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2015年5月

2015年5月31日 (日)

親しい人が体調不良で

会社と身内で親しい2人が、体調不良と知りました。それぞれ別の病気ですがどちらも「ええっ」という意外性です。少し前に情報を得て、連絡してあげたいと思っていました。ところが今、仕事が記者クラブ幹事もあって余裕がない。そのため、「もう少しゆっくりした時に」と先送りにしていました。そうしたら。忙しい仕事の合間に、何度かぼわっとその二人のことを思い出してしまうこととなり…。参りました。先ほど、様子うかがいの少し長めのメールを出したところです。

弱い人への気づかいや支援というのは、「自らがしっかりしていること」が第一だと私、思っていたのですよ。学生時代、気軽に「お手伝いしましょうか」と初対面の家族連れに声をかけて、高齢者を誘導してあげた結果、私の方がわからなくなってしまい、大迷惑をかけたことがあるのです。これがトラウマになり、「責任が持てないくせに、生半可な親切心を出してはだめ」と自らに言い聞かせていました。だから今回も、「自分がてんてこ舞いの時はパス」と思ったわけです。

でも、思い直しました。強い人、余裕のある人は本当の意味で弱い人の気持ちに思い至らないもの。支援してあげたところで、関係性は自然なものにならない面があります。でも弱い面を持っている人は違う。身体が弱いとか、お金がないとか、忙しいとか、十分に余裕がない人が、できる範囲で支援をして「支え合う」方が本質的なのかなと思ったわけです。余裕がない者同士で支え合って結局、しぶとくがんばれる…はず。幹事が終わったら、二人に会いに行く時間を作り出そうと思います。大地震が来なければ、ね。ここ数日、地震頻発&昨日はかなり大きいのがあったので、そちらの心配もしながらとなっています。

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2015年5月17日 (日)

準備万端

何が準備万端か? って、今年の幹事業務です。明日から本格的に始まります。当番中の3週間は体力第一。途中で「△が変!」「○がない」とイライラしないよう、公私ともに準備を進めました。家庭用品の買い置きなど買い物をすませ、病院や金融機関の関係に区切りを付け、体力増強の陶陶酒(養命酒から今年はチェンジ)やらプロポリスやらビタミン剤の補給やらを完了し…と進めました。

反省点は季節の洋服の入れ替えです。秋に比べて春は一気に気候が変わるので、4月の間物をあれこれ悩むなんていうのは、忙しい人はパスするのが正解かもしれないと思いました。おしゃれな人は間物をあれこれ楽しむし、忙しくてもパーティとかポイントの日だけは思案がいりますが、「普段は服でイライラしたくない」ならこの方がよいですね。つまり、「真冬ではない冬物」と「真夏ではない初夏物」の間で入れ替えをし、「間物は春は出さない、秋のみに着る」という選択です。来年はこのブログを見直して、失敗しないようにしようっと。カレンダーの12月の欄に、来年への引き継ぎ事項としてメモしておきますか~。

仕事も大物の出稿を終了。机周りの資料も部分的にですがすませました。私は完璧主義でも過度の心配性でもないのですが、体力のなさなど自分の弱みを補う対策はしておこうというタイプなのです。

幹事は4~6月をタイプの異なるメディア4社が「相幹事」なのですが、そのうち3週間ずつをメーン幹事として分担します。3月、「いつ決めるのかな。まだ先かな」と気になりながらも他メディアに気軽に聞けないほど、センシティブな私。じゃんけんでは過去、うまくいかなかったので「もしよかったらあみだくじにしてもらえませんか。じゃんけんと違い、一発で決まらないのでさほど緊張しなくて、心の平安のためにお願いしたいのです」と、子供みたいな説明をしてリクエスト。「あみだくじなんて久しぶりだなあ」と言われ、ますます「子供っぽいかしらん」と考えてしまう私。そういえば子供の頃は神経質だった気がします。くじの結果、優先順位は4社中3社目。皆が狙うゴールデンウイーク中(大物の飛び込み以外は、休日続きで業務なしで超魅力的)は今回も採れず。どういうわけかまた去年とまったく同じ時期に決まりました。政府の動きもけっこうある時なのでばたばたするのですが、でも様子が分かっている時期というのはプラスかもしれません。というわけで、後ろ向きと前向きと両方の感情を持ちながらも、とりあえず準備万端、です。

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2015年5月10日 (日)

ゴールデンウイーク夜に世界遺産

近代日本の産業革命の世界遺産、来ましたね! 暦通りで5日間連休のゴールデンウイーク中でした。担当の内閣官房からのメール(スマホで受けるようメアドを申請済み)でまず、「明日の発表になる可能性が大。でもそうでないかもしれない」と入りました。この時点でかなりほっとしました。いつか分からないという状況がずっと続くのは嫌ですものね。

次のメールは翌日で「30分後に速報を予定」というもの。おおお、すでに政府としては連絡を受けていて、そのうえでの予告メールだから、「OK」という結果とみられます。そして世界遺産委員会で議論する対象リストへの「記載」を、諮問機関のイコモスが決めた、とのメールが。テレビ局は夜21時のニュースで流す体制ね、と思いつつ、私も弊社幹部とやりとりのうえ会見へ出かける準備です。会見は22時30分から約1時間でした。休日、遅い時間に。でもね、これが結構よかったのですよ。すでに休日で元気になったうえでの出、でしたから。金曜夜なんかに来たらへとへとだったろうと思うと、「楽」でしたわ~。

世界遺産対応は私も今回、初めてで、事前メディア説明会の時には「昨年は予想外に早くきて、説明会をした日の真夜中24時ころの連絡で、政府の担当者もすっかり帰宅していた」という状況だったそうです。そのためメディア側からも「だいたい何日くらいか、絞っての連絡がほしい、と現地にプッシュできないか」というニーズが今回、強く出ました。これに対してパリの方は「日本の事情はわかっている、しかしなんでそんなにうるさいのだ、そんなことをいってくるのは日本だけだ」とつれなくて、相手の気分を害する(その結果、もっと冷たい対応になってしまう)ぎりぎりのところだったらしいです。

確かにねえ、世界遺産って世界中で1000件超ですからね。日本だって今回19件目で。そういえば海外旅行の時、「わあ、ここ行きたい! 世界遺産ですって!」と騒ぐも、その国の世界遺産は数十あることが判明して「なあんだ」と思った記憶も…。

でも、軍艦島、行ってみたいよねえ。世界遺産候補になるまで知らなかったんですよ、恥ずかしながら。すぐは混み混みだから、6月に決定しても(決定しなくても)別にいいわ。3年くらいのうちに行ってみたいな。えっ、3年のうちに、ってゆっくりしすぎ? これってミーハーなのか、それともミーハーではないのか、果たして…。

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2015年5月 3日 (日)

記事切抜を車内読み&長期保存22年

日曜版は一般紙の「楽しい読みもの」別刷りとして、普段の紙面とは違う楽しみです。万人向けの雑誌、のような感じでしょうか。ゴールデンウイークのような余裕のある休日に、数カ月分ためてあったものから切り抜いています。

ためてあったものを読む、のではないのですよ。興味あるものをチェックして切り抜くだけ。読むのは、平日の帰宅時の電車の中です。平日の新聞の「家庭欄」などに載っている記事、健康関連情報なども同様です。イリーの通勤なら少なめ」「遠出取材なら多め」と分量も自由に調整できるし、多く持参しても軽いし。いったんチェックしているから内容もそれほどはずれはなくて、疲れている時に気楽に読むのにもってこいです。読んだうえで捨てる分と、自宅に持って帰って保存にするのと、分けるのも簡単です。

切り抜いた新聞記事を電車内で読む、ということは、「急ぎではないけれど読んでおいた方がいい日々の記事」でもします。担当のテーマではないけれど、幅広く科学技術・大学にかかわる記事などがこれに相当します。不思議なのは、新聞購読派が社会人の多数を占めていたかつても含め、「切り抜きを電車の中などで読んでいる」という人をほとんど見かけないことです。新聞は開いたその時点で、読むか飛ばすか二者択一ということなのでしょうか。

もう一つ、人と違う使い方としては、記事の長期保存があります。自分の記事をスクラップノートに貼って保存する以外は、仕事関係の情報は古くなると役立ちません。ところがこういう「生活関連読み物記事」は古びません。A4袋に分類しておいていて、いざというときに探します。昔からの習慣です。今でもインターネットは「ヒントがあって検索」というのにはいいけれど、「そうなんだ! 知らなかった」という情報提供は、新聞とか雑誌に軍配が上がると思うのです。

それでも少し前に、「あまりに古い情報は捨てよう」とA4袋をひっくり返し、読み直し(当然、通勤の帰り道に車中で)したのですが、これがなかなか捨てがたい。「そうなんだ」って数年ぶりに思い直し、「やっぱりおいておこう」という判断を、かなりの記事でしてしまいました。これは我ながら意外でした。自分の関心事は年数たっても変わらないっていうことでしょうかネ。

ゴールデンウイークの遊び計画を立てよう、と思って取り出した切り抜きは、なんと! 22年前の記事。今もまだクローズドになってはいない施設のものでした。「おいてあるものを目にする」ということで、「そうだ、こんなのがあった」と思い出す効果、これもいいのではないでしょうか。

「新聞、本当は好きじゃないんですよ。仕事に必要だから毎日読むだけであって」と私は時々、口にしていました。そのため「退職後、新聞購読を止めるシニアが多いのは仕方ないよね」とも思っていました。けれども、今回のような慣習を考えると、実は違うかもしれません。もしかしたら80歳になっても「この情報は、そのうち気になるかも…」と切り抜いて、22年後に備えているのかもしれません。

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