« 偏差値と思い出による母校の評価 | トップページ | 国会弁当と幹事6年目 »