名刺交換もトラブル経験も一度あれば…
文科省幹事業務が「大過なく」終了しました。仕事に後ろ向きで何もしていないようで、本当は好きでない言葉なのですよ、「大過なく」なんて。ですが、幹事業務についてはこの表現がはまるのです。なにしろ弊社が幹事の時には、なぜか大事件が起こりがち。昨年の2013年の今頃は、某独法の不祥事とトップ交替でしたし、何といっても2011年の東日本大震災に当たりましたから。
もっとも今回、こちらが周囲をばたばたさせた案件もありました。文科省でのレク(会見)は幹事が司会をして、場を仕切ります。これに対し、文科省へ面談に来た知事らに、話題のテーマについてコメントをもらうなどのぶら下がり(廊下などで立ったまま)の場合は、幹事の仕切が不要です。クラブ所属の全社にかかわるものではなく、「関心のある社はどうぞ」という位置づけだからです。そのどちらかよく分からない案件がありまして。弊紙にはあまり関係のない文教テーマで「仕切りは必要はない」と思っていたら、そうではなかったというケースで、文科省広報さんなど慌てさせてしまいました。すみませんでした~。一度、あるタイプのトラブルを経験していれば、「こういう時はこう振る舞うもの」と判断できるのですが、なかなか「すべてのトラブルを経験済み」とはならず…。数限りなくあるトラブルをすべて、経験したいといっているわけではないのですが(笑)。
ほぼ、大過なく終わりそうと見えてきた先週末、文科省記者クラブと文科省研究3局幹部の懇親会がありました。今回は研究関連の独立行政法人の広報課長や担当役員も出席で、なかなか盛大な会でした。最後、クラブを代表して幹事からといわれ、私が挨拶をすることになりました。急にいわれて「うううーん、どうしよう、話す内容はよし、これで」と了承。少し頭を整理する時間があるかなと思ったら、即、「それでは」と始まり、頼まれてから10秒後に話し始めたのでした。独法広報さんなど私も初めての方が多かったので、「一度、このような場で名刺交換し、会話をしていれば、互いに近しく感じるものです。メディア側も『この件、どうしようかな』と迷う場合でも、名刺交換を一度していれば、『じゃあ問い合わせしてみよう』と気軽に反応できますから。このような場を通して、お互いによりよいコミュニケーションが進めばと思っています。ありがとうございました」といった内容でした。トラブルも名刺交換も、経験値0と1とでは大違いだけど、1を経験してさえいれば、あとはなんとかなるというわけですね。
でもね、もしかしたら本当は上記に書いたような内容を私、口にしていないかもしれません。だって、前々から準備していた内容ではなくて、頼まれて10秒後に話し始めたことだから。せっかくなので名刺交換をした方々には、このブログのURL付きメールを送ることにしました。言いたかったのはこのことなのですよ~、と伝え直すために。
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