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2014年7月

2014年7月29日 (火)

日傘は取材があってもなくても

日傘を新調しました。6月までは省内(記者クラブ幹事と政府の仕事)が多くて紫外線も気にならなかったのですが、その後は再び外取材も入れています。少し前に、古い日傘はUV防止効果も落ちているということを知り、「早く買わないと!」と久しぶりにセールで張り切りました。

日傘は選択に悩むグッズの筆頭です。晴雨兼用はもはや一般的なので問題ありません。けれども合理主義の私は「軽くて小さくてたたみやすいもの」を求めます。一方で、毎日使う(外取材がなしの、駅と文科省の5分の間でも広げます)ものだから、デザインも気になります。「自分にとってかわいいと思える、けれど外からみて若づくりすぎないかわいさで。いくら遮光効果が高いといっても、ゴミ袋みたいな流行の黒のテカテカした記事、おっと違った生地はちょっと…」と考えるわけです。悩んだ末、機能優先とデザイン優先の二本を購入となりました。

毎朝その日の予定を見て、「今日はこの原稿を出して、あの取材があって」と確認すると同時に、日傘の出番の長さやら荷物のかさばりを考えながら、「どちらでいくか」を決めています。さて、今日はどちら?

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2014年7月22日 (火)

大学人に転ずる場合に効く社会人の博士号

各紙17日付の「室伏広治氏、東京医科歯科大教授に」は、大学、個人ともすばらしいブランドの組み合わせのニュースでしたね。私は残念ながら出席できなかったのですが、30人近く会見に集まったのだとか。これ、私が5.21付で書いた「東京医科歯科大 医歯学で五輪選手支援」のスポーツ研究のセンターを再編・強化する記事の中で、「スタッフにトップアスリートを迎える」と書いた部分です。一般紙ではない弊紙としては「それはだれか」ということはさほど重要ではなく、取材当時は「ふーん」ですませていたのですが、それが室伏さんだったわけです。納得です。

納得、というのはずっと以前、「室伏さん、博士号を取ったんだ~。オリンピックメダリストで博士号なら、かなりよいお仕事の引き合いがくるはず」と思った覚えがあるからです。その前段階として、「メダリストというだけだとスポーツ実務の指導者ニーズしかなくて、意外に長期安定・高収入の職業につながらない」と聞いていたのもあります。一般受けする仕事の実績プラス、大学で認められる博士号があってこそ、ハイクラスの職につながるといえそうです。

また、別の私立大学で、前職の肩書きのすごい優秀な方を役員クラスに招いた例がありました。「△さんを呼ばれるなんてすごいですね。(ライバル大学の)□大学の学長が、ものすごく悔しがっていましたよ」と私がいったところ、「彼を次の学長に、という話もあるのだけどね。博士号、持っていないので難しいともいわれているんだよ」と某教員の返答でした。そうかあ。理事長は経営トップだから、企業役員や政治家の経験でOKで、最近とみに目立つ気がしていました。でも、学長は教育・研究を束ねる教学トップだから。研究者でないうえに博士号も持ってないの? と周囲が納得しないようです。

社会人が大学人に転ずる場合、いくつかの種類がありますが、上の二つは「かなりの社会的実績が高い人」の場合です。そのうえでの博士号のありなしが効いてくるという話です。室伏氏の件は「鬼に金棒」で、某大役員のケースは「金棒を持っていない鬼」といえますか。これに対して、私の知人や周囲で多いのは、一般の企業人が社会人の博士号を取得して、大学教員に転じようというケースです。ただこれは昨今、かなり厳しいのが現状です。少子化と大学財政難で縮小傾向のポストを、普通の研究者と競ったりするわけですから。

というわけで、大学人に将来、転ずることを思案する社会人の博士号希望者に、私はこういっています。「社会人としてのほかに類のない実績が築けたら、鬼になる。博士号は金棒です。金棒だけ持ってたところで鬼でないと、振り回したって恐くない、とみなされちゃう。まずは鬼になるのを先に目指さないとね」って。

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2014年7月14日 (月)

交流会、成功の秘訣

充実した交流会があって感激とともに、何が魅力的だったのかを記述することにしました。ある地域出身・東京近郊在の60人+その地域の商工会議所などの方20人、という集まりに週末、出かけました。私の場合はその地域とではなく、企画担当兼司会の方とのプライベートなつながりで、「山本さんの活動ともかかわるのでは」と声をかけていただいたのです。少し前に出た別の異業種交流会は、あまりつながっていきそうな人が少なかったため、「貴重な休みの日を費やすのは、うーん、どうだろう」と気にしながら、でした。それが4時間もの間、みっちりの内容で。声をかけてくれた知人の企画力に大いに感心することになりました。

ポイントはまず、出席者の名前や所属だけでなく、「どのような仕事、趣味、そのほかPRポイントがあるか」が記された表が全員に配られたことです。それから席が「披露宴形」だったことです。テーブルごとに関係のありそうな人を集めてるものだから、話に困ることがない。そのうえ、同じテーブルだということで「名刺交換をお願いします」とずいずい(失礼じゃないかと悩まずに)接近していくことが可能です。いったん人が行き来して混乱しても、「ではお席にお戻りください」となって整うので、再び接近し直すことも可能です。

とくに両隣の人とは、話が合わないと寂しいものだけれど、座席配置が完璧で。着席すぐに左隣の方が気さくに声をかけてくれまして。企業ご出身で日刊工業の取材もかつて受けていて、今はコンサルティングのようなお仕事とのこと。後で表をみたら、ええっ、そんな大企業の元副社長なの? とびっくり。海外展開でのご活躍話など聞いてしまいました。

右隣の方は医大の基礎研究の教授で、STAP細胞のおしゃべりなど。「もしかして、研究費が増やせるなんとかという本を書いていませんでしたか」と尋ねられちゃいました。「購読はしていないのですが、こういうタイトルは研究者の関心を引くのでお名前も覚えていたのですよ」とのことでした。「研究費が増やせるメディア活用術」のタイトルは、時に「(えげつない表現だけれど)山本さんの本意でないですよえ?」と尋ねてくれる上品な研究者もいらして。「そうなんです、営業担当者がこれでないと売れないというものですから」と私は答えていた(本当のこと)のですが、営業センスはやはりプロの方が優れていたのですね~。

会として正式の数人の挨拶のあとは、表に沿って全員を対象に、司会が簡単に紹介&本人が簡単に挨拶、と続きます。80人もいるので長々と話す人が出てくると大変ですが、そうならなかったのがすばらしいです。これで各自、効率的に「あとでBテーブルのこの人と話してみよう」と服装や容姿を頭にインプットできたというわけです。

そしてようやく、「ではご飲食、ご歓談を」となって食事の大皿が来て。さあ食べようと箸を付けるまもなく、各自が席を立っての交流が始まって…。な、悩ましい。仕様がないので、狙いの人が空いていれば先に飛んでいき、話す相手がいなくなったらテーブルに飛んで戻って箸を取り…、みたいな感じでした(笑)。

途中退席はほとんど目につかなかったので、参加者は皆、私と同様「有意義な会だった」という思いだったのではないかしらん。第一回の会合だったのもあるのでしょうけれど、大成功ですね。大きな会合を企画されているブログ読者の皆様、この会のポイントを参考に、ぜひ魅力的な交流会を実現してくださいませ!

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2014年7月 8日 (火)

とっても疲れた時の飲食物

40歳代最後の、本業ではないけど本業に近い大物企画が、このほど一段落しました。博士号と初著書「研究費が増やせるメディア活用術」と合わせて、いずれも40歳代での計画・実現(見込み含む)の3本です。もともと体力の乏しい私。本業をフルに担当したうえで、休養すべき土日のほとんどのエネルギーを注ぐという活動は「年齢的にも最後にしたい」と思うほどの疲れ方でした。

私のブログは、本業も合わせ「疲れた」と大騒ぎする内容が多い気がする…。恥ずかしいですね。まあこれをついでに、とっても疲れる時期の元気づけ飲食物をここでメモしておきましょう。

まず、特別な時でなくても意識して食べているのが、ヨーグルト。腸の調子は免疫にもお肌にも影響大。梅干しは疲れがとれるというけれど、大人になってから食べ始めたので、いつまでたっても酸っぱくて苦手。あとはビタミン剤。食事は朝から晩までしっかり食べています。

今回、追加したのが養命酒。向井千秋が愛用なのだと以前、本で読んだ覚えがあって、体力があって必要ない人の筆頭ではないかと思ったものです。それから就寝時の軽い冷房で腸がおかしくなったので、乳酸菌錠剤を追加。母にもらった蜂のプロポリスの粉末も完食へ。そして最終コーナーでのドリンク剤は、値段の幅に驚きながらカフェインなしのものをチョイス。これにカフェイン錠剤を適宜、プラスするようにした方が、眠るべき時はしっかり眠れるのでおすすめです。

心残りは朝鮮人参です。少し前に高級品を一箱、入手できて、「これは仕事が大変なときに取っておこう!」と喜んだのです。でも、どんどん使った方がいいという意見がありまして。……もらったの、私ではなくて身内だったものだから。3つくらい、へそくりのように密かに取り置いていたのだけど、それだけではね。次回大変な時は、自ら大枚はたいて買ってくることにします。

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