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2016年1月

2016年1月31日 (日)

忘年会より新年会

新年会の方が忘年会よりも私は断然、歓迎です。だって年末はかなり忙しい、っていうのが多くの人に共通の状況ではありませんか? 年があけての懇親会なら、今年みたいに国会が早く始まってしまった年であっても、全体的にいえば時間がとりやすいでしょ。今冬は年齢のため冷えるのか、胃腸があまり元気でなく、もともと少なめの飲酒は避け、食べる方にエネルギーを注ぎながら参加します。

最近あった仕事がらみの懇親会/新年会は充実です。大学幹部との場は、他メディアと一緒のものもそうでないものも、ネタ満載で仕事に直結です。某委員会の集まりは出席者の格が高くて、「そういう視点は持っていなかったな」と考えさせられます。科学技術村の裏話も興味大。某氏の話など本当は、このブログに片端から並べて行きたいくらいでした(笑)。それから親しい”仲間”的な集まりに初顔の中小企業の創業者社長が加わったケースでは、初対面あいさつで「日刊工業新聞ですか。若い地元記者がしつこく、アプローチしてくるんですよ。日刊工業というと『おっと』という気になっちゃいますよ」との反応。その場では謝りましたが、記者は「しつこい」ってほめ言葉ですからね。「私からの援護射撃はどういう形ができるかしら」って思案しちゃいました。

今日は昨秋の高校学年同窓会の”二次会”バージョン。高校時代の関連で何かするというと、どうしても最終学年の3年次のクラスになってしまうけど、今回は1年次のクラスでわりと仲がよかった(?)グループ有志です。?を付けたのは、私はたぶん、今回の幹事と昨秋の集まりで名刺交換していたので、声をかけてもらった、というのが正解かと。でもそんなのは気にしません。1年次はまだ文理が分かれていなかったから、3年次理系クラスの同級生とは、違うタイプの仕事をしている人が多いわけで。日曜の朝7時にこのブログを書いているのは、そんな新たな取材先の開拓へ(?!)出向く予定が控えているからなのです。

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2016年1月24日 (日)

憧れの官僚カップル

文科省の役人に「カップルではないか」と気になる二人がいました。ちょっと珍しい名前なのに同じ名字です。以前、別の人で「彼は省内結婚でね」と聞いて、「そういえば省内結婚、もっといてもよさそうなのに」と思うも、それ以後それらしい組み合わせに会っていませんでした。科学技術は女性が少ないけど、文教は女性も多いのに。ので、こちらは「私が自分で見つけた」気分です。両者とも感じがよく素敵で、「年の差婚かしら」というのもますます気になります。それで、年末年始の官僚とメディアの交流チャンスに、ご本人にアタックしてみました。ブログでは仮名で参りますね。

まずは男性の吉川さん。課長以上の幹部とメディア(記者クラブ員と論説委員)の立食年末懇親会です。後半、馳浩文科相が空手チョップを披露(初めて見ました。すごい音でびっくり)、生け贄はもんじゅの有識者会合初回開催が遅れている責任で、担当局長が受けるというイベントもあった懇親会でした。

世間話もそこそこに、私「あのう吉川さん、吉川としこさん(仮名、ひらがな表記)っていらっしゃいますよね」、吉「? …吉川としこは私の妻ですが」。えええっ、やっぱり!! 夫婦なんだ~。吉「山本さん、どこで知ったんですか」、私「以前、△の取材でお会いして」、吉「△ですか?」、私「えっ、△って○で□で…」。なんだなんだ、△の担当じゃあなかったかしらん。私「吉田としこさんが…」。吉「? 吉田としこは、うちの職員ですが」。えっ、どうなっているの。職員って何?(いつも役人とか官僚とかという言葉を使っていたのでわかりませんでしたが、正式には”文科省職員”なんですね)、とあせります。それでようやく、判明しました。別人。名字が違うんです。文科省の男性の吉川さんの奥様は、吉川としこさん。文科省の女性は、吉田としこさん。混同していたことが判明しました。実名は、吉川・吉田よりも珍しい名前だったのですが偶然、下の名前は同じだったんですね。

そして年明けて、予算の論説懇談会。私の席の近くに吉川としこさんならぬ、吉田としこさんを発見。年末の顛末をご報告しました。吉川、吉田の両者が嬉しそうに(?)口にしたのは「年が離れているじゃあないですか」ってこと。いやそれは私も考えたんですよ。「20歳は離れていないよね」って。それくらいだと、珍しいけれどありうるなって思ったんです。でもそうはいっても、それだけの年の差で省内カップルだったら、とっくにどこかで話を耳にしたはず。その思い至らなさが記者としてまずいかも。っていうか、名前の勘違いの方が重篤です。計画を練りに練っての初対面相手への突撃取材が、人違いだったりして…。

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2016年1月16日 (土)

手袋を落とし、カバンを忘れて

年末に手袋を落とし、年明けにデイパック(カバン)を忘れました。結論からいうと、二つとも戻ってきて本当によかった、という出来事です。が、自分の注意喚起のためにも(恥ずかしい話ですが)、ここに記しておくことにします。

手袋は文科省から取材先へ行く途中で、コートのポケットから落ちたことに気づきました。まず、地下鉄の駅で尋ねると、「駅で届けがあるとすぐにメトロの遺失物センターのコンピューターに入力されるので、当日の夜にでも再度、確認を」といわれました。「そうなんだ~、それならすぐわかるかも」と思うも、見つかりません。文科省の建物の管理センターでもなし。普通の黒の手袋では難しいかなあ…。

いったんはあきらめたのです。でも、秋口に使っていた手袋で代用してみると、落とした真冬もののほうが断然、温かい。外は皮で裏地がウールだからです。やっぱり悔しい。「なんとか取り戻したい」。それで年末、補正予算に通常予算とばたばたする中、メトロから物が移される警視庁の遺失物センター(飯田橋)へアタック。直接、探しに出向きました。日付けと、落としたであろう区、電車や駅の路線で絞ってもらった「手袋、片手」の落し物は、大きなゴミ袋二つ分。色など明らかに違うものから順にはじいていって、見つけました!! よかった~。愛おしさ、急上昇。これから大事に使います。半分、出ているとわかっているポケットに、突っ込んだままにするなんてこと、もういたしませんから(今回は、そうしていたってことです…)。

デイパック(平たく言うとリュック)はついこの間の帰宅時のこと。珍しく紙の手提げと荷物が二つで、おもしろい本を手にしていたのが、危険信号だったと後で思いました。電車内で立ってデイパックを網棚にあげ、席が空いて座り、「これはすごい」と本の内容(企業広報人の裏話)に感心しながら、駅に着いたので紙袋を手に下車をした…というわけです。すぐデイパックを網棚に忘れてきたたことに気づいて、終点駅で回収してもらい、1時間後に取り戻すことができました。悪い人が、置き忘れられたデイパックから貴重品を抜き出すという目に合わずに済んで、助かりました。

デイパック忘れの事件でラッキーだったのは、利用していた電車が各駅停車で数駅先で終わるものだったこと。いまどきは都心部と東京近郊の路線乗り入れが増えたので、下手をしたら終点がうんと遠くということもありますからね。それと、本と、紙袋(中身は書類)に加えて、定期と交通カードのスイカは手元に残っていたことです。スマホはなかったけれども、スイカ支払いのコンビニで缶スープを購入、空腹を満たして少しほっとできましたから。それで、思いました。「やっぱりこの形がいいんだ。小学生みたいだって笑われることもあるけれど、定期入れを首から下げているっていうスタイルは」。ちょっと変な開き直りかしらん。いずれにせよ、うっかりの多い私。落し物も忘れ物も、しやすいことを意識して、これからは「かわいいみんな、手袋もデイパックも、ちゃんと私の元に返ってくるんだよ~」と、おまじないをキッチリかけることにいたします。

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2016年1月11日 (月)

物材機構、橋本理事長の勢い

物質・材料研究機構の橋本和仁(わじんさん、と愛称?で呼ぶ人もいますが、正式には、かずひと、です)新理事長が登壇する女性リーダー育成のシンポジウムに出席しました。
https://simulconf.com/leadership/

当初は潮田資勝前理事長(しおた、ではなく、うしおだ、とこちらは読みます)の予定でしたが、年末に文科省から新理事長の発表があって。4月から新中計が始まるので、新しい人で今から進めた方がよいというので、1.1付の就任です。シンポでは「解決には、どうしたらいいんでしょうね。具体的に、こうしてほしいと出してくれれば、僕から安倍総理につなぎますよ。具体的に、ですよ」と、橋本節の炸裂に、私を含めた出席者、驚愕です~。シンポジウムって「こうしなくてはいけない」という声は盛りだくさんであっても、「じゃあ総理に私から進言しましょう」といえる人は普通、いませんからね。

内閣府の総合科学技術・イノベーション会議(トップは安倍総理)の議員として、一方で東京大学の工学系研究科の教授として、橋本先生は政府と研究現場の両方に足を突っ込んだこれまでにない立場の人でした。産業競争力会議の一員でもあり、産業界から大学に向けた改革意向を発信する色が強かったため、大学人には嫌がられている面がありました。でも、光触媒という新たな市場開拓を、藤嶋昭先生と実現してきただけあって、産も学もよくわかっている。学術研究でいうと、実は理学系で、私は独自取材でお邪魔した時に、『こんな細かい(基礎)こともやっているの』と驚いたことがあって、つまり「学術基礎研究の意義」も深く理解している。そのうえでの強い発信力ですから、科技メディア人としては引きつけられるのは当然です。

さらに物材機構。これもまた個性的で近年、存在感が急上昇です。文科省のWPI事業採択で、外国人若手研究者が急増あたりから「変わった研究所だな」と。国立研究開発法人で一段上の「特定」指定はどこか、と2年ほど前に騒がれたときに、潮田前理事長(実はその前の北陸先端科学技術大学院大学の学長としても、私はお会いしていたんです)の取材で、「特許料収入や論文引用度の成果は、規模大&総合分野の理化学研究所、産業技術総合研究所と規模を補正して比べると、ダントツにこちらが高い」という記事も書いていました。ですから12月末に人事リリースを見たときは「おおお~!」って思いましたよ。

というわけで、これからの物材&理事長が楽しみです。近くメディア向けお披露目があるとのことで、ここでの発言も注目。そして科技関係の皆様、冒頭の発言を思い出して、暖めた企画をぶつけるキーパーソンとして、橋本理事長の活用(笑)を思案して参りましょう!

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2016年1月 5日 (火)

年末年始のババ抜き

新年おめでとうございます。ババ抜きといってもトランプゲームをお正月にしたという話ではありません。ババはですね、「年末年始の全国的な休みの前に、すべき仕事の連絡をどこで小休止とするか」という事柄なのです。

年末が近づいてくると、記者発表がだだだと入ってくるのは、「今年中に片付けてしまわなくては」という発表側の気持ちだろうと想像しています。同様にメールにおいて、取材先や職場の仲間との間のやりとりも、「今年中に調べ終えて返事を」とか「依頼だけは先に済ませておいて」とか、互いに競うように動いている気がします。自分もまた、「年明けでいいのに」と思いつつ、そのうちの3つに1つは思い直し、対応したりしていました。まるで、「きゃあ、ババ(メール返事)がきちゃった、早く他の人に回さなくっちゃ」とメールを仕返す、という状況でした。

とある案件では、仕事納めの前日に来たものですから、メール返事を悩みました。タイトルは「Aについて」。私は「こんなぎりぎりに、次の仕事の対応を求めるなんて、ちょっと失礼じゃないかしらん」と思い、返事は年明けにすることにしました。精神衛生上、仕事漬けを避けたいと思う私は、年末年始中のメールチェックは棚上げです。

それで仕事始めの昨日、メールをチェックすると、あれ? メール一覧のタイトルに、「Re:Aについて」というのがあるではないですか。これ、なに? 開けてみると、相手の文面の次に、私が年末に返事をした記録となった文面が付いています。…自分では覚えていなかったけれど、悩んだ末のメール返事をしていた、という状況だったわけです。大丈夫かしらん、私。こんな私ですが、どうぞ見捨てずに皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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