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2016年1月11日 (月)

物材機構、橋本理事長の勢い

物質・材料研究機構の橋本和仁(わじんさん、と愛称?で呼ぶ人もいますが、正式には、かずひと、です)新理事長が登壇する女性リーダー育成のシンポジウムに出席しました。
https://simulconf.com/leadership/

当初は潮田資勝前理事長(しおた、ではなく、うしおだ、とこちらは読みます)の予定でしたが、年末に文科省から新理事長の発表があって。4月から新中計が始まるので、新しい人で今から進めた方がよいというので、1.1付の就任です。シンポでは「解決には、どうしたらいいんでしょうね。具体的に、こうしてほしいと出してくれれば、僕から安倍総理につなぎますよ。具体的に、ですよ」と、橋本節の炸裂に、私を含めた出席者、驚愕です~。シンポジウムって「こうしなくてはいけない」という声は盛りだくさんであっても、「じゃあ総理に私から進言しましょう」といえる人は普通、いませんからね。

内閣府の総合科学技術・イノベーション会議(トップは安倍総理)の議員として、一方で東京大学の工学系研究科の教授として、橋本先生は政府と研究現場の両方に足を突っ込んだこれまでにない立場の人でした。産業競争力会議の一員でもあり、産業界から大学に向けた改革意向を発信する色が強かったため、大学人には嫌がられている面がありました。でも、光触媒という新たな市場開拓を、藤嶋昭先生と実現してきただけあって、産も学もよくわかっている。学術研究でいうと、実は理学系で、私は独自取材でお邪魔した時に、『こんな細かい(基礎)こともやっているの』と驚いたことがあって、つまり「学術基礎研究の意義」も深く理解している。そのうえでの強い発信力ですから、科技メディア人としては引きつけられるのは当然です。

さらに物材機構。これもまた個性的で近年、存在感が急上昇です。文科省のWPI事業採択で、外国人若手研究者が急増あたりから「変わった研究所だな」と。国立研究開発法人で一段上の「特定」指定はどこか、と2年ほど前に騒がれたときに、潮田前理事長(実はその前の北陸先端科学技術大学院大学の学長としても、私はお会いしていたんです)の取材で、「特許料収入や論文引用度の成果は、規模大&総合分野の理化学研究所、産業技術総合研究所と規模を補正して比べると、ダントツにこちらが高い」という記事も書いていました。ですから12月末に人事リリースを見たときは「おおお~!」って思いましたよ。

というわけで、これからの物材&理事長が楽しみです。近くメディア向けお披露目があるとのことで、ここでの発言も注目。そして科技関係の皆様、冒頭の発言を思い出して、暖めた企画をぶつけるキーパーソンとして、橋本理事長の活用(笑)を思案して参りましょう!

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