本当に「キーワード」の記事じゃつまらない
弊紙木曜の大学・産学連携面に「キーワード」という欄があります。弊社の販売局が、「どのような記事が役に立っていますか」と読者インタビューを手がける中で、17.2.2付のキーワード「産学共同・受託研究と税」がいい、と言ってもらったことを知りました。
具体的には「そもそも研究開発税制で、1社単独の研究開発費より、大学との共同研究などなら、税メリットが大きいんですよ」という一般論と、17年度の改正で税額控除対象が広がるその内容と、背景としての政府支援の方向性と、三つのQAで書きました。読者は、産学連携支援も1事業として手がける振興企業なのですが、「ここまで解説してくれるメディアはほかにない」とほめてくれました~。
このコーナーは、その日の同じ面の記事にかかわる用語の解説と位置づけています。ただ、本当に「キーワード」そのものではつまらない。だってウェブ検索でなんだって出てくる時代ですから。そのため私は、記事に書ききれなかった内容を中心に、背景だとか、「他の大学ではどうか。今回のケースの特徴は何か」などを書いています。それで、大丈夫かな、こんな形でという不安も持っていたのですが、読者の声で意を強くしました。今後もコレで参ります。「キーワードのやや逸脱した解説」って具合でね。
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