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2016年8月

2016年8月31日 (水)

概算祭りと追加便

概算取材、今年は1週間の間に記事4本が1面に載るという、私としてはかつてない好成績のものとなりました。自慢しちゃいますよ~。

◎16.8.25(木)付1面は2連発。一度に2本、1面に載るなんて初めての経験です。 「『挑戦的』研究に助成 社会基盤刷新と新産業創出 文科省」と 「物材機構が新拠点 材料の基礎研究集約 企業の投資 効率化」が並びました。

◎8.26(金)付1面は 「データ科学の拠点形成 文科省 57億円」 都心部向けの後版は、地方の早い版に比べカットされてしまい、やや残念。でも、すごいニュースが後から来ると「後版では落っこちちゃう(1面から他の面に戻される)」こともあるので、そうならなくて幸いです。

◎同じく8.26の2面には 「科技分野1兆1254億円 イノベーション創出推進」。それから仲間の執筆ですが「『ひとみ』代替機39億円 文科省 X千天文衛星を開発」もあります。

◎8.29(月)付1面は「ビッグデータ産業活用 文科省 大学などで人材育成」。このうち国立大支援の分は残念ながら、弊紙が対応できない夕刊・週末掲載で、読売と日経に載りまして、「抜き」ではなくなりました。が、ポスドクに対する人材育成事業と2本、合わせての執筆は弊紙のみです。

◎同じ日の2面は「”産学共創”体制強化 文科省」で国立大学の基盤的経費の内訳を書きました。合わせて仲間が「社会の在り方変える研究実用化」も載せています。

すごいですねえ。これらすべてが発表前の記事なのです! 2面の月付は他省庁の案件もてんこもりで、「概算祭り、になっているよ」との声が。本当、そういう感じですね。私は大きなニュースでも、「同じ話を他メディアと一緒になって書く」という祭りは好きではないのですよ。でも今回は、「かなりの部分を、ウチがリード(抜き)しての祭り」ですからね。嬉しいものです。

ところで。なぜか、25日の物材機構の一面記事は、文科省の記事スクラップ(コピーで省内を回る)に採用され忘れていました。一面なのに、目立たなかった?? 声をかけたところ、翌日のスクラップの最後に「追加便」として添付されました。

実は同様のケースがもう一つ。7月13日付の1面トップ「科研費に大型助成 新設 2千万円 独創的研究後押し 文科省」です。表も写真も入った大きな一面トップです。それが、「どんなに目立ってるかな」とワクワクしながらスクラップを見に行くと、ない。…なぜ? で、これも追加便をお願いしました。小さい記事じゃないのに、省内に知られないなんて悔しいもん。「どうしたんでしょうね」と何人かに話すと、複数の人が「日刊工業の1面トップに科研費が載ると思わなかったんじゃないの」と返してきました。うーん、その感想は確かにそうだ、と私も思いましたが…。しかしまあ、一面の記事のスクラップは落とさないでほしいですよ~。広報セクションのご担当者様、よろしくお願いします。

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2016年8月28日 (日)

ドラマ「ノンママ白書」にハマる

テレビドラマを毎週、見るなんていったい何年ぶりでしょう。20年ぶりというところでしょうか。土曜の夜11時40分の「ノンママ白書」を録画して見ています。ヒロインは中堅広告代理店に勤務する50歳、バツイチ、部長に昇格したばかり。男女雇用機会均等法世代で、子供を持たない選択をした「ノンママ」(というらしい)です。時は”ワーキングマザー賛歌”が響く今。上からも下からも、女性にも男性にも突き上げられて…その中での恋に仕事に奮闘するストーリーです。

ドラマのPRをみて「どれくらい描けているかな、つまんないんじゃないかな?」と思案しながらの鑑賞でしたが、これがおもしろい。ドラマ制作の周辺に、同様の等身大の人たちがそれなりの数でいて、よってリアリティーを持った作品になっているのだと想像しています。

悩ましいのは放映時間です。土曜の夜はゆっくり夜更かし、ではなくて、しっかり寝なくちゃというタイプですので。そのため27土(昨日)の夕方に20土の放映分を見て、録画予約は27土はすでに済ませているので、9月3日の土曜分をセットとなりました。来週も同じパターンになると思うのだけど、これって結構、複雑…。どこかで間違えそう。テレビを録画してあれこれ楽しむ人って、こんなムズカシイことを多種類の番組でやっているんだ~。

ムズカシイでいうと、このブログもそうです。新しいパソコンで書き始めたからです。キーの位置が違っていて、文章のタイピングに時間がかかるのです…。来週は、概算取材の今年度版を執筆するつもり(ブログで仕事ものが久々、笑)です。現時点ですでに、それなりに書き込みたい気分で、しかもまだ渦中にあるだけに、長めになりそうです。よって執筆は、旧パソコンをひっぱり出して対応することになってしまうかもしれません?!

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2016年8月20日 (土)

「女性活躍推進」では声がかからない私

女性活躍推進で社会がこれだけ盛り上がっているにもかかわらず、この数年、この切り口で私に声がかかったことが、まったくありません。なぜでしょうネ?? 大企業の管理職でも、大学の役員でもないし、50代の均等法世代としてはイマイチなのかなあ。なんとなく悔しい気持ち…。が、前向きに(自分の都合のいいように、笑)、「別の切り口で情報発信させてもらってきたから、この切り口くらいはなくてもいいんじゃない?」とも考えます。つまり、科学記者だとか、博士号取得だとか、産学連携のコミュニケーションだとか、そういった切り口で個人の顔を出す機会がこれまであったから、ということです。

そんな切り口を感じられる読み物として、若い人のキャリア支援を手がける会社「アイディールジャパン」のウエブを紹介します。「ロールモデルを探せ!!」というコーナーのインタビュー記事、【私の履歴書、これまでのところ】です。
http://www.ideal-japan.jp/rollmodel/

ボリュームがあるので、ブログの読者には読み通してもらわなくて全然、問題ないです。各章のタイトルだけ紹介しますと…

1.典型的な理工系の学生でした
2.新聞記者に向いているキャラクターって?
3.「夜回り」って何ですか?
4.産学連携と博士号への挑戦
5.キャリアの危機を振り返ってみると
6.慎重、かつ大胆に
7.スペシャリストでセネラリスト

という具合です。私の【思い】がてんこ盛り。ここまで出したことは初めてです。っていうか、スターじゃなければこんな半生を振り返るインタビューをしてもらうことはないですからね。仕事を中心とした自分の生き方(これまでのところ)をまとめるチャンスを与えてくれた、大橋重子社長(私より少し下の世代の女性です)に感謝です。実をいうと、モノ書きという職業に配慮してくれて、原稿をかなり加筆させてもらえましたので、その点でも感謝(新聞記事は、こうはいきません、笑)です。

今回のブログアップのため読み直す中で、6章にこんな文章を見つけました。

「わたしのポジションは管理職ではないんですよ。論説委員というのは、記者職の中の上級職ではあるのですが。独立してビジネスをしている人や、芸術家と似ている面があるかもしれません」

「一般に企業における成功って、大勢の部下を持ち、予算や決定権があり、給与が高いということをイメージするでしょう。その意味で成功しているかどうか、にこだわる必要は、ないと思うんです」

「『これは社会にとって絶対に重要だ』ということを仕事で採り上げられるかどうか。その意味で、重要な仕事をしているという誇りは強く持っています」

私はやはり、「女性活躍推進で声がかかるような、かっこいい管理職ではないことは残念だな」と少しだけ、思っていたのですね。でも、自分の発言のこの文章を改めて目にして(ウエブにアップされたのは半年以上前のもの)、「社会にとって重要な(社会の人に喜んでもらえる)仕事をしている」ことは、組織を管理する立場かどうかと関係なく一番、大切なことなんだと振り返りました。多くの働く人(大多数は管理職ではない)のその思いが重なって、社会はよりよい方向に進んでいくのではないでしょうか。

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2016年8月14日 (日)

PCファイル整理で思う「絶対幸せ」

自宅のパソコンを近く新しいものに変えるので、このお盆期間は自宅と会社のPCのファイル整理に励みました。かなり進んで超嬉しい。「ファイルを探し出す」という点では、「今の検索機能なら、必ず見つけ出せるから、ヘタに整理しないでどんどん入れて置いておけばいいんじゃない」ともいう人もいます。けど、私は基本、「すっきりさせて、全体像が把握できる」形が好きなのです。

私は日記を書くのが好きなのですが、最近は週1のブログと10年日記を別にして、PCワードでの日記は頻繁にしてはいません。1年分まとめてのメモ書きになっているというのが正確なところ(笑)。日記じゃなくって「年記」状態です。ライフイベント続き!! っていう年代ではないから、これくらいがエネルギーのかけ方としてもちょうどいいんじゃない? と…。

写真ファイルは基本、楽しかった思い出ですが、日記ファイルとなると、希望通りならなかった辛い時期のものも少なくありません。仕事関連とプライベートの人間模様が圧倒的でに多いもの。希望が通じなかったり、誤解されるなどずれが生じたり、とにかく渦中にあって苦しかたり、先行きの不安が払拭されなかったり…。最近、大学院時代の一つ上の先輩が亡くなった(私大の教授で、一度取材にと思いつつ実行しそびれてしまった)、ことも、思いにふける一因かもしれません。

人によって悩みは様々で、その重みもいろいろあるけれど、どの人もその中で、なんとか前向きにやっていくしかないですよね…。ということで最近、Photo私が作った「四字熟語」を披露します。「絶対幸せ」。なんだこりゃ、と思われるでしょうけれど、ご容赦くださいね。これにはいろいろな意味が込められています。

1.「絶対に幸せになってやるぞ!」という苦しいときに自らを励ます言葉として。
 
2.幸せは、だれか比べてこちらが上だとかいうような相対的なものではない。周囲から見ると驚くような辛い体験をしていても、小さな明るさをみつけて前向きな人っていますよね。「幸せって、絶対的なものなんだな」「自分の意識次第で幸せを感じるんだな」という意識として。
 
3.さらにこれらは自分一人のことではなくて、自分の周囲や社会においても共通のこと。「社会はきっと幸せになる方向に進んでいく。そのために自分も貢献したい」「国や組織や個人の間でずれがあっても、正義vs悪と対立させるのではなく、双方の絶対的な基準を尊重してのコミュニケーションをしていくよう、自分も意識する」という姿勢で。

なんだか3番目は苦し紛れの後付のようですが、まあいいとしてもらいましょう。それにしてもどうです、この写真。恥ずかしいですねえ。同窓会旅行で金沢に行った時にした金箔飾り作りです。この四字熟語では他の人は意味がわからないよね、と思っていたら、迎えに来た同級生が爆笑。「佳世子らしい~」っていわれて。私の好きなほめ言葉です。というわけで、ハズカシイかなあと迷うもののブログアップです。まあ、目標は口にすると「後に引けない」となって結果、実現可能性がぐっと高まるっていいますからね。なにしろ金箔ですし。威力がありそう、でしょ? 

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2016年8月 7日 (日)

しっかり休むため【お盆は忙しい】

文部科学記者クラブには「ノーレクデー」という、「この間はレクを受け付けません」という期間があります。記者が安心して休めるようにするのが狙いです。もっともそうはいっても、「お盆にハワイ」という資金余裕がなかなかない場合は、予定をずらすしかありません。私は9月に休みをお願いしています。

お盆明けは例年、概算関連の取材に忙しくなります。ので、「旅行もあることだし、お盆の今のうちに、外部での取材案件をすませてしまおう」と動きます。9月半ば締め切りの割り当て企画の取材を、今しちゃうという具合ですね。近年は取材先も、一斉休み(大学はこれですね)と個別の休み取得が混在しています。そこで取材先AとBとCの状況を連立方程式として並べて、最適のアポイントの組み合わせを設定するため、連立方程式を解く。なんだか忙しいわあ~、というわけです。

これに今年から始まる「山の日」も影響します。プライベートでも「11祝、13土、14日の予定をどう入れるか、身内や友人の予定を連立方程式として解く」ことになるからです。今日も「お店Aの営業日を確認して、Bから返事がきたら、ペンディングをお願いしているCに連絡して、同時にDにあれをお願いしよう」とてんてこ舞いです。「この先は、概算疲れの休養週末も必要だし、旅行もあるし、9月末まで予定が一杯」みたいな気分です(笑)。

さらに明日から仲間が夏休みに入ります。よってこちらでも「急に対応すべき案件が、振ってくるかもしれない」と気になります。でも、自分も「9月には休むから」と思えば、まったくもって平気です。お互いにフォローして鋭気を養って、「よく学び(働き)よく遊べ」です。これは本当に大事なことですよね。

実は昨年、仕事上の問題を抱えていたため、我慢してまとまった休みを取りませんでした。1日休んで、少ししてもう1日、という程度。そうしたら、ちっともリフレッシュできなくて、「今年は休めなかった」とうつうつした気分を引きずる羽目になってしまいました。よくないですよね。

概算を抱えている文科省だって、財務省とのやりとりでの緊張を持ちつつも、合間をみて上手に休む、という課長の話を聞くと「いいな」って私は思います。年長者や管理職が率先して動かないと、周囲も休みづらいですからね。「休みはまだ決めていない」という方は、ぜひ心を入れ替えてください(笑)。「よく働き、よく遊べ」、さあご一緒に!!

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