年齢や学歴を知らせてしまう理由
「1964年生まれって出すなんて、山本さんらしいね」。2冊目の本「理系のための就活ガイド」を贈った学生時代の恩師は、そういってくれました。そうなのです、東京オリンピックや新幹線と同じ年に生まれた私。先ごろ50歳の区切りを迎えました!
一般論として、「プロフィルを出す機会があった場合、年齢や学歴は一般に、なるべく見せた方がよい」というのが私の考えです。初めての相手が「こんな人なんだ」とわかるというのが理由の一つです。そしてもう一つの理由は、「昔の知人と再会するきっかけになる」からです。
今秋冬は、同窓会を含め、高校や大学時代の知人と再会するチャンスがなぜか多かったのです。そして実際に何人かに「名前をみて、あれっと思って、プロフィルで年齢や大学がわかったので、間違いないと思ったよ」といわれました。「だから声をかけたんだ」という人もいて、お礼の後の名刺交換で「まあ、こんなお仕事しているの。取材に参りますよ~」と仕事にシッカリつなげる(もちろん相手が喜んでくれる範囲で)よう動いちゃいました。
何事でもそうですが、「問われても答えない」のは、「よほど隠したいこと」。大人はマナーとして、それ以上は突っ込んで聞かないものです。さらに「出した方が自然なのに出さない」のも、「あまり知らせたくないのだな」と感じさせます。
これに対して、年を重ねていたって、出身校がブランド校なくたって、さらには田舎育ちだって、親御さんを早くに亡くしていたって、結婚していないとか子供がいないとか離婚しているとか再婚が2度あるとか(めったないかな、笑)、そういう表に出せる(おしゃべりの席で口にできる)人は、「これらのことにコンプレックスを持っていない前向きな人なんだな」と感じさせます。話す内容ではなく、「自ら話すかどうか」でその人の人間性が明らかになる、というのは興味深いものですね。
年齢の場合、実年齢より老けて見える人なら「落ちついて見えるのに、まだまだこれからなのですね!」となり、実年齢より若く見える人なら「若くみえて素敵ですね!」となる。あ、ちょっと前向きすぎかな?
社会生活では、「なるべくよい方に解釈する前向き姿勢」が基本。でも、「締めた方がいい場合は、マイナスの可能性も考慮して慎重に」というバランスが大事なのだと思います。今年もブログ読者の皆様にも、いろいろなことがあったことでしょう。来年はどうなることかと思いを巡らせることでしょう。そのどちらにおいても、「基本はプラス思考&適度にマイナスの判断」で。この形でどうぞ、来年もおつきあいくださいね。では、よいお年をお迎えください。
| 固定リンク | 0 | コメント (0) | トラックバック (0)