国会弁当と幹事6年目
文科省記者クラブに新たに入った同僚に、国会内案内をしてきました。閣議後の大臣会見が国会内で行われ、私が出られないときに代わってもらうからです。「永田町駅からだと参議院が近くて、国会議事堂前駅からだと衆議院が近い。中はまっすぐなはずなのに迷うと、どの部屋も似ていて大変よ~」などと話しながら、実際に歩いてまわりました。
そして、国会内でランチ。向かう前に、別の同僚と「牛丼が有名だよ」、「そういえば安倍首相がゲン担ぎでカツカレーを食べるって記事が」なんて話していたのですが、どちらも見あたらず、「国会弁当」を選びました。「国会弁当は当社の商標登録です」なんて書いてあるので、ついつられてしまった。上手ですよねえ。
国会内の食堂は、かつて閣議後会見で使われていた時期もあった(机の並びは、こんなではなかった気がするのですが、最近変わったのかな?)のですが、食事での利用は初です。食堂なのに隅に、「院内専用電話」という電話ボックスらしきものがあります。で、一人の男性が電話をかけており、その周りで5人ほどの取材手帳を手にした面々がメモをしています。何なんだろう。午前中の院内の情報りを、政治家の秘書が院内電話でやりとりしていて? それを政治部記者が聞いてメモしている? 同じ記者のはずですがさっぱりわかりません…。あ、あの人はタレント政治家の△氏。白いジャケットに赤いマフラー。食事後に近くを通ってさりげなく見てみれば容姿の特徴も…。
記者クラブ幹事が明日から始まるので、連年通り「大変だ大変だ」と大騒ぎしています。でですが、「幹事ノウハウメモ」(A4の4頁くらいある)を更新する中で出できた資料をみると、なんとワタシは、少なくとも5年はこのクラブでの幹事業務を実施していることがわかりました。今年で6年目です。いつまでも、「日刊工業は、文教は一般紙さんに比べよくわからないので」とエクスキューズしているのではあまりに恥ずかしいかも、と判明しました。
昨年は確かに私が新たにクラブキャップになったこと、再登場の安倍政権が張り切って政府関係がメチャ忙しかったことから、格別に大変な幹事期間でした。ので、とあるおまじないをやっていたんですよ。「これをすれば、その日一日、トラブルと無縁でいられます」って。雑誌で見つけて。でも、「子どもっぽいよネ~」との気後れも同時にしていて。今、迷っています。「6年目なんでしょ? 記者としてはベテランなんだし。おまじない、やめたら?」ってワタシの心の中の声が聞こえてきます。どうしようかなあ。とりあえず、明日の初日をこなしてからまた考えることにいたします。
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