交流会、成功の秘訣
充実した交流会があって感激とともに、何が魅力的だったのかを記述することにしました。ある地域出身・東京近郊在の60人+その地域の商工会議所などの方20人、という集まりに週末、出かけました。私の場合はその地域とではなく、企画担当兼司会の方とのプライベートなつながりで、「山本さんの活動ともかかわるのでは」と声をかけていただいたのです。少し前に出た別の異業種交流会は、あまりつながっていきそうな人が少なかったため、「貴重な休みの日を費やすのは、うーん、どうだろう」と気にしながら、でした。それが4時間もの間、みっちりの内容で。声をかけてくれた知人の企画力に大いに感心することになりました。
ポイントはまず、出席者の名前や所属だけでなく、「どのような仕事、趣味、そのほかPRポイントがあるか」が記された表が全員に配られたことです。それから席が「披露宴形」だったことです。テーブルごとに関係のありそうな人を集めてるものだから、話に困ることがない。そのうえ、同じテーブルだということで「名刺交換をお願いします」とずいずい(失礼じゃないかと悩まずに)接近していくことが可能です。いったん人が行き来して混乱しても、「ではお席にお戻りください」となって整うので、再び接近し直すことも可能です。
とくに両隣の人とは、話が合わないと寂しいものだけれど、座席配置が完璧で。着席すぐに左隣の方が気さくに声をかけてくれまして。企業ご出身で日刊工業の取材もかつて受けていて、今はコンサルティングのようなお仕事とのこと。後で表をみたら、ええっ、そんな大企業の元副社長なの? とびっくり。海外展開でのご活躍話など聞いてしまいました。
右隣の方は医大の基礎研究の教授で、STAP細胞のおしゃべりなど。「もしかして、研究費が増やせるなんとかという本を書いていませんでしたか」と尋ねられちゃいました。「購読はしていないのですが、こういうタイトルは研究者の関心を引くのでお名前も覚えていたのですよ」とのことでした。「研究費が増やせるメディア活用術」のタイトルは、時に「(えげつない表現だけれど)山本さんの本意でないですよえ?」と尋ねてくれる上品な研究者もいらして。「そうなんです、営業担当者がこれでないと売れないというものですから」と私は答えていた(本当のこと)のですが、営業センスはやはりプロの方が優れていたのですね~。
会として正式の数人の挨拶のあとは、表に沿って全員を対象に、司会が簡単に紹介&本人が簡単に挨拶、と続きます。80人もいるので長々と話す人が出てくると大変ですが、そうならなかったのがすばらしいです。これで各自、効率的に「あとでBテーブルのこの人と話してみよう」と服装や容姿を頭にインプットできたというわけです。
そしてようやく、「ではご飲食、ご歓談を」となって食事の大皿が来て。さあ食べようと箸を付けるまもなく、各自が席を立っての交流が始まって…。な、悩ましい。仕様がないので、狙いの人が空いていれば先に飛んでいき、話す相手がいなくなったらテーブルに飛んで戻って箸を取り…、みたいな感じでした(笑)。
途中退席はほとんど目につかなかったので、参加者は皆、私と同様「有意義な会だった」という思いだったのではないかしらん。第一回の会合だったのもあるのでしょうけれど、大成功ですね。大きな会合を企画されているブログ読者の皆様、この会のポイントを参考に、ぜひ魅力的な交流会を実現してくださいませ!
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コメント
ご無沙汰しております。交流会もちょっとの工夫でこの美味さ?みたいなところが大きいのですね。
どうぞ、暑さきびしき折
お体には十分お気を付けください。
その時は高麗ニンジンですね(笑)
投稿: watoson | 2014年7月17日 (木) 20時26分